シューマン 合唱作品集 こういった合唱曲はシューマンらしさがよく表れた音楽と言えるかも知れません | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日は久し振りにホルスト・ノイマン指揮ライプツィヒ放送合唱団、ライプツィヒ放送交響楽団によるアルバム「シューマン 合唱作品集(Robert Schumann: Choral Music)」を聴きました。

 

このアルバムは以前にも取り上げたことがあります。

 

原語の「流浪の民」の演奏を聴きたくて、四重唱や合唱など色々な音源を聴き比べていた時に出会ったアルバムでした。YouTubeやAmazon Musicでなかなか良い演奏が見つからず、こんな物かと思った時に、たしかYouTubeで見つけたこのアルバム。まず合唱のレベルの高さに驚いたものです。改めて演奏者を見ると、ヘルベルト・ケーゲルの指揮する演奏で良く聴いていたライプツィヒ放送合唱団、ライプツィヒ放送交響楽団。そしてこのアルバムを指揮しているホルスト・ノイマンは、そのケーゲルの録音で合唱指揮を務めていた人。なるほど上手いのも当然です。

 

私など実際には歌ったことは無いはずなのに何故か懐かしい気持ちになる「流浪の民」はもちろんですが、生前は地域の合唱指揮者なども務めていたシューマンが色々な機会に遺した合唱曲の数々はピアノ曲や歌曲などと並んでシューマンらしさがよく表れた音楽と言えるかも知れません。 ブラームスやブルックナーほどの大曲や難曲が含まれているわけでも無いこの合唱作品集は、しかし聴き返す度に味わい深さを感じるとても素敵なアルバム、でした。

 

 

Robert Schumann: Choral Music (Leipzig Radio Chorus, Leipzig Radio Symphony, Neumann)

シューマン:合唱作品集(ライプツィヒ放送合唱団/ライプツィヒ放送響/ノイマン)


3つの詩 Op. 29 - 第3曲 流浪の民
4つの二重合唱曲 Op. 141 - 第2曲 おぼろな光
ロマンスとバラード集 第4集 Op. 146 - 第5曲 小舟
ロマンスとバラード集 第1集 Op. 67 - 第2曲 美しいロートラウト姫
4つの二重合唱曲 Op. 141 - 第4曲 お守り
ロマンスとバラード集 第4集 Op. 146 - 第2曲 大道芸人ヴィリー
ロマンスとバラード集 第3集 Op. 145 - 第1曲 鍛冶屋
5つのリート Op. 55 - 第3曲 私の心は村に引き寄せられる
ロマンスとバラード集 第3集 Op. 145 - 第5曲 がちょう番の少年のロマンス
4つの歌 Op. 59 (抜粋) 
 第2曲 ボーデン湖畔に
 第3曲 狩人の歌
 第4曲 おやすみ
ロマンスとバラード集 第2集 Op. 75 (抜粋)
 第1曲 死の草刈人
 第2曲 森にて
モテット「苦しみの谷においても絶望することなかれ」 Op. 93
 No. 1. Ziemlich langsam
 No. 2. Viel Winter sind dir ubers Haupt
 No. 3. Lebhaft, mutig
 No. 4. Langsam
 No. 5. Freudig, feierlich
別れに寄せて歌う Op. 84

 

 

 

 

 

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