最悪の月でも黒字ならば怖いものは無い
毎年、大手企業様の決算明けの4月と5月は売上が凹みます。
例年は、どちらかの月なのですが、
今年の場合は4月・5月共に悪かったのです。
ただ、数年前から考えていたある事が達成出来ました。
私達のような町工場の受託加工などの場合は、
限界利益率(≒粗利率)が80~90%と比較的高いので、
売上は大きな数字ではありませんが、
1ヶ月に一人当たり100万円売り上げれば、
まあそこそこの給料をお支払いして、
ボーナスもそこそこ出せるような経営状態のようです。
一人当たりの粗利の基準で見ると、
粗利率が85%の工場の一人当たり100万円は、
粗利率が50%の工場の一人当たり約170万円の売り上げに相当する訳です。
私ら零細町工場なんぞを経営しておりますと、
不景気の時期ならもちろんの事、
年間でもメーカーの決算やらの都合の何やかんやで一ヶ月の売上高が増減いたします。
つまり、月次で赤字と黒字を繰り返して、
さあ、一年間の総額で、プラスか?それともマイナスか?
…だから、経営が不安定なんです。
私の理想の形はこうなんです。
「最悪の一ヶ月でも普通に給料とボーナスをお支払い出来る程度には売り上げる」
最悪レベルが2ヶ月連続はやはりキツいです。
でも、何とか黒字を達成出来ました。
黒字の範囲なら増える分には怖いものはない。
とにかく、余裕を持ってより多く売り上げるしかございませんね。
町工場は人と人の繋がりがすべて
微細なザクと微細加工アーティストへの道
さっき引き出しで探し物をしていたら、
数年前に作ってから紛失したと思っていた微細なMS-06ザクヘッドが出てまいりました。
うれしかったので、
再度撮影をしようと思いましたが、
思ったようには写ってくれず、
昔の写真を引っ張り出してきました。
よくもまあ撮影できたもんだ…と。
実は昔のその昔、
森精機さんの切削加工コンテストに出そうかと思って作っていたのですが、
「大人の事情」で発売元から許可を得ないと受付されない。
で、取りやめました。
今考えてみれば、
あの時の低レベルな切削加工技術にもかかわらず、
幅1mmのサイズでよく作ったもんだと思います。
結局は何の役にも立ちませんでしたが、
今の「微細加工アーティスト」としての第一歩だったのかもしれません。
えっ?「微細加工アーティスト」って何だって?
私も今作った言葉なのでよく知りません。
私らモノづくり屋の世界が特殊なのか?
当社は、展示会に出展する事で、新規での売込みをしております。
今朝、私の盟友からいただいた情報なのですが、
展示会において、
「わかる人にだけわかる展示をすれば、今までと同じ価格競争のまま。」
『誰にでもわかる展示をすれば、希望の人とマッチング出来る』
そんな専門業者の意見という内容でした。
私らモノづくり屋の場合、
誰にでもわかるような展示をしたら、
「これ、何をするものですか?」と、
関係ない人がお勉強の為に群がってくる。
何なら、世界に一個しか無い大事な展示サンプルをベタベタ触られたりする。
しかも、そんな人に限ってお名刺の交換どころかチラシすら持っていかない。
つまり、シロウトさんの餌食になってしまいます。
私が、インテックス大阪では無く、
お仕事が全国から集まってくる関東の展示会ばかりに出展するのも、
また、限られた人にしか展示内容がわからないような展示会で、
わかる人にだけわかる展示をするのも、
価格競争をしたくないからなんです。
つまり、適正な加工時間(工数)と時間単価を、
適正価格でご評価いただけるご発注者様を探しているんです。
その為には、展示会選びは重要ですし、
展示物も専門的なモノを置くように心掛けております。
以前は、人だかりが出来そうな展示物を人寄せの為に展示しておりましたが、
最近では置かないようになりました。
もちろん、当社をお探しいただけるのも、
当社の試作レンズ加工技術を求めておられる、
つまり、わかる人なのだと思います。
だからこれからも、
わかる人にだけわかる展示をしてまいります。
※次は、来月の自動車メーカーM本社での展示会です。
町工場は人と人の繋がりがすべて
朝から情報をくださいました盟友様、ありがとうございました。
