しばらく前に購入して、たぶん何度かは聴いたとは思うのですが記憶が曖昧になっているものが結構有ったりします。
これ、どんな曲だったかな、と何気なくかけたアルバムでした。
最初は単旋律の本当にシンプルな聖歌。歌っている演奏者の声もとても素朴な感じがして、しかしその響きがとても心地よく。
途中から、ピエール・ド・ラ・リューの「ミサ・コンチェプティオ・トゥーア」
いかにもルネサンス音楽と言ったポリフォニーが柔らかく紡がれていきます。このシカゴ・スコラ・アンテクァと言うグループ、声や雰囲気がこの歌が実際に歌われていた時代を目の前に見せてくれるような不思議なリアルさを感じさせる演奏を繰り広げてくれます。柔らかく、人間的な温もりが伝わってくるようです。
Missa Conceptio Tua: Medieval & Renaissance Music for Advent
このアルバム、ルネサンス時代のクリスマスに教会で歌われた歌を集めたものだとのこと。
「ルネサンス時代の美しい「クリスマスの音楽」を集めた1枚。ここに収録されているのは、12月25日のためだけではなく、その前にある4週間の期待溢れる時期である「アドベント」のための音楽です。1200年以上前に歌われたであろう、単旋律のアンティフォナ(2つの合唱隊が交互に歌う形式)で始まり、ルネサンス期の作曲家ピエール・ド・ラ=リューの5声部のミサ曲が歌われ、様々な写本から取られた聖母を賛美する歌で締めくくられます。」
時々はこんな音楽に浸るのも悪くありませんね。心にたまった色々な種類の汚れ(?)を洗い流してくれそうです。
(ピエール・ド・ラ・リューについては以前こんな記事投稿しています。)
ミサ・コンチェプティオ・トゥーア ~待降節のための中世とルネッサンスの音楽
1-7.作者不詳:アンティフォナ《おお、叡智よ(マニフィカト)/おお、主よ/おお、エサイの根よ/おお、ダビデの鍵よ/おお、昇る光よ/おお、全ての民の王よ/おお、エマニュエル》/8-12.ピエール・ド・ラ=リュー(1460頃-1518):ミサ・コンチェプティオ・トゥーア《キリエ/グローリア/クレド/サンクトゥス/アニュス・ディ》/13.作者不詳:救い主のうるわしき母(ポルトガル写本、14世紀)/14.作者不詳:かくも麗しいバラはない(イギリス、17世紀)/15.作者不祥:恵みあふれる聖マリア(イギリス、15世紀)/16.作者不詳:ノヴァ! ノヴァ! (イギリス、15世紀)
シカゴ・スコラ・アンテクァ/マイケル・アラン・アンダーソン(指揮)
録音 2012年12月8日 USA イリノイ州,シカゴ 聖ヨサパト・パリシュ
そえだ信「臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい」
「掃除機探偵の推理と冒険」に続きこちらもよろしくお願いします。
4編の倒叙ミステリーからなる連作中短編集。ユニークなキャラクターが魅力的です!
ツイッターに感想がよせられています!
「昨日の予告通り、そえだ信 さんの『臼月トウコは援護りたい』の感想を、ブログにアップしました。 もうちょっと素直に読んでも良かったかも、という気もしないでも無いですが、私のようなヒネクレ者にも楽しめる、良い作品です。」
昨日の予告通り、そえだ信 さんの『臼月トウコは援護りたい』の感想を、ブログにアップしました。
— tap (@tap48647575) July 1, 2022
もうちょっと素直に読んでも良かったかも、という気もしないでも無いですが、私のようなヒネクレ者にも楽しめる、良い作品です。https://t.co/FSgVzXuqi3
https://t.co/ZaH6nfqFwY
そえだ信「臼月トウコは援護りたい」面白かった。
— Kenji Kimura/木村憲司 (@Kenji_Kimura_) June 28, 2022
被疑者の無実を証明しようと証言を剃ればするほど、被疑者のアリバイを崩していくキャラクターにまつわる、すっきりするミステリ短編集! pic.twitter.com/wnz6zKrsLq
「掃除機探偵面白かったので購入。 完璧なアリバイを用意して犯行に及んだ犯人たち。雇ったばかりの臼月トウコの援護によって追い込まれていく連作倒叙ミステリ。 風変わりのキャラと独創的なトリックの面白さが際立っていて、楽しめました。」
臼月トウコは援護りたい/そえだ信
— 濃緑ノ茶@読書垢 (@bookkk_7902) June 25, 2022
掃除機探偵面白かったので購入。
完璧なアリバイを用意して犯行に及んだ犯人たち。雇ったばかりの臼月トウコの援護によって追い込まれていく連作倒叙ミステリ。
風変わりのキャラと独創的なトリックの面白さが際立っていて、楽しめました。#読了 pic.twitter.com/onhd2OxvLh
「「臼月トウコは擁護りたい」、読了!倒叙モノの醍醐味の一つに犯人の焦燥感があると思うのですが、本作はこれが思う存分に楽しめて良いですね。使えないバイトとして犯人の目の前に出現する上に、自分の犯罪の弱点はきっちり刺してきて、クビだ!!!にいたる様式美が好き。ドラマにも向くのでは?」
「臼月トウコは擁護りたい」、読了!倒叙モノの醍醐味の一つに犯人の焦燥感があると思うのですが、本作はこれが思う存分に楽しめて良いですね。使えないバイトとして犯人の目の前に出現する上に、自分の犯罪の弱点はきっちり刺してきて、クビだ!!!にいたる様式美が好き。ドラマにも向くのでは?
— えぬびい/ n.bringer (@nightmareb) June 25, 2022
「『臼月トウコは擁護りたい』読んだぜ。 北海道(主に札幌)を舞台にした連作倒叙。犯人が上手く警察の追及を避けられたかな、ってところにふらりと「そうですよーこの人が犯人なワケないじゃないですかー」と加勢しに来たかと思ったらスーパー余計なことを言って急転直下事件を解決しちゃう臼月さんは」
『臼月トウコは擁護りたい』読んだぜ。
— 白樺香澄 (@kasumishirakaba) June 24, 2022
北海道(主に札幌)を舞台にした連作倒叙。犯人が上手く警察の追及を避けられたかな、ってところにふらりと「そうですよーこの人が犯人なワケないじゃないですかー」と加勢しに来たかと思ったらスーパー余計なことを言って急転直下事件を解決しちゃう臼月さんは
こちらで第一話全文無料で読めます。
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二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ
文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」発売中
今朝のCBCラジオ「朝PON」で紹介したのは、そえだ信『掃除機探偵の推理と冒険』(ハヤカワ文庫JA)でした。目が覚めると円盤型お掃除ロボットになっていた、しかも部屋には死体が...というカフカもびっくりの設定。そして彼は札幌から小樽まで30kmの旅に出る。充電は?人目は?とにかく素っ頓狂で爽快!
? 大矢博子 (@ohyeah1101) June 9, 2022
本書は『地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険』というタイトルで2020年に刊行されたアガサ・クリスティー賞受賞作の改題文庫化。AI搭載お掃除ロボットのロードノベルってだけで斬新じゃん? 決死の覚悟で階段を降りたり側溝にハマったりという冒険がいちいち楽しい。あと肉じゃが食べたい。
? 大矢博子 (@ohyeah1101) June 9, 2022
刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先
解説者は、辻真先さん。とても素敵な解説でした。ぜひご一読下さい。
クリスティー賞受賞作が文庫化されて、どうやらぼくに作者からお声がかかったらしい。解説を書かせていただきました。カフカじゃないが、なぜか主人公は掃除機になったのです。そこからはじまる汗と涙のロードミステリ。このじれったくてスリリングな奇想にハラハラして、最後はスカッとしてください。 pic.twitter.com/yvc2qgZVFm
? 辻 真先 (@mtsujiji) May 15, 2022
そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)
クリスタルウインド 添田@cwind7065
「地べたを旅立つ」タイで出版されたようです。 https://t.co/3z50OBCvBc
2022年03月16日 18:32
タイの次は、台湾、でした。