バーンスタイン指揮ウイーン・フィルハーモニー ジューマン交響曲第2番 巨匠が愛した音楽 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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昨日に続いて今日はバーンスタイン指揮ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団のシューマン交響曲第2番を聴きました。(第1番を聴きたいと思ったついでというか何と言うか、4曲とも入った全集を購入してしまいましたのでその流れで昨日は第1番と第3番、今日は第2番と第4番を聴きました(笑))

 

同じウイーン・フィルを指揮した演奏ですが、シノーポリとはやはり大分印象が違う演奏で、シノーポリ盤では色々な意味でメリハリがはっきりしていたり細部の見通しが明確だったり刺激的な要素があったりしたのですが、バーンスタインの演奏ではまずウイーン・フィルの柔らかな音色が印象に残ります。滑らかで美しい響き。そしてなによりも共感に満ちた熱さが強く伝わってくる演奏。

 

そう言えば、バーンスタインはこのシューマンの交響曲第2番が好きだったらしく、コンサートでもよく取り上げていたそうです。

 

彼の最後の来日となったPMF音楽祭でもこの曲を取り上げていました。

 

こちらがPMFでのライヴ録音です。音質は良くありませんが歴史的な記録かも知れません。

◆The Pacific Music Festival Orchestra  
 Leonard Bernstein (Conducting)
♠3 July, 1990 at Sappro,Japan

 

「ロベルト・シューマンの交響曲第2番ハ長調作品61は、1845年から1846年にかけて作曲され、同年11月5日に、メンデルスゾーン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によって初演された。シューマンが完成した交響曲としては、実質的に3番目にあたるが、2番目のものは後年改訂出版されて「第4番」とされたため、出版順序によって第2番となった。スウェーデン国王オスカル1世に献呈された。演奏時間約38分。
シューマンの交響曲の中で、最も遅く日本初演されたものであり、1963年3月29日、東京文化会館にてM.ル・ルー指揮、日本フィルハーモニー交響楽団によって行われた。(中略)
他のシューマンの交響曲と同様に、かつては様々な指揮者が様々なオーケストレーションの変更を行っていた。その中で最も過激な変更を行ったのがマーラーであり、終楽章コーダでは大幅なカットを施している。このマーラー版の録音としてはチェッカート、シャイー(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との新盤)、スダーンのものが存在するが、チェッカートが終楽章のカットをそのまま採用しているのに対しシャイー、スダーンはカットを採用していない。またトスカニーニも、終楽章のカットは採用していないがマーラー版のオーケストレーションの多くを採用している。またレヴァインの録音(ベルリンフィルとの新盤)がマーラー版であるとされて販売されたことがあったが、実際はほぼ原典版通りの演奏である。」(Wikipedia 交響曲第2番 (シューマン) より)

 

シューマン:交響曲全集

名指揮者バーンスタインの晩年にあたる1980年代のシューマン録音。伝統あるVPOを相手に、彼が表現したかったといわれる深い慈しみあふれる音が迫る名演に。

 

 

 

そえだ信「臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい」

「掃除機探偵の推理と冒険」に続きこちらもよろしくお願いします。

4編の倒叙ミステリーからなる連作中短編集。ユニークなキャラクターが魅力的です!

 

ツイッターに感想がよせられています!

 

「昨日の予告通り、そえだ信 さんの『臼月トウコは援護りたい』の感想を、ブログにアップしました。 もうちょっと素直に読んでも良かったかも、という気もしないでも無いですが、私のようなヒネクレ者にも楽しめる、良い作品です。」

 

 

「そえだ信「臼月トウコは援護りたい」面白かった。 被疑者の無実を証明しようと証言を剃ればするほど、被疑者のアリバイを崩していくキャラクターにまつわる、すっきりするミステリ短編集!」

 

「掃除機探偵面白かったので購入。 完璧なアリバイを用意して犯行に及んだ犯人たち。雇ったばかりの臼月トウコの援護によって追い込まれていく連作倒叙ミステリ。 風変わりのキャラと独創的なトリックの面白さが際立っていて、楽しめました。」

 

「「臼月トウコは擁護りたい」、読了!倒叙モノの醍醐味の一つに犯人の焦燥感があると思うのですが、本作はこれが思う存分に楽しめて良いですね。使えないバイトとして犯人の目の前に出現する上に、自分の犯罪の弱点はきっちり刺してきて、クビだ!!!にいたる様式美が好き。ドラマにも向くのでは?」

 

「『臼月トウコは擁護りたい』読んだぜ。 北海道(主に札幌)を舞台にした連作倒叙。犯人が上手く警察の追及を避けられたかな、ってところにふらりと「そうですよーこの人が犯人なワケないじゃないですかー」と加勢しに来たかと思ったらスーパー余計なことを言って急転直下事件を解決しちゃう臼月さんは」

 

 

こちらで第一話全文無料で読めます。

 

 

 

 

 

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

 

 

文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」発売中

 

 

 

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

解説者は、辻真先さん。とても素敵な解説でした。ぜひご一読下さい。

 

 

 

 

 

そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)

 

タイの次は、台湾、でした。