退院してしばらくしてから「こっちが良かった」的な記事を書きましたが…
愚痴ばっかり言っても面白くないし、何の解決にもならないので「もし、他の選択肢を取っていたら」どうなっていたのかを勝手に予想してみようと思います。
その1…もし、そもそも職場で検診を受けていなかったら
40歳になったら自治体の検診でも受けようと思ってました。
でも、自治体の検診だとマンモグラフィしか無いのでもしかしたら見逃されていた可能性もなきにしもあらず?(私はエコー検査で異常を指摘されたので)で、もっと進行した状態で見つかったかもしれない(と周囲からはよく言われてますが、本当にそうなってたかもしれない)。
その2…お屋敷の病院へ行けていたら
入院環境の質は間違いなく爆上がりしていたでしょうね…但し、最近この病院のホームページを改めてきちんと読んだところ気になる記載がありました。
「部分切除手術が適用になるのは”がんが小さくかつ、部位が乳頭から離れている”こと」
どれくらいの大きさをもって小さいとするのかは明確な定義はありませんでしたが(たぶん2.3cmは小さくない)、私の場合…実は先端に近かったんですよね、手術の説明の時も「もしかしたら先端だけ取るかも?」と言われてたので手術後、真っ先に先端を確認しました(笑)
放射線治療が一般的には25回と言われているところ、ちょっと多めの30回になったのは「がんが先端に接近していたための追加照射」の5回分が加わったからだ。
これは偏見かもしれないけどお屋敷の病院は男性の先生なので「助かれば見た目なんか気にするな」とか言いそうなイメージ…私が「取って作り直すならシリコン択一!!」と言われたのは、自家組織再建で背中やお腹に余計な傷跡を残したくないからだとハッキリ言われた(シリコンだと傷跡は1ヵ所で済む)。
あと、これも後から知ったことで…実はここ「放射線治療の設備がない」のだ。
じゃあ、部分切除した人はどうなるのか?ガイドライン通りに行くと部分切除と放射線治療はセットなんだけど…と思ったら、おそらく考えられるのはいわゆる「系列病院」というやつに送られる。
ここはやたら都心や都心に近い病院(ほぼ有名どころ)に多くのコネがあるらしくちょっと自慢してる。
今通ってるところと同じ市内だけど、こちらは「都心へは電車で1時間程度でアクセス出来るので~」的なことを書いてるのできっとそうなるのだろう(逆に今のところは「わざわざ遠くまで行くのは大変」とワンストップで対応できる事をアピールしてるので正反対)。
その3…「かにこちゃん」の病院を紹介されていたら?
確実に「かにこちゃんマスコット」は入手できて、私のカバンにぶら下がっていたと思います。
ただ、かなり遠いところにあるので(東京の反対側の端っこ)もしかしたら手術後に放流されていた可能性が…あと、がん専門の病院なんで順番待ちとかで今回のようにサッサと手術にはならなかったかもしれません(乳がんは比較的進行がゆっくりと言われてるから)。
よく考えたら「手術は終わったからあとは自分で放射線治療やってくれるところ探して」とか言われないとは思いますが「どこ行きたい?」っていきなり言われてもどこがいいかなんてわからないしね。
仮に放射線治療もまでやってくれるとしても、平日毎日片道2時間くらいかけて通うのは相当しんどいと思われます。
その4…検診後の診察で「自分が行きたい病院に手紙書くよ」と言われていたら?
確実に「どこに行くか?」決めかねていたでしょうね…周囲の人から言われたことは「精密検査を受ける事を先送りにするか、指摘されたこと自体をスルーしそう」と、まぁ異変も自覚症状も全く無かったので本当にそうしてたかも?
過去に2回歯を抜くために入院した病院は確実に候補に入れたかもしれないけど、ここも男性の先生しかいないのでどこまで目をつぶれるか?にかかってくるでしょう。
実際、他の人のブログとかネットの書き込み見てると「自分で病院を探してる人」は結構どこに行くかの段階でかなり迷ってる人が多いようで…。
確かに入院する前に検査を受けに行った病院の人とかホルモン剤をもらってる薬局の人とかが揃いも揃って「あの先生は腕は良いよ」とか「建物はボロいけど中の人の腕は確かだよ」と言ってるので(グーグルマップの口コミ平均はかなり低いですが…)、建物をもっとキレイにすればもっと評価が上がりそうな気がしなくもない。
こうして書いてみると、今回のこの流れはそこまで悪いことではないのでは?とちょっとだけ思えるようになってきた。