そえだ信「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」の台湾版「我沒死,只是變成了掃地機器人 」 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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4月26日、そえだ信「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」が台湾で出版されました。台湾版のタイトルは「我沒死,只是變成了掃地機器人 」となっているようです。そして、YouTubeにはその宣伝動画がアップされています。あまり長い動画ではないのですがこれがなかなか良い感じです。

 

この動画ページの説明は次のように書かれていました。

「我是誰?我在哪?我在幹什麼? 我沒死,只是變成了……

★時速1.8公里,能夠穿梭30公里拯救親人 

★具伸縮手臂,成功救出被壓在櫃子下的老婆婆 

★可連接wifi,因此順利救出單親孩童 

★可以自由吸吐,完成一樁密室殺人案 

第10屆阿嘉莎.克莉絲蒂獎首獎作品,令全體評審跌破眼鏡! 

日本Amazon讀者★★★★盛讚好評! 

4/26 猜猜我是誰」

 

私は台湾の言葉は分かりませんので所々分かる文字はある物の内容はさっぱり(笑)

て、そのままGoogle翻訳にコピペしてみました。

 

「私という人間? ここはどこ? 私は何をやっている?
私は死ななかった、私はちょうど...
★速度は時速1.8キロメートルで、30キロメートルをシャトルして愛する人を救うことができます
★伸縮式の腕を使って、キャビネットの下で押された妻をうまく救出する
★はwifiに接続できるので、単一の親子が正常に救出されます
★自由に唾を吐き、部屋の殺人事件を完了することができます
第10アガハ。 クリスティ賞の一等賞は、すべてのレビューをグラスの下に置きました!
日本のアマゾンリーダー★★★★賞賛!
4/26私が誰であるかを推測します」

 

う~ん。分かったような分からないような(笑)

 

下から3行目、「第10アガハ。 クリスティ賞の一等賞は、すべてのレビューをグラスの下に置きました!」の部分は「第10回アガサ・クリスティ賞首位作品。すべての審査員が眼鏡を落としました!」かな。ん?「眼鏡を落としました!」・・・

「自由に唾を吐き~」の部分はゴミを吸ったり吐いたりすることで密室を完成させた、と言うような事ですよね。「キャビネットの下で押された妻」は彼の妻のことではありません(笑)掃除機を拾ってくれたおばさんのことですね。「単一の親子が正常に救出」・・・う~む(笑) とかなんとか。まあ翻訳ソフトの文章は日本語としてはなかなか面白すぎる物になってしまうのですが、台湾語の文章自体はたぶん現地の人には自然に受け入れられる物になっているに違いないと思います。そしてこのホームページや動画を見る限りかなり力を入れてくれているようですし、評判もなかなか良いようです。

 

下のツイートは、著者(そえだ信)のツイートの返信です。

 

「この本は中国で大人気!ここの多くのミステリーファンはすでにそれを購入しています。」

 

 

 

出版社のホームページの中にも色々な方の推薦文が載せられています。

 

「[有名な共同購入起業家]486Chen Yanchang氏、[ライター] Ba Qianzi、[映画レビューFacebookページ]焦点は括弧内にあります。[日本のドラマレビュー] Xuenai、[台湾犯罪作家協会のメンバー。理由評論家]QiaoQi'an、[作家] Huxuan Shenは使いやすく、お勧めです!


感動と涙に満ちた話ですが、家にシュウフェンという掃討ロボットがいたことを思い出したとき、シュフェンに隠れているおじさんがいないか心配でした…──【作家】やちこ

意外なことに、掃引ロボットは人間にとって良い助っ人であるだけでなく、有名な探偵になることもできますか? !一見ばかげて信じられないようなプロットの設定は、実際にはそれを読んだときに隠されたタマネギの物語であり、人々を笑わせたり、悲痛にしたり、完全に酔わせたりします。スイープロボットの視点からパズルを解いたり、ケースを解いたりするのは素晴らしいことです。 ──【日本ドラマレビュー】XueNai

仕事が大変なときに、しゃべらないロボット掃除機が何を考えているか知っていますか?これは前代未聞の「探偵機」です。優れた警察は、この最新のファミリーバージョンR2-D2を使用して、事件を検出して解決することしかできません。それを読んだ後、あなたはオリジナルのかわいく見える家電製品がMacGyverのスイスのナイフになることもできることに気付くでしょう。 ──【映画レビューFacebookページ】かっこがポイント

何?日本のドラマの走る姿勢で市民を守るために疾走する熱血の警官の何がそんなに奇妙なのか...いいえ、「彼」は時速1.8キロの速度で警官の魂が所有する掃討ロボットです、そして誤ってガターカバーに引っ掛かり、転がりました!一見、Tian Tianxinによって毎日のプロットが設定に追加され、日本の警察小説の歴史の中で最も陽気な傑作になりました!生まれて初めて、ロボット掃除機がこんなに可愛いのではないかと思いました!製造業者はすぐに電話をかけ、教師にオープンマインドな家電探偵と一緒に仕事を続けるように頼みます! ──【台湾推理作家協会会員。推論評論家:ジョジアン」

 

翻訳ソフトでちょっともどかしい感じながら、そう言った方の感想をニヤニヤしながら読んだのですが、「日本の警察小説の歴史の中で最も陽気な傑作になりました!生まれて初めて、ロボット掃除機がこんなに可愛いのではないかと思いました!」と言う文章、とても気に入りました(笑)良いなあ、「最も陽気な傑作」!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」が「掃除機探偵の推理と冒険」と改題されて文庫化されます。5月24日発売予定。

アマゾン、楽天他各ネット書店でも予約受付中になっています。

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

表紙のデザインなどはまだ未定のようですが、どんな感じになるか楽しみですね。

解説者は、辻真先さん。解説を読むのも楽しみです。

 

 

 

そして、もう一つ。デビュー作の文庫化に続き6月22日に新作が出版されます。

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

 

 

 

こちらもよろしくお願いします。

 

 

 

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

鈴木勢太、性別男、33歳。未婚だが小学5年生の子持ち。北海道札幌方面西方警察署刑事課勤務…のはずが、暴走車に撥ねられ、次に気づいたときには…「スマートスピーカー機能付きロボット掃除機」になっていた!しかもすぐ隣の部屋には何故か中年男性の死体が。どんなに信じられない状況でも、勢太にはあきらめられない理由があった。亡き姉の忘れ形見として引き取った姪・朱麗のことだ。朱麗の義父だった賀治野は、姉と朱麗に暴力を働き接近禁止命令が出ていたが、勢太がそばを離れたとわかったら朱麗を取り戻しにやってくる。勢太の目覚めた札幌から朱麗のいる小樽まで約30キロ。掃除機の機能を駆使した勢太の大いなる旅が始まる。だが、行く手にたちはだかる壁、ドア、段差!自転車、子ども、老人!そして見つけた死体と、賀治野と、姉の死の謎!次々に襲い掛かる難問を解決して小樽に辿り着き、勢太は朱麗を守ることができるのか?第10回アガサ・クリスティー賞、大賞受賞作。