出来る人と出来ない人との根本的な違い

従業員さんの労働のお陰で生活出来ているという意味
「今度の日曜日は休みますので」
何げにウチの仕上げ担当の三輪さんからそう言われました。
『いやいや、元々日曜日は休みやから』
と私は言うもののそれが実情だったりします。
顧客最優先の努力と姿勢には感謝しております。
その感謝は気持ち以上に金銭で応える。
もちろん経営者としていつもそのつもりでございます。
さて、昨今の製造業の経営者さんが言う、
「難しい案件を完成させた時の達成感!」
というフレーズ。
またそんな"達成感"を経営者さんが従業員さんと共有するそうでして、
棒読みで『あーそうなんや』
と私なんかは思いますが、
そう言うアレって何かどこかで流行しているのですかね?
ごく一般論を申し上げますが、
従業員さんは"達成感"を得る為に働きに来ているのではありません。
給料を稼ぎに働きに来ているのです。
そういった製造業の経営者は何か勘違いをしていないか?
また今更ですが、
「自分自身の周りから順番に(お金の面で)幸せにしてゆく」
とか経営者さんが宣っておられるのに、
安い労働力(あえて書きませんが)を大量雇用を是としていたり、
町工場の経営者って何かちぐはぐなんなことが多いようです。
町工場の経営者はもっともっと
『従業員さんに食わして貰っている』
という謙虚さと感謝の気持ちを持たねばならないと思っています。
具体的に言うと、(一例ですが)
給料袋に『感謝の言葉を一枚を添える」という
趣味の書道での経営者の承認欲求を満たす為のただの筆自慢よりも、
「諭吉さんをもう一枚添える」方が、
従業員さん的には喜ばれるはずです。
なぜそれをしないのか?
それは、経営者と自社の配分を手厚くしたいから、
そのしわ寄せで従業員さんへの配分を薄くする。
まあ、資本家ですからそれが社会一般の常識的なセンスだとは思います。
でも、そんなセンスでは
『今後の町工場の経営は続かないのでは?』
と私は思います。
ではどうすれば?
私はより多くの儲かっている側の経営者様のお話しをお伺いするよう努めておりますが、
やはり結論としてそれはもう”売上の底上げ”しかございません。
経営者が従業員さんの売上への貢献に最大限にお応えする。
その姿勢を見せる事。
それが回り回って売上アップに繋がる。
ギブアンドテイク!
金は天下の回りもの!!
さあ三輪さんは今度の日曜日お休みですが、
まずはお客様優先で頑張りましょう。。。