そえだ信「掃除機探偵の推理と冒険」 いよいよ発売! 辻真先さんの解説が素敵です | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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そえだ信「掃除機探偵の推理と冒険」、いよいよ今日発売ですね。

 

「北海道札幌方面西方警察署の刑事鈴木勢太は、捜査中に事故に遭い気がつくと「ロボット掃除機」になっていた! そのうえ隣の部屋で死体を発見してしまう。しかし彼には愛する姪・朱麗を義父のDVから守るという使命が。掃除機の姿となった勢太は、壁や段差、隣室の死体の謎など、数多の障害を乗り越え、朱麗の待つ小樽へと辿り着くことができるのか? 第10回アガサ・クリスティー賞受賞作『地べたを旅立つ』改題文庫化」

 

まあ、このブログで内容については何度もご紹介してきましたから、今更、なのですが(笑)

 

文庫化されて、大きく変わったのはタイトルと表紙画像を含む装丁の変化、そして巻末に「解説」が加わったことでしょう。

 

文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」の解説は推理小説界の大御所と言うべき存在、辻真先さんです。(「2020年に発表した『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』で「ミステリが読みたい! 2021年版」国内編1位、「週刊文春ミステリーベスト10 2020」国内部門1位、「このミステリーがすごい! 2021年版」国内編1位となりミステリーランキング3冠を達成した。」(Wikipedia 辻真先 より)と言うのも記憶に新しいですね。)

 

この解説がとても面白いのです。

面白い、なんて言うより、この小説の紹介としてこれ以上適切で素敵な文章はないのではないか、と思ってしまうほどです。

 

もし、本屋さんの店頭でこの本を見つけ、買おうかな、どうしよう、なんて思った方。余計なことは言いません。まずこの解説を立ち読みして下さい。どうです? 読んでいるうちに自然に足がレジの方に向いていませんか? ・・・なんて(笑) いや、本当にそう言いたくなるくらい素敵な解説です。解説だけでも読んで損のない、とても良い本になってます。

 

下記動画は単行本「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」の書評です。

 

 

 

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

北海道札幌方面西方警察署の刑事鈴木勢太は、捜査中に事故に遭い気がつくと「ロボット掃除機」になっていた! そのうえ隣の部屋で死体を発見してしまう。しかし彼には愛する姪・朱麗を義父のDVから守るという使命が。掃除機の姿となった勢太は、壁や段差、隣室の死体の謎など、数多の障害を乗り越え、朱麗の待つ小樽へと辿り着くことができるのか? 第10回アガサ・クリスティー賞受賞作『地べたを旅立つ』改題文庫化