宇野功芳 女声合唱組曲「心の四季」 本職は合唱指揮者 …? | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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私がクラシック音楽を意識して聴き始めたのは、中学生の頃でしたが、その後それが今の歳になるまで欠かすことのできない物となるのに評論家宇野功芳氏の影響は小さな物では無かったかも知れません。時に大きく惹きつけられ時に強く反発し…、単純に心酔していたとは決して言えないはずなのに、この人の著作を見るとつい手にしてしまい、また「時に大きく惹きつけられ時に強く反発し…」を繰り返していたような気がします。

 

 

 

今日、YouTubeを眺めているうちに、その宇野功芳氏の指揮した女声合唱組曲「心の四季」の動画が眼に入りました。

宇野功芳氏はずっと自らの本職は合唱指揮者だと言っていました。そして「心の四季」は彼の高く評価していた曲です。

 

今日聴いた日本女声合唱団の演奏は、必ずしもこの曲の演奏として最高の物と言えるかどうか分かりません。しかし、その演奏のあちこちに聴けるしなやかな歌に合唱が何より好きだった宇野氏の評論などの著作とはまったく違う素顔のような物が垣間見えるような気がしました。

 

「宇野 功芳(うの こうほう、1930年5月9日 - 2016年6月10日)は、日本の音楽評論家、指揮者。東京都生まれ。国立音楽大学声楽科卒。

父は漫談家の牧野周一、長弟の宇野弘二は牧原弘二の芸名でジャズシンガーとして活動、次弟の宇野道義(筆名・宇野通芳、1945年-1997年)は帝京大学助教授を務めた。

なお功芳は筆名であり、本名は宇野功(うの いさお)である。あまりに身体が弱かったため父の牧野から心配され、功が23歳のとき牧野が姓名判断によって貰ってきた名前が功芳であるという。以前は宇野功芳を「うの いさお」と読み筆名としていた。

1930年5月9日、漫談家の牧野周一の長男として東京に生まれる。4歳のときに童謡の会「金の鈴子供会」に入り、小学校5年生までここで童謡を歌っていた。旧制東京府立第四中学校在籍中に学制改革に遭い、東京都立第四高等学校(現在の東京都立戸山高等学校)を卒業、同校在学中にも合唱活動に熱中していた。早稲田大学英文科と上智大学英文科に合格し、後者に入学するも、合唱部のレベルが低いと知って失望したことなどから、入学金を払っただけで中退した。1950年秋からテノールの鷲崎良三のもとでレッスンを受け、6年かかって国立音楽大学声楽科に入学する。

この間に体を壊し、肺結核で闘病生活を送った宇野は1952年、敬愛する指揮者ブルーノ・ワルターに手紙を出したところ、ブロマイド付きの返事を得た。これがきっかけとなり、『ディスク』において「ブルーノ・ワルターの芸術」を執筆し評論家としてデビューすることになる。

しかし音大入学前より合唱指揮者を目指していた宇野にとって、評論を生業にすることは当初、不本意だと感じていたようである(近著『宇野功芳の「クラシックの聴き方」』では、学生の頃から取り組み続けている合唱への愛を繰り返し表明する一方、原稿を書くのは「あまり好きじゃない」と告白している)。ともあれ数年後には『レコード芸術』(音楽之友社)とのつきあいがはじまり、やがて数多くの雑誌で執筆活動を行うようになる。1963年ごろ『合唱界』(東京音楽社)誌上で日下部吉彦、佐々金治とともに鼎談による演奏批評を行っていたこともある。

2016年6月10日、老衰のため没した。86歳没。」(Wikipedia 宇野功芳 より)

 

 

心の四季~功芳の女声合唱

宇野氏の10年ぶりの合唱リサイタルのライヴ。好き嫌いはともかく,オーケストラよりも氏の繊細でしっとりとした,しかも思い入れの強い個性的表現が徹底している。従って,宇野氏の芸術を知るには,オケ物よりもこの合唱の方が優先されるべきなのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(表紙画像公開されました。正装した凜々しい貴公子ヴォルフと可愛いルートルフ!)

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ルートルフ、ついに正体がバレる!?


7か月かけた数々の発明により困窮する領地を救ったベルシュマン男爵家の兄弟コンビ。ようやく安定した長閑な生活を満喫する一家のもとに、王都の父から手紙が届いた。内容は建国記念祭を見に王都へ来ないかという誘いだった。ウォルフとルートルフは家族と伴に王都へ行くことを決める。
しかし数日後、王都への道中、ルートルフは妹のミリッツァと一緒に謎の男たちに攫われてしまう。護衛の助けが間に合わない絶体絶命の状況に、ルートルフは勇気を振り絞り……!?
さらに、自分が別世界の『記憶』を持っていることをこのまま隠し続けるのは難しいと考えたルートルフは、兄以外にも秘密を打ち明けることを決意して――。
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不作による飢餓、害獣の大繁殖。大ピンチの領地を救うのは、赤ちゃん!?

ルートルフ・ベルシュマンは生後6か月で突然大人並みの意識に目覚め、別世界の『記憶』に何かを告げられるのを感じる。焦らず周りの状況認識と言語習得から始めると、間もなく自分が男爵家の次男であり、領地が困窮していることを知る。領民たちが冬を越せないほどの深刻さに、自分が大人になるまでじっとしていられないと感じたルートルフは、兄のウォルフに自身の正体を明かし、ふたりで領地救済に乗り出そうと決意する。
「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。

 

 

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録2 (MFブックス)

ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!

貧乏男爵家次男のルートルフは、別世界の『記憶』を持った頭脳派0歳児。やがて困窮する領民の状況を知った彼は、兄のウォルフにだけ自身の正体を明かして、領地救済に乗り出していく。ふたりは黒パンやコロッケなどを次々と発明し、おかげで領地は危機を脱しつつあった。
そんなある満月の夜、ルートルフとウォルフはオオカミのザムの背に乗せられて、隣のディミタル男爵領へ連れていかれる。森の中に着いたふたりが見たのは、柵に捕われたザムの仲間たちだった! 領地困窮の大きな原因となった害獣大繁殖のカラクリを知ったふたりは、オオカミ解放作戦を開始するが……。
さらに、1歳を迎えたルートルフの前に見知らぬ赤ちゃんが現れて!? 赤ちゃん度MAXでお届けする、領地立て直しストーリー第2弾。

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

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二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

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