チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香 -6ページ目

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

基本というと「わかっているよ」と思いがちですが
基本は慣れれば慣れるほど
大切なものだとあらためて感じることがあります


基本には
例えばルールという規則や行動もありますが
心得という精神的な基本も存在しています


「判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと」
これが基本であり基礎のうえに基本があるとも言われています。



いずれにせよ基本はベースとなる土台。
知識や手法を身につけて土台の上に積み重ねていくことが応用です



しかしいつしか応用が基本のようになり
土台が不安定になっていることに気づかずにいると
重くなってしまった応用に基本は押し潰されてしまいます



武道でもそうですが
基本の型を大切にするのは慣れれば慣れるほど
上達すればするほど「できる」と過信した心
ちょっとした隙が生まれてしまい
怪我に繋がることのないように
また精神を集中させるために取組まれています



基本は「いま」が大事です
過去に習得しているから、ではなく
いまこの瞬間も基本あっての「いま」なのですから。
常に心に基本を刻んでいきたいですね。
良い仲間意識と無駄な仲間意識という2つの仲間意識が存在していると感じることが多々あります。


良い仲間意識とは切磋琢磨できる仲間であり、
一定の距離感を保つためのマナーがあります。


逆に無駄な仲間意識とは馴れ合い同士が集り、
仲間内では
何でもありなマナーが無い子供染みた結束だけの仲間意識。

大人の社会でもこのようなことはよくありますが、噂話や言葉使いのマナーも無いような何でも許せる仲間意識は怖いものです。


社会人ともなれば、誰とつき合うかも非常に大切なことで限られた時間を誰とどのように過ごすか、自分自身が成長できる仲間と共に過ごしたいもの。



そこから外れる怖さからなんとなく一緒にいる感覚。

しかし
アウェーで自分を磨くことを忘れずにいたいものです。

ひとは自分だけではなく自分を取り巻く周りのことも見ています。

マナーが無い仲間意識。
社会人としてそこに自分が存在していていいのか
枠から離れて客観的に見たときに答えは必然的に見えてくるものですね。
よく耳にする言葉に
「わたしは、~な性格なのです」
という性格を断定した言い方があ
ります。


勿論、本人が自分という人物を一番よく知っているので
私は、こういう性格なので・・・というのはわかります。


しかし、そこで性格を自分で話すことに何の意味があるのだろうと感じることもよくあるのです。


みんなで急いで何かをするべきときに
のんびり、ゆっくりしているようにしているひとがいたり、またはそのように見えるひとがいたとしましょう。


それに気づいた誰かが
「急いでやろうよ」と声をかけたとします。


そんなときに「いや~私ってマイペースなんですよね」
と返事をする。

これは性格を言い訳にしているか原因にしているかであり、急いでやることに対する答えにはなっていません。



お客様が「すみません、急いでいるので」と言っているのに「いや~私はのんびりしている性格なので」と言っているのと同じですよね。



性格というのは確かに個性です。
しかし「私は、~な性格ですから」と決めつけてビジネスの場で話をしても意味がありません。



わたしはストレスに弱くて精神的に無理なんです。
わたしは人見知りをするので知らない人と話すのは苦手なんです。
わたしはマイペースなので周りのスピードにはついていけません。



このような言葉を耳にすると
「だから・・・なに?」というフレーズが頭を通過します。
その先の行動をどうしたいのかを聞きたいのであって言い訳のために性格を分析して伝えてもらっても困るのです。



性格をどうこうするなんて誰にもできません。
それよりもその性格とうまく付き合いながらどのように行動するのかを相手に話せる方ことが大切ですよね。