尾髙忠明/NHK交響楽団 「波の盆 武満徹 映像音楽集」気持ちの良い質感の布に全身が包まれた様で | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

何だか音がふわぁーっと拡がってきて、透明な、それでいてベルベットのような気持ちの良い質感の布に全身がいつの間にやらくるみ込まれてしまうようでした。

 

今日はちょっと武満徹の音楽を聴いてみようと、ITunesを見ていたら、尾髙忠明さんの指揮したNHK交響楽団による「波の盆 武満徹 映像音楽集」と言うアルバムの音源がありましたので聴いてみることにしたのです。映画音楽ですから現代音楽、と言った難解さはあまりなく、親しみやすいメロディ、ドビュッシーあたりのフランスの音楽を連想させるような美しい響き、色々な情景がきらめくように移り変わっていくような音楽。しっかりと惹き込まれました。

 

アルバムには6曲が収められています。

1 「夢千代日記」
2 「太平洋ひとりぼっち」
3 「ホゼー・トレス」
4 「黒い雨」
5 「他人の顔」
6 「波の盆」

 

下記サイトに、このアルバムで指揮されている尾髙忠明さんのインタビューが載っています。

「波の盆 武満徹 映像音楽集」特集|指揮者・尾高忠明が語る、武満徹の楽曲が持つ美しさと映像作品への愛情 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

オーケストラってこんなに優しく、こんなに柔らかく、こんなに美しい音が出るんだな、なんて、何だかある意味とても失礼な感想が、思わず頭に浮かんでしまったりしました(笑)

 


 

こちらから「波の盆 武満徹 映像音楽集」を聴くことができます。

 

 

 

波の盆 武満徹 映像音楽集

昨年没25周年を迎えた日本を代表する作曲家・武満徹の新たなる決定盤が誕生!
世界の武満徹が愛した映画、テレビのために作曲した珠玉の名曲を集めた新録音。
指揮は武満演奏の第一人者、尾高忠明。管弦楽はNHK交響楽団のベストコンビ。
豪華演奏陣によるセッション・レコーディングを実施

 

 

 

そえだ信「臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい」

「掃除機探偵の推理と冒険」に続きこちらもよろしくお願いします。

4編の倒叙ミステリーからなる連作中短編集。ユニークなキャラクターが魅力的です!

 

ツイッターに感想がよせられています!

 

「昨日の予告通り、そえだ信 さんの『臼月トウコは援護りたい』の感想を、ブログにアップしました。 もうちょっと素直に読んでも良かったかも、という気もしないでも無いですが、私のようなヒネクレ者にも楽しめる、良い作品です。」

 

 

「そえだ信「臼月トウコは援護りたい」面白かった。 被疑者の無実を証明しようと証言を剃ればするほど、被疑者のアリバイを崩していくキャラクターにまつわる、すっきりするミステリ短編集!」

 

「掃除機探偵面白かったので購入。 完璧なアリバイを用意して犯行に及んだ犯人たち。雇ったばかりの臼月トウコの援護によって追い込まれていく連作倒叙ミステリ。 風変わりのキャラと独創的なトリックの面白さが際立っていて、楽しめました。」

 

「「臼月トウコは擁護りたい」、読了!倒叙モノの醍醐味の一つに犯人の焦燥感があると思うのですが、本作はこれが思う存分に楽しめて良いですね。使えないバイトとして犯人の目の前に出現する上に、自分の犯罪の弱点はきっちり刺してきて、クビだ!!!にいたる様式美が好き。ドラマにも向くのでは?」

 

「『臼月トウコは擁護りたい』読んだぜ。 北海道(主に札幌)を舞台にした連作倒叙。犯人が上手く警察の追及を避けられたかな、ってところにふらりと「そうですよーこの人が犯人なワケないじゃないですかー」と加勢しに来たかと思ったらスーパー余計なことを言って急転直下事件を解決しちゃう臼月さんは」

 

 

こちらで第一話全文無料で読めます。

 

 

 

 

 

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

 

 

文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」発売中

 

 

 

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

解説者は、辻真先さん。とても素敵な解説でした。ぜひご一読下さい。

 

 

 

 

 

そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)

 

タイの次は、台湾、でした。