拠点を移すことの他にも
同時に進めていた2つのこと
そのうちの1つが
「テナント用物件」として
自宅を貸し出ししたことでした。
そして2つめは
両親の事業を整えた......
つまり、終う手続きをしたこと。
今年も大好きなノウゼンカズラの季節が...♡
梅雨前ですがすっかり夏のよう!
もともとは
父が事業主で母がそれを手伝う
というスタイルでしたが
父が突然、寝たきりになったのを境に
それを母が引き継ぐ形で続けてきました。
その後
父の体作りが思った以上に順調で
昨年末あたりから元のスタイルに
戻りつつあり
よかった、よかった、
これで2人が完全にボケるのも
まだしばらく先になるだろう~
なんて
ホクホク喜んでいたのですが......
手伝ってはいたものの
経験のないことも全部
ひとりでやらなくてはならなくなり
疲れのピークを毎日更新していた母と
復帰はしたものの
前のような動きは出来なくて
イライラして拗ねる父
ぶつからないはずが
なかったのです😨
そして、やめればいいのに
暇をみては2人して
重たくなった体を引きずりながら
庭や畑にくり出して行っては......
あーでもない
こーでもない、とまた喧嘩
やらなければいけないことは
たくさんあるのに体がついていかず
”責任感”があるがゆえに
やれない自分に絶望して
置き場のない気持ちをお互いにぶつけ合う...
そんな2人の姿を見て
ふと、思ったのです。
父も母ももはや
手放し方が
わからないのだな、と。
というわけでワタクシたち
夫婦で演じることにしました。
しかも、なんと、悪役…😚
ラッキーなことに
父の会社の土地は夫名義
大家の力を行使することにしたのです。
名付けて「終う理由」を先に
あげてしまおうではないか作戦![]()
自分たちは悪くない!
そうだ、悪いのは娘だ!
悪い娘
(と、娘の意見に言いなりの義理息子)
に会社の土地を取り上げられて
畳むことになってしまったんだから...!
自分たちの体がついていかないから
終うことにしました。歳には勝てません。
と言えないのならば
盛大にわたし(と夫)の
せいにしてもらおうじゃないか、と。
どうして
ここまでするか?というと
痛かろうがツラかろうが
2人の間で済むのであれば
好きなだけしたらいいですが
たとえば火を出してしまった
交通事故を起こしてしまった
どなたかの体を害してしまった
なんてことになるのは
どう〜しても避けたかったのです。
そんなことになったら
悔やんでも悔やみきれない
間違いなく立ち直れない
誰が?わたしが、です。
「この先
俺たちはどうしたらいいんだっ」
「この建物にどれだけ金を
かけたか、わかってるのかっ」
はいはい、そうですね~
でももう、そんな脅しにも騙されません。
「うちにはこれだけ借金がある」
9桁マイナスの通帳を見せられて(昭和~)
こわくてこわくてたまらなかった
小学生のころのわたしは
「自分が稼げるようにならないと」
「父と母をわたしが助けないと!!」
と誓ったものでした。
そしてその誓いは
大人になってからもずいぶん守りました。
でもあの頃より少しは
いろいろなことがわかってきたかも?
って思う今では
父と母が可哀想とは思わないし
お金をかけたのは父の勝手で
わたしには一切関係ないし!って
ハッキリとわかる。
これがわたしの優しさだよ~
死ぬ間際にでも
「あれはアイツの優しさだったのかも...」
って、1㍉でも感じてくれたなら御の字
そんな気持ちでした。
千葉に発つ日
両親からもらったのは
いろいろありがとう
本当~に感謝してる
どう終ったらいいかわからなかった
という言葉
ああ...♡
やっぱりすすめてよかったなあ!
これからは
好きな庭と畑を楽しんで
自分たちのつくったものを食べ
夕方5時にはお風呂に入り
夜8時には床に就く......
憧れだったそんな暮らしを
実現させるそうです。
一部始終を
一緒に見てくれてた不動産屋さんは
あえて、わざわざ、悪者を演じてでも
子どもから引導を渡してあげないと
ならないときって、あるんだよね。
親と子の立場を
逆転させないとっていうかさ。
世代交代の時っていうかさ。
うちも、そうします......って🤭
▽▽▽こちらもどうぞ▽▽▽





