レンズ・プリズム・導光体の試作専門業者の本当にあった話
自社でやっている照明分野の開発案件に限界を感じていたメーカーの研究開発者様。
無限に考えられる光学系の組み合わせ、
以前の電球系統の光源とは違い、
LEDという自由度の高い光源を扱うため、
これまでの精度でOKだった案件も、
レンズやプリズムを同じ加工精度で納められても使い物になりません。
どれだけうまく設計をやっても、
結果としてうまくいかない仕事に、
メーカーの研究開発者様は今までのお付合いのある加工業者への限界を感じてきました。
レンズを精度良く仕上げるのはもちろん、
光学分野の設計や考えを理解してくれて、
守秘義務もしっかり果たす。
そんな受託加工先があればいいのに…
『レンズ・プリズム・導光体の試作専門業者!』
たまたま展示会で見かけた出展者のタペストリーの文言。
「一度、話だけでも聞いてみるか?」
それからのお付き合いで光部品だけはその
『レンズ・プリズム・導光体の試作専門業者!』
に任せる事にしました。
その後、メーカーの研究開発者様と当社とは10年近くのお付き合いとなり、
「この前、レンズ試作加工とかの新規の売り込みがあったので
御社(サークルアンドスクエア)の名前を出しときました。
『ああ、あのレンズの得意な…』
そこから二度と連絡はありませんでした。」
今では面倒な売り込み営業(技術の売り込み)のお断りのダシとしてお使いくださっているそうです。
ここまでの話は、正真正銘の実話です。
LED等のレンズ案件の設計と実機試験がうまくいかない時ですが、
①光源のクセ
②ホルダー等の幾何的なズレ
③試作レンズの精度と表面粗さ
④光学設計
この4パターンが考えられます。
①は選びなおし②は調整で何とかなりそうですが、
③だけはどうしようもありません。
先日、ある新規のメーカー様からの案件でこんな話がありました。
「樹脂メーカーに聞いた話ですがポリカはレンズ試作に向かないらしいですね?」
例えばポリカーボネイト(PC)の光部品の場合、
ほとんどの試作業者様が表面を溶剤でテカテカに溶かして透明にします。
一般的にポリカは磨いても鏡面にならないからです。
但し、それでは折角の光学設計も無意味になってしまいます
当社では溶剤で溶かしたりバーナーで炙ったりせずに精度良く鏡面に仕上げます。

こんな誠実なイメージの仕上げのプロが精度をしっかり守りながら鏡面に仕上げます。
オールラウンダーなプラスチック試作業者よりも光部品専門の試作業者。
お奨め!
注文の連鎖反応の恩恵を受けている側の人のおはなし
…まぁ、私には私なりの”金メダル”ってのがある訳です。
その”金メダル”に向かって日々研鑽錬磨努力しているのです。
「あなたの金メダルとは何ですか?」
さて、先日なんですが、
客観的に見ても高いレベルで稼いでいるプラスチック試作業者さん達と集まり、
意見交流会をやっておりました。
(正午ごろからPM 7:00ごろまで。もちろんマスク会食は強制です。)
私なんぞはそこに加われるだけでありがたいという崇高な場所です。
そこでピラミッド構造の話が出ました。
種蒔きから受注に至るまでのピラミッドです。
下手くそな図なんですが、
それを元に説明いたします。
まずは種まき期間。
この期間は今も続いているのですが、
当社の場合は展示会とホームページで展開しています。
オリジナル商品での発信でも、
有名なコマの大会とかのイベントでも、
有名なボブスレーなんかプロジェクトでも、
ともかくあちらこちらにたくさん種を撒いて、
その後刈り取るほどの実りを付ければそれで良い訳です。
飲食店の例え話ですが、
いくら美味しいラーメンを作っていても、
お店がどこにあるのか?周知されていなければ繁盛は見込めません。
もちろん、種蒔きという過程にに生きがいを見出していてはいけない。
それから、問い合わせと打ち合わせ。
あれだけたくさんの種まきをしたつもりなのに、
花を咲かせそうに育つなんてまずほんのわずかなんです。
皆無という場合も普通に有り得ます。
そこからさらに確率が下がりやっと受注に繋がります。
「やったぁ!注文を獲得したぜ!!」
問題なのはその先です。
お仕事が一回限りのスポット案件で終わってしまっては後に繋がりません。
それはお客様のフトコロ具合にも左右されるでしょうし、
もちろん、品物のクオリティーがNGなら話しになりません。
それが①のスポット案件の意味です。
②のリピート案件は、
繰り返し同じ案件の注文があるとか、
同じ発注者様からのご注文。
有り難いお客様でその流れをたくさん持っていれば良い結果になりますね。
さて、本日の本題。
③の注文の連鎖反応?ってなんじゃい!その言葉は?
私も聞いた事の無い言葉なのですが、
ともかく暫定的にこの表現になりました。
ご紹介者さまからさらにご紹介を得られる状態。
こうなれば立派なお仕事をしっかり納めておけば、
種まきの必要性は薄れます。(それはそれでもちろんやりますが…)
何のお話かと言いますと、
先日お会いしましたプラスチック試作業者さん達は、
その注文の連鎖反応の恩恵を受けているその真っ只中なんです。
そりゃ、儲かるわ!
では、その立場になるにはどうすれば良いのか?
…それがよくわからんのです。
ただ、注文の連鎖反応の恩恵を受けている側の方々のお話に耳を傾けるだけ。
ケーススタディーの積み重ねなんです。
一ついえる事は、
いくら大人数の集まりでも、
種まきに汲々としている側の話は役に立たないと言う事。
それは確かかと思います。
ものづくり屋は終わった業種と見られている事について
最近の傾向なんですが、
毎年赤字なのにIPO(新規での株式上場)なんていう
私から見れば不届き者の会社があります。
大概はIT関連とかECサイトの元締めとかそれ系です。
残念ながらものづくり屋ではそういうのはほとんど無いです。
なぜか?
それはITやECサイトは底が割れていない企業が多いからです。
株の取引きって基本的にはタレントの人気投票みたいに無責任なもんですからね。
無敗での一番人気で皐月賞にチャレンジして惨敗、
その後は一度も勝てずに忘れられ用途変更にされた競走馬と思い浮かべるてください。
あの”◎◎一番人気”は何やってん?
世の中にはよくあるパターンですね。
ものづくり屋なんて何度も底が割れてとっくに見透かされています。
特に中小のものづくり屋なんぞ予想で喩えるなら◎なんてもう付かないかもしれません。
つまり、市場の拡大が見込めないイメージなんです。
先日、自動車ヘッドランプの最大手企業の株が上がっているという経済ニュースがありましたが、
ちょうどテスラ社となんとかマスクの人が話題になっていた事もあり、
「これからは電気自動車の時代。だから自動車の電機関連が有望!!」
私からすれば「全然別の話やん!」とか思うんですけど…。
株式投資は無責任で適当な人気投票です。
だからまあそんなもん。
製造業にとって根本的に何かが好転するわけではありません。
そんな誤解でも無い限り製造業って評価される事は益々減少してゆくでしょう。
でも、大きな成長が見込めませんがITやECサイトと比べれば確実です。
つまり競馬の予想で△や×が付いていなくても大穴万馬券なんて事も、
ものづくり屋にはあるって事です。
人気先行と実力先行の違いですね。
知らんけど…。


