コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和) -28ページ目

勝ち負けの後の時代

和をもって尊しとする。

日本人の心の根底に流れている考え方です。

最近は、不況だからか、勝ち組とか負け組とか、
そんなつまらないことを言う人もほとんどいなくなりました。

むしろ大手企業からNPOや農業などに転職する人も増えているとかで、
「平和ボケ」なんて前近代的なイライラ型の人間は言うかもしれないけど、
個人的には、すっげぇいい時代になりそうだ、と予感しています。

勝ち負けの嫌いな日本人は、案外、不況が好きなのかもしれません(笑)。

さて、先日、塩田剛三さんという合気道の達人を知りました。
ウィキペディアに詳しく出ています

「不世出の達人」と呼ばれていたぐらいだから、
まぁ、シャレにならないぐらい本当に強かったんだと思います。

そんな達人に、ある日、弟子が
「合気道で一番強い技は何かを教えてください」と聞いたそうです。

塩田氏の答えはこうでした。

「それは自分を殺しに来た相手と友達になることだよ」

この言葉は、自分にとっても衝撃でした。

合気道の真骨頂とは何なのでしょう。

武道を極めたこともない自分が言うのもおこがましいのですが、
「人間というものに対する深い理解」だと思います。
その力を極めた者が、一番強い。

相手を倒したいとか思っている間はまだまだ。
相手を敵だと感じている時点で、それはあなたの弱さだ、と。
そう教えてくれているような気がしました。

強い自分になるための第一歩は、どんな相手も受け止められる心。
その心とは、相手の立場を理解し、通じ合える=仲良くできるチカラ、
つまり、それはすなわち「コミュニケーション能力」なのです。

塩田氏は、ずっと弟子に対して「人が人を倒すための武術が必要な時代は
終わった。そういう人間は自分が最後でいい。これからは和合の道として、
世の中の役に立てばよい」と語っていたそうです。

“勝ち負け”や“優劣”から生まれるものは、膨大な「恐怖」です。
恐怖が世の中を覆っては、もう暗くって暗くって、やってられません。

てか、「強くなりたい」「負けたくない」「相手をやっつけたい」という
発想自体が、すでに負けなんです、その人の弱さなんです。

イライラしたり、理不尽なことを言ったり、虚勢や虚栄を張るような、
そんな恐怖に怯える時代は、もう終わりにしましょう、
いや、ぶっちゃけ、もうかなり終わりに近づいているんだと思いますよ。

今後は、貨幣経済が新しい段階に移行していくので、
グローバル企業と、NPOなど非営利団体が世の中の主役となり、
余計な公務員と国内大手・中小企業が衰退していく時代となると思いますが、
まぁその話はまたいつか。

合気道が日本から生まれたことを誇りに思います。

プレゼント

暑いです、アツすぎです、いや~アツイ夏がやってきましたね!

墨田区では、今年からジャズフェステバルが開催されるようで。
素晴らしいです、スカイツリーで勢いづいてます、応援しています!ヘ(゚∀゚*)ノ


第一回すみだストリートジャズフェステバル(8月21日~22日)
http://sumida-jazz.jp/


さて、最近、知人のバースディが近いこともあって、
プレゼント選びに苦心しています。

で、思ったんだけど、プレゼント上手って、
最高のコミュニケーション上手なんじゃないかな、って。

高価なものがいいってわけじゃない。
人気があるものがいいってわけじゃない。
やっぱり、相手に対する深い理解がないといけないわけで。

こう改めて文章にすると、なんか今、すごいややこしいことをしている気分。。

負けてはいけない!(自分に)

そういえば、相手に喜びってどうしたら感じてもらえるんでしょう?

「相手の欲しいものを与えることだ」

なーんて、一般的には言われてますよね。

正解。

でもだからといって、直接「何か欲しいものある?」とか聞いたら、不正解。

シラけちゃうもんね。

じゃあ、どうしたらいいの?

・・と、プレゼントを渡す段階で、こんなふうに悩んでいるようでは甘いっ!

プレゼント上手は、普段から相手が喜んでくれることを考えているのです。
つまり、普段から相手に対する観察を怠らないのです。

これって、要は、「おもいやり」ですよね。

身近な人に普段からおもいやりを持つ。
それがプレゼント上手、ひいてはコミュニケーション上手の極意ナリ。

ちなみに最近、グッチ商品の仮想ターゲットは40歳位までとか知りました。
(ライバル?のプラダは少し大人な感じらしい。よくわからん)

へぇーと思いましたが、イマドキ想定年齢を考えないマーケティングは
ほとんどないので、まぁ、そうなんでしょう、きっと。

確かに60歳でグッチだと、おお若いね!って感じますよね。
感じますかね?どうなんでしょう?(笑)
プラダのほうが若い気もしますが。。

逆に一番の悩みどころは、42歳にプレゼントするときとか、
微妙に対象年齢から外れて知るときかもしれません。苦笑。

これまたどうでもいいんですが、自分は大学生のときに同じく大学生の彼女に
アクア・スキュータムの晴雨兼用傘をプレゼントして嫌がられました。。
皇室系の教授に勧められて選んだのに、まったく理解されず・・。チーン。
バーバリーよりも由緒あるのに~!!(心の叫び)

ま、要は、独りよがりなコミュニケーションだったわけですね(泣)

↓こちらは参考文献です。
グッチの対象年齢
プラダの対象年齢
ミュウミュウの対象年齢
アクア・スキュータムの対象年齢
バーバリーの対象年齢

★出典:服DBさん
http://www.fukudb.jp

おまけの文章術

最後に作文などで使えるテクニックを一つ紹介したいと思います。

作文など、
書き手の人となりや考えを伝えることが前提となる文章を書くときも、
読み手のことはちゃんと意識することが大事ですよ。

読み手が40代のオジサンなのに、
自分が20代だからといって自分に身近なことを話題にしたら、
どうしても通じにくくなってしまいます。
なにしろ、読み手にはちっとも身近でないことですからね。当然です。
オジサンにわかること、興味を持ってもらえることを書きましょう。

でも、40代のオジサン相手に何を言っていいかわからない。
40代のオジサンでなくても、読み手にとって興味あることがわからない。
そもそもどんな人が読み手なの??
ということがあると思います。
作文の試験などは、たいていこういう状況に追い込まれるでしょう。
では、そういうときはどうするか。

実は、そういうときは、
自然や家族、地域、子ども(学生)時代を話題にするといいのです。
なぜなら、上記のことは多くの人にとって身近なことだから。
どんな読み手にとって想像しやすい話題なのです。
想像しやすいから書いてある内容はリアルに伝わるし、共感を呼びやすい。
言ってしまえば、ハズさないネタというわけです。

ま、これはおまけのおまけです。
参考までにということで~。