鴉ノ眼 -262ページ目

筑後・久留米絣工房見学その2

こちらは藍染めを行う藍甕の埋まったスペースです。
こちらの工房には4本一組で藍建されたものが24本並んでいました。
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徳島産阿波藍の蒅に灰汁、石灰、酒などを使って藍建をするそうです。
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こちらは一番発酵の進んだ上藍です。
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濃度の低い下藍から中藍、上藍へと順次染めていきます。
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藍に浸けて汁を絞ると空気に触れ酸化し、藍色をおびてきます。
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染めた糸かせは、その都度よく絞り、何度も土間に打ちつけて叩きます。
こうすることで、より空気に触れさせ藍色の発色をさせるのだそうです。
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こちらの作業を披露していただけたのは、森山哲浩さんです。
次代の虎雄さんになられる方です。

次の工程へつづく

筑後・久留米絣工房見学その1

レンタカーで走ること約1時間、久留米絣の故郷広川町へやってきました。
この日工房見学を申し込んでいたのは「森山絣工房」さん。
小絣で有名な森山虎雄さんの工房です。

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現在つくられている久留米絣は自動織機による量産品が生産数の大半を占め、麻の皮による手くくり、本藍染め、手織りの伝統的な技法を続けている工房は少ないのが現状です。
※ちなみに久留米絣は現在46の工房・工場がありますが、伝統工芸士保持者はわずかに4名のみです。

この日は稼働してなかったみたいですが、わざわざ工程を披露していただけました。

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図案に合わせて経緯糸の分配、寸法などを下絵に描き込みます。

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経糸を通す「おさ」にも下絵にあわせて印をとってます。

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絣糸を括っているのは大麻。
下絵にあわせて大麻の皮を裂き濡らして括ってゆくとのことです。
印をつけいるのは柄だとおもいます。
括るだけでも結構根気のいる作業ですね。

次の工程へつづく

筑後・久留米

昨日は朝8:00頃のJR特急つばめ号に乗り込み久留米へ移動しました。
地図だと近く見えますが、特急で1時間くらいかかります。

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久留米駅には9:00頃到着しました。
久留米駅では手配してあったレンタカーに乗り込みました。
レンタカー借りるなら熊本出るときから借りた方がいいように思う方おられると思いますが、福岡乗り捨てなので、熊本で借りると県をまたぐため、乗り捨て料金が加算されてしまいます。
なので、久留米で借りれば乗り捨て料金かかりませんので、特急で移動した方がお得なんです。

ところで、なんで久留米??
私のことご存じの方はお察しがつくかと思います。
続きは次へと(^^)

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