<問題構成>
憲法、民法Ⅰ、民法Ⅱ、行政法、ミクロ、マクロ、財政学、行政学、社会学、経営学、政治学 (各5問)
<試験時間>
90分
問題は全部で55問あり、このうち40問を選択して解答します。ここで重要なのは、科目選択ではなく、問題選択という点です。好きな問題だけを選んで解答できるので、CSSのカリキュラムに従って、全ての科目を勉強しておく必要があります。というのも、特別区の試験は比較的基本的な簡単な問題が出題されますが、稀にわけの分からない問題が出ることがあるからです。24年度試験では、社会学で先生が「取れなくても仕方がない」とおっしゃるような問題が出題されました。また、特別区試験は試験日の早さから緊張することも多く、普段なら簡単に思える問題でもド忘れしてしまうことがあります。
私は特別区は志望度が低かったにも関わらず、全ての公務員試験の中で一番緊張しました。このような背景から、全ての科目で対応できるようにし、本番で詰まってしまった時はさっさとその問題を捨てて次の問題に移ることが出来るようにしておくと、確実に合格することが出来ると思います。私は、まず行政系科目をさっと解き、その後、法律系科目や経済を時間をかけて解いていました。
試験内容の難易度は簡単です。そして、個々の問題はどの科目も過去問の焼き直しです。従って、市販の問題集を繰り返し解くことによって高得点が取れるようになります。特別区の試験は試験時間が短いと言われますが、問題集を繰り返し、機械的に解くことができるようになると、自然に早く解ける力が身につくので、時間は特に気にする必要はありません。
40点満点を目標に勉強するとよいと思います。