ブラームス「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」ワルター/コロムビア交響楽団 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日は久し振りにブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」を聴くことにしました。この曲はオイストラフのヴァイオリン、ロストロポーヴィチのチェロとジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団の演奏による録音を聴くことが多いのですが、今日はちょっと違う演奏を、とブルーノ・ワルター指揮コロムビア交響楽団の録音を選びました。ヴァイオリンがジノ・フランチェスカッティ、チェロがピエール・フルニエ、です。

 

この曲については以前にもこのブログに記事投稿していて、その時も「ブラームスの作曲した色々な曲の中でも「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」は大好きな曲の一つです。」と書いたように、以前は随分良く聴いた曲でもあります。

 

フランチェスカッティの艶やかなヴァイオリン。大人の品格を感じるフルニエのチェロ。2人のソリストの掛け合いは嬉しくなってしまうくらい魅力的な音楽空間を感じさせてくれます。そしてそれを優しく微笑みながら柔らかく包みこんでいくワルター/コロムビア交響楽団。

 

オイストラフ、ロストロポーヴィチとジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団の完成度の高い演奏もクレーメル、ミッシマイスキーとバーンスタイン/ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団の意欲的な演奏も魅力的でしたが、今日聴いたフランチェスカッティ、フルニエとワルター/コロムビア交響楽団はまたまったく違う魅力を感じさせてくれました。これがブラームスの音楽の奥の深さなのでしょう。アプローチは違っても良い演奏はやはり良い演奏なのです。

 

フランチェスカッティの歌に酔い、フルニエの声に背筋を伸ばし、ワルターの微笑みに頷き返す。生きていて良かった、等と訳の分からないことを呟いてしまったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲&シューマン:ピアノ協奏曲

フランチェスカッティとフルニエと共演したブラームスでは、2人のソリストの艶のある音色が、ブラームス最晩年の渋い音楽に色彩感を与え、それをオーケストラがあたたかく包み込んでいます。イストミンとのシューマンでは、耽溺しないストレートな解釈が珍しく、ワルター独自の作品感が披瀝されています。

 

 

 

 

 

 

 

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