昨日に続き、ヴィルヘルム・シュヒター指揮NHK交響楽団の演奏を。1962年録音のブラームス交響曲第1番です。
第一楽章の引き締まったリズム。特に奇をてらうこと無く一見無愛想にも感じられるようながしっとした響きの中に少し聴いているとじわっと伝わってくる味わいがあることに気付きます。第二楽章の柔らかな歌。N響の音が信じられないほどエレガントに聞こえてきます。第三楽章の自然に流れる歌。この指揮者、呼吸の捉え方がとても上手いな、と思います。だから柔らかく歌うところにも厳しくリズムを立てるところにも、少しも音楽に不自然さが無いのです。テンポの動かし方も、ディナミークの設定もすべてが無駄が無く自然で形が良いのです。スケール感を感じさせる第四楽章。ここにも豊かな歌が。そして豪快なフィナーレ。音が切れると同時に湧き上がった拍手がとても自然に感じられる素晴らしい演奏でした。N響って、60年以上も前にこんな演奏してたんだ、と改めて感心したりしました。
1959年にN響の音楽監督に就任し、厳しい訓練でN響を一流のオーケストラに育てたとされる、「育ての親」ヴィルヘルム・シュヒター(1911~1974)の演奏です。指揮者、オーケストラ両方にとっての得意のレパートリーだけあって、安定感のある演奏を聴くことができます。
好評発売中、そえだ信「赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録」シリーズ第2弾が予約開始!(1月25日発売予定)
画像が公開されました。お兄ちゃん、カッコいい。そして、ザム。とても良い仕上がりになっていますね!! イラストは一作目と同じ、フェルネモさんです。
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ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!
貧乏男爵家次男のルートルフは、別世界の『記憶』を持った頭脳派0歳児。やがて困窮する領民の状況を知った彼は、兄のウォルフにだけ自身の正体を明かして、領地救済に乗り出していく。ふたりは黒パンやコロッケなどを次々と発明し、おかげで領地は危機を脱しつつあった。
そんなある満月の夜、ルートルフとウォルフはオオカミのザムの背に乗せられて、隣のディミタル男爵領へ連れていかれる。森の中に着いたふたりが見たのは、柵に捕われたザムの仲間たちだった! 領地困窮の大きな原因となった害獣大繁殖のカラクリを知ったふたりは、オオカミ解放作戦を開始するが……。
さらに、1歳を迎えたルートルフの前に見知らぬ赤ちゃんが現れて!? 赤ちゃん度MAXでお届けする、領地立て直しストーリー第2弾。
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不作による飢餓、害獣の大繁殖。大ピンチの領地を救うのは、赤ちゃん!?
ルートルフ・ベルシュマンは生後6か月で突然大人並みの意識に目覚め、別世界の『記憶』に何かを告げられるのを感じる。焦らず周りの状況認識と言語習得から始めると、間もなく自分が男爵家の次男であり、領地が困窮していることを知る。領民たちが冬を越せないほどの深刻さに、自分が大人になるまでじっとしていられないと感じたルートルフは、兄のウォルフに自身の正体を明かし、ふたりで領地救済に乗り出そうと決意する。
「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。
刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先
二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ
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