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チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

何度言ってもできない、と部下を嘆く上司がいます
確かに「何度も繰り返し」をして再三言って聞かせているのです。

しかし、できない。


そうなると「あいつはできないんだ」とか
「やる気がないんだ」という判断をしがちです。


では、本当にやる気がないのでしょうか。
本当にその部下はできない部下なのでしょうか。


そこで一度視点を部下から自分自身にフォーカスしてみます。

再三言って聞かせたことは、その方法で正しかったのか。


一方的に思い込みで話していなかっただろうか。
できないと決めつけた態度をしていないだろうか。
できる自分と比較していなかっただろうか。
できて当たり前と思っていなかっただろうか。



あなたには簡単にできたことも
部下には簡単にできるとは限らないのです。
あなたが歩んできたスピードと同じように
部下は歩んでいくことができないのです。



そうやって考えてみると
まだまだ成長し伸びる部下は山ほどいると気づけます。


教えるということは
言って聞かせて終わりではありません。
言って聞かせて、そこからが本当の意味で実践を覚え習得していく時間であり、その時間にこそ上司のチカラが必要なのです。



部下が「できない」ということは
あなたの「教え方」を変えるとき。
それを知っている上司は部下を上手に育てていけるのです。

男性でも女性でも、たまに出逢うのが
どうしても感情的になってしまうひと。


思うようにならないときに周りを責めたり。
自分の意見が通らないと声をやたら大きくして威圧的になったり。


どうしてそこでヒステリックになるのかな、と感じる人に
たまーに出逢います。



よく観察していると共通点があるのです。


それは「自分に自信がない」ということ。


相手の意見や相手のちょっとした反応が気に入らないとか
自分とは違うと判断した瞬間に敵対意識を出すのです。


自分に自信があるひとは
悠々と相手の意見をしっかり最後まで聞いて
特に大きな声を出すわけでもなく
威圧的な言動をするわけでもなく
しっかりと意見を聞いて、なぜそう思うのかを知ろうとする姿勢が見られます。



どこかコンプレックスがあり
そのように威圧的にしなければならない理由があるのかな、と感じるのです。


例えばですが
小さい子どもでも、すぐに手を出してしまう子どもっていますよね。
小さいのでどうしても上手く伝えることができず
ジレンマから相手を突いてしまったり
叩いてしまう子どもは結構多いものです。


また気に入らないとすぐに大きな声で泣いて
カンシャクを起こす子どももいます。
こちらも同じように表現方法の手段として
自分の考えを相手に上手く伝えられず思うようにならないストレスを
大きな声で泣いて自分がいかに「大変」かを伝えようとしています。


小さな子どもならば成長と共に学んでいきますが
大人になってからの表現方法の無さは手に負えないものがあります。



感情を抑える。
これも日々の訓練で鍛えられます。


勿論、大人でも感情的になってしまうことがあっていいのです
しかしビジネスの場やお付き合いの中で
何か気に入らないことがあるたびに感情的になっていると
ひとは離れていきます


怒りのコントロールは6カウント。
まずはゆっくり6つ数えて深呼吸。
すると感情もコントロールできるようになってきます。


同じ仕事をするならば気持ちよくしたいものですね。
自分自身も、そして周りにもそれは同じではないでしょうか。




色々な意見を制限した中で出していても
答えが見つからない時があります



しかし制限を無くし自由に意見を出し合っていると
互いの意見がヒントとなり違った視点から
物事が見えてくることがあります



すると不思議なもので
点と点がまったく繋がっていなかった部分に
また点が追加されていき
答えに辿り着けることが多いのです。



制限とはひとの思考能力も
ときに奪ってしまい解決すべきことから
離れたゴール設定をしてしまうことにもなります



ひとつひとつの意見に
無駄なものはなにひとつない。



小さな意見に耳を傾けていると
大きな問題を発見できたり解決策に辿り着けたりと
結構いいことがあるものですよね。