飯山陽「中東問題再考」「快刀乱麻を断つ」どころではない見事な切れ味 これが本当の中東の姿 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

ちょっと前から気になっていた飯山陽さんの「中東問題再考」をKIndleで購入、今ようやく半分ほど読み進んだところです。

 

なかなか明快な語り口。ほとんど「快刀乱麻を断つ」どころではなく見事な切れ味で、日本ではほとんど理解されていない中東問題、イスラム教のことなどを教えてくれます。

 

イスラム国、タリバン、イラン問題、パレスチナ情勢、トルコのこと等々、最近の国際情勢で避けては通れないはずなのに実情はさっぱり分からない中東の問題。なにより私たち日本人にとっては一番苦手な宗教のことが一番重要なポイントになっていることですからどうしてもすっきり理解できないことばかりです。理解していないと言うことすら分からずに報道されるわずかな情報だけであれこれ考えるからますます実態とは遠くなってい待っているのかも知れません。

 

飯山さんは舌鋒鋭く現在日本のマスコミや専門家と言われる人たちによる中東問題の伝えられ方のおかしな所を指摘していきます。日本で伝えられている中東の姿がいかに実情と乖離しているか。タリバンが変わったなどと言うことは絶対にあり得ないこと、イランが民主的な国などであるはずがないこと、トルコが親日的な国だと理解することの間違い等々。そしてなぜかそんなイスラムのことに好意的な報道をするマスコミや「専門家」が日本には多いこと。性差別や人権問題を声高に叫ぶ人たちが女性の人権など一切認めようとしないこれらの中東の国々については何も語ろうとしないのは何故? (イランなど同性愛は死刑なのです!)

 

まだ読みかけで残りも早く読んでしまおうと思っているのですが、読むほどにますます飯山陽さんのファンになっていく今日この頃(笑)

彼女のツイッターもYouTubeの「虎ノ門ニュース」の彼女の出演回も目が離せなくなっています(笑)

 

 

 

 

 

中東問題再考 (扶桑社新書)

ロシアのウクライナ侵略は 中東の独裁国家・テロ組織の暴走を加速させる!!
“力による現状変更"を進めるイラン、トルコ、タリバン、「イスラム国」、ハマスらのひしめく中東世界の現実を 読み解き、日本のメディアや“専門家"による従来の解説の誤りや偏向を正し本当の中東の姿を示す!

 

 

 

 

文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」発売されました

 

未来屋書店発寒店さんの店頭展示です。ツイッターで公開された写真が凄い感じだったので実際どうか興味津々だったのですが、たしかに「大々的に展開」でした!!! 柱の部分のスペースを有効に使った3次元的(?)展示なかなか感動的な眺めです!

 

 

 

我が家からJRで一駅、手稲駅に繋がっている西友手稲店内のくまざわ書店にも行ってみました。

 

 

こちらは「コーチャンフォー新川通り店」。

文庫新刊コーナー、出入り口側からは反対側の真ん中あたりの一番上、「札幌市在住作家そえだ信の卓越したアイデアによる驚愕の掃除機ミステリ」ありました!

 

 

こちら、紀伊國屋書店オーロラタウン店さんの店頭展示。「驚愕の掃除機ミステリ」!!!(ツイッターの画像借用しました。)


オーロラタウン店 | 紀伊國屋書店 - 本の「今」に会いに行こう


 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

 

解説者は、辻真先さん。とても素敵な解説でした。ぜひご一読下さい。

 

 

 

 

 

そして、もう一つ。デビュー作の文庫化に続き6月22日に新作が出版されます。

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

 

 

 

こちらもよろしくお願いします。

 

 

第10回アガサ・クリスティー賞、大賞受賞作

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

鈴木勢太、性別男、33歳。未婚だが小学5年生の子持ち。北海道札幌方面西方警察署刑事課勤務…のはずが、暴走車に撥ねられ、次に気づいたときには…「スマートスピーカー機能付きロボット掃除機」になっていた!しかもすぐ隣の部屋には何故か中年男性の死体が。どんなに信じられない状況でも、勢太にはあきらめられない理由があった。亡き姉の忘れ形見として引き取った姪・朱麗のことだ。朱麗の義父だった賀治野は、姉と朱麗に暴力を働き接近禁止命令が出ていたが、勢太がそばを離れたとわかったら朱麗を取り戻しにやってくる。勢太の目覚めた札幌から朱麗のいる小樽まで約30キロ。掃除機の機能を駆使した勢太の大いなる旅が始まる。だが、行く手にたちはだかる壁、ドア、段差!自転車、子ども、老人!そして見つけた死体と、賀治野と、姉の死の謎!次々に襲い掛かる難問を解決して小樽に辿り着き、勢太は朱麗を守ることができるのか?第10回アガサ・クリスティー賞、大賞受賞作。

 

 

 

そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)

 

タイの次は、台湾、でした。