夫が不貞をシタ過去は変えられない。でも夫婦関係は変えられる。夫が又シタ時はthe end。節操ナシだった夫との再構築は私にとってイチかバチか。だが覚悟はあるから今は向き合って乗り越えながら新しい形の良い夫婦関係を築ける様もう1度2人で努力しよう(シタ夫Ruiに告ぐ)
物心着いた頃から中学生までずっと私は写真を撮られる事がキライな子だった撮ってもらった写真を見返してもくったくのない笑顔の写真は数える程しかないファインダー越しに『はい、笑って~』と言われると余計に笑えずぎこちない写真の方が多い頑丈に鍵をかけたはずの心の奥を全て見透かされているようで投影されそうで怖かったからだたまにしか会わない親戚の集まりでも子供らしくないとかしっかりし過ぎてるなどと言われるような子だった友人宅に遊びに行ったときも同じ我が家ではごく当たり前のことをやってるだけだが何か行動する度に偉いわ~きっと親御さんの躾がしっかりされてるのね~と言われるも私はちっとも嬉しくなかったむしろ、胸が苦しくなる言葉だった子供らしくない子供だと自覚していたそして子供らしくできたらどんなにいいだろうどれだけ歯を食いしばって生きているか私の生活の何がわかっていてそんな呑気なことを言えるのだろうと心の中で思ってはいたが弁解する気は起きなかった誰も人当たりのいい明るい母と無口で生真面目そうな父からは想像もできないだろうことも信じてもらえないだろうことも承知していたから仮に信頼できる大人がいて話せたとしてもかわいそうにと同情されたくはなかった可哀想な家の子残念な家の子と思われたくなかったその思いと同じくらい当時は両親のことを悪く言われたくも思われたくもなかったのだろう自分でも矛盾してるおかしな心理状態だったと思うが私と同じ経験をした子供たちには割と多いことかもしれないと、歳を重ねた今は思うニュースで最悪な結末を見たり私の周りのとても想像も出来ないような若い子がひょんなことからサラッと子供時代の経験談を明るく話す姿を目にする度にとても心が痛む子どもが子供らしく作り笑いではなくくったくのない笑顔を向けてくれることも笑顔でいられることも決して当たり前ではないその笑顔を生み出している家族だったり、環境だったり友人だったり愛に包まれ安心できる場所幸せだと感じられているからこその笑顔だからこそ貴重で絶やしてはいけない生きていればいくらだって辛いことはあるし別れもあるその時その貴重な笑顔が消えてしまうかもしれないが誰かが意図的に仕組んだことではないなら防ぎようがなく止めることもできない成長する上で仕方がないとも言えるだろうだけれども子供より遥かに経験も知識もある大人が衝動的だろうと意図的だろうと子供の笑顔を奪っていくのは防ぎようがあることで仕方がないでは済まされないことと、私は自分の経験上どうしても強く思ってしまう旦那の不倫相手の〇〇〇〇さんのお子様の笑顔も同じことそれこそが私の心の核あの女の子がこの先事実を知る時がもしもあるならば自分の母親をどう思うかそれはわからないだが、そのきっかけを作った張本人である旦那に対しては恨みや憎しみは沸き起こる気がしてならない殺したいほどの罪人と思われても当然だと思っているそして、旦那の不倫を止められなかった見抜けなかった妻の私にも怒りや憎しみを持たれて当然だと受け止めている心の底から誠心誠意ごめんなさいと謝りたいそんなことで済まされないことはわかっていても時間が戻され不倫を止められるのであればどんなにいいかわからないそれが叶うならなんだってするしかし現実の私にできることといえばひたすら謝ることしかできない本当に本当にごめんなさい貴女のあの笑顔が消えるようなこと願うはずがなかった貴女のことを傷つけたくなかった心に傷を残すようなことをしたくなかったそれだけは誓って本当なのそれなのに傷つけている現実本当に本当にごめんなさい
ただでさえ信用が地に落ちた旦那がシタラリまで罹っているそれは信じられる要素など旦那には何一つないという現実を改めて私に示していたそして、自分自身もこのタイミングでサレラリに完全に侵され心と脳を支配されてしまえば偽りの世界から永遠に抜け出せなくなる要素を私が持っている気がしてならなかった気を引き締め自分の心と旦那の心……何がホンモノで何がマヤカシなのか心してかからなければ判断を見誤るかもしれないだが、(そんなことは決して許されない)と、私の心の核となる部分が大きな声で言っていた失敗できない……しくじれない……プレッシャーがのしかかる押しつぶされそうな責任から完璧な人間はいない失敗から学べばいい失敗はつきものなど、生きていれば1度は耳にする言葉も思い浮かんだけれどもすぐに(それは、やり直しがきくこと、被害者が出ないこと、許されることであればこそでしょ?この件に関しては見誤ることも逃げることも許されないよ)と、先程より心の声が大きく聞こえた(人間は完璧ではないからこそ模索しながらもリスクに備えたり対策を講じたり細心の注意を払いながら生きているんでしょ?)鳴り止まない声と重なりあの1人で迎えた夜のことが蘇り頭がズドンッと重かったそういえばなんで、私はあの夜大キライになった旦那の事が気になったんだろう……深追いしてみたが家族愛=気になる夫婦=気になる情=気になるとなるのか?その全てか答えは断定出来なかったただ、あの瞬間もう、これ以上裏切られたくない傷つきたくない嘘の世界はウンザリまた旦那が嘘をついたなら終わりにするだけだから真実を知りたいとは思っていた……得体の知れない不安と思っていたが正体が何か露になったそして、何故気になったのかもわかった自分を守るためだ愛も情も関係なかった偽りによるダメージを重ね過ぎてこれでもかと容赦なく傷が広がり続けることへの不安を解消したくて事実を確かめたかっただけなんだ自分の心が見えてよかった……と、安堵したが、それも束の間次の問題が頭をよぎる旦那の嘘を暴くのであれば今この瞬間の旦那の動向を詮索するよりも確認しなければ気がすまないとこれまで思いついていたいくつもの過去の履歴を調べる方が得策だったのでは?……正常な判断ができていたらきっとそちらを優先したはずだやはり、私は正常ではない異常な行動……=サレラリだ私はサレラリに罹っているその間旦那のことが大キライから異性としてのスキや愛してるに変化することはなかったのは確かだったそれ故にまだ、大丈夫サレラリには罹っていないと心のどこかで思っていたが違ったそれもあの夜はかなり重度のサレラリ一体いつからだろうか……自分の言動、行動、思考思い返してみると旦那が不倫の自白をしたその瞬間からだこれまで不倫者達を見聞きしてきてある程度自分は免疫がついていると思っていたが早々にサレラリに罹患していたことに落胆したそして、この先またどのタイミングでサレラリが襲ってくるか進行するかわからないその時、歯止めをかけ立ち止まり見誤らないよう考える必要があるそれが出来る唯一の方法は私が旦那を許せない理由=発覚時からずっとブレない私の心の核それを思い出すんだと心に誓ったそう……見誤ることは許されないのだから
あけましておめでとうございます今年こそはコロナの終息が叶いますよう願うとともにみなさまのご健康とご多幸を心より祈念申し上げます本年もマイペースですがよろしくお願いいたしますMasaki
*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:.あらゆる人に影響を及ぼし世界中を震撼させたコロナとの共存生活だった2020年がもうすぐ終わろうとしています1年間みなさま本当にお疲れ様でした皆様ご体調など、崩されずお健やかに年末をお過ごしになられていることを切に願っておりますそして、思うように更新ができない中でも貴重なお時間の中、当ブログにお立ち寄りくださった皆様メッセージをくださったみなさま本当に本当にありがとうございましたいつも心の中でみなさまのお気持ちに感謝しています下半期は寝落ちする事も多くいつも読ませて頂いてるブロガーさんのブログにいいねをしたつもりでできてなかったり……どうやってたどり着いたのか自分でもわからないブロガーさんの所で意識のないままタップしたと思われる意味不明なコメントを送って完全に寝落ちしてしまったりもありその節はろくにご挨拶もいたさずご無礼を申し訳ございません自分ではまだ出来ると、思っても体がついてこない1年でしたが年を越せる命がまだあることに感謝ですみなさまも、1年間の頑張りと疲れをお労りくださいますようにそして、時節柄くれぐれもお身体をたいせつになさって良いお年をお過ごしくださいますように*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:.Masaki
Bluetoothイヤホンを接続すると音量を最小にし震える手でボイスレコーダーを再生した頭が拾うコトバは相変わらずイメージの悪いフレーズばかりで思考がソコで遮断されるため何度も何度も再生し直して聞いた(そういうことね……)ようやく旦那の心情を想像でき質問したいことも思い浮かんだだが、今すぐ自室を出て旦那に質問しに行っても意味がないと、すぐに悟ったそれは、サレラリよりもタチが悪いシタラリに旦那は罹っていると全てを聞き終えた私の脳が出した答えだったから……罹患が真実か偽りか証明できる科学的な根拠は何もない言ってしまえばただの私の勘に過ぎないそれでも純粋な心の持ち主なら旦那の言葉の中に嬉しいと思える部分もあったのかもしれない不倫者達を見聞きする事なく生きてこられたなら私ほど邪推することは無かったのかもしれない残念ながらどちらも違う私には科学的根拠など関係なく根拠の無い自信で確信していたサレラリもシタラリも発症時期と覚醒時期は人それぞれだが色々な過程を繰り返す中で稀に良くも悪くも完全に覚醒しきれない場合さえあるそこは両者一緒なのだが違うのはシタ側には根深い不倫脳があることソコにシタラリが加われば真の姿を見極めるのは安易なことではない費やす時間もエネルギーも膨大な量となるそして、そこまでかけて現れた真の姿にただただ絶望しただけという結果で終わることだって勿論ある……自分の心に向き合うことにも疲弊しているというのに明日の仕事の事もあるというのにそもそも自分の脳や記憶力にも不安があるというのに旦那の発言、一挙一動に目も耳も心も開いて見守ることなど私にできるのか?……そうしたいのか?……何のために?……静まり返った自室の中1人自分の心に問い質す出来るかどうかではなくやらなくてはいけない心も体もボロボロになったとしてもやりたいやる価値はあるそう、答えが出た理由の1つは自分から足を踏み入れたこの答えを出したかったから『暗闇の入り口』呼吸を整えなければまた過呼吸をぶり返しそうで旦那に一気に投げ掛けた質問……「アナタは何故妻ではなく他の女性が必要だったのですか?」シミュレーションしていても実…ameblo.jpそしてもう1つの理由はこの時に感じた『旦那と私……それぞれの望み②』旦那の回答を待つ間ふと自分の体に目を遣ると私の左側の腕と足は小刻みに震え手先と足先が冷たくなっていた。部屋の中は十分暖かく旦那の風邪がうつった?と一瞬思いも…ameblo.jp負の感情が少しでもいいからどんなカタチでもいいから違うカタチになっていてほしいと思ったから遠い昔のことだけど1度は生涯を共にすると私は固く誓った相手それなのに……この先、私がどんな決断をしても負の感情だけで終わるのはあまりにも悲しすぎると思ったからそれが私の本心だった
自分という存在価値を高く評価できる人間ならばぞんざいな扱いを受けたと感じた時仕事以外でも毅然とした態度で臨むことができたかもしれないが私はそのタイプではなかったぞんざいな扱いを受けることに心が麻痺していた子供の頃の自分がどんなことを思い、考え、その瞬間、瞬間をやり過ごしていたのかLINEを読み返している旦那を見ながら走馬灯のように蘇り宿命に近い感覚があっただから、(所詮、妻である私に対してはそんなもんよね)と、自分でも不気味なほど受け身でいられた旦那の回答がいつ始まるのかさっぱりわからないので自分のスマホを取り出してボイスレコーダーの録音ボタンのタップと自分が送ったLINE画面『旦那へのLINE』相手の都合や状況を考えず電話やLINEをすることは無かったそれまでの私なら……相手の心理状態、生活リズムなど支障がでにくいタイミングを見計らって連絡していたそ…ameblo.jpを開いてスタンバイだけは済ませておいたそれからしばらくすると旦那が話し始めた「正直、ここまでMasakiを追い詰めることになるともこんなに辛い思いをさせることになるとも予想してなかったそれくらい甘い考えで今までいたけど今回、今までに見た事がないMasakiの姿を目の当たりにしてよくわかったからこれ以上傷つけることはしないだから同じことを繰り返すことは絶対にないと言いきれるチャンスをもらった時に不倫のことは言えなかったのはもう何年も前の事で同じこと言うようだけど終わった事と自分の中では思っていたから別れを告げたわけでもないのに終わってないってMasakiに言われるまでその矛盾にも気づいてなかったMasakiとの記念日を重ねるごとにこんなに長く付き合っても飽きないのはMasakiしかいないってこんな自分とバカげたことでも付き合って傍で笑ってくれるのもMasakiしかいないって一緒にいて落ち着く存在って結婚する前から時々だけど伝えてたよね?いつかはMasakiと結婚するだろうとも思っていたから25歳の時、婚約指輪の話をオレからしたんだけどMasakiは要らないって言ったの覚えてる?結構、アレはショックだったんだよそうは見えなかったかもしれないけど……何が言いたいかと言うとMasakiを傷つけようと思ってやったことではないということ嫌いだからとか恨みとかそんなのない悪いことバレたらいけないという認識はあったと思う後ろめたさがなかったとも思えないけどその時どんな感情でいたかはハッキリとわからないただ、軽い気持ちしか無かったのだろうとしか思えないこんなこと聞かされても納得もできないだろうって……自分が逆でも納得なんかできないって思うけど思い出せることはLINEじゃなくて正直に伝えたかった」今のが私にLINEで返せず口で伝えたかったことなのだろう旦那の口から述べられた回答の9割以上は記憶に残っていなかった部分的に頭に残っているのはどれもイメージの悪い単語だけだったそれが非常に、恐ろしく感じていた頭が良いわけでも記憶力が抜群に良いわけでも決してないのだが人との会話の中で良いことも悪いことも心に残しておきたいと脳が思ったものは大体のことは覚えていた一言一句ブレずに覚えているとかそういうことではないのだがあの時こういう話ししたよねって思い出したり自分だけでなく相手の話したこともかいつまんで再現したりするのは割と得意で(良く覚えてるねーそうだった!思い出した!)なんて言われることも、結構あったから……自分の心癖のせいもあるかもしれないがその人と会話をした時自分が何を感じてその話をしたのか周囲の状況(天気や環境、香り、季節など)とセットで記憶するクセがあるだから会話を思い出す時その瞬間の場面が頭の中では周囲の状況も含めて映像化された状態で再現されるそれなのに1割以下の単語しか記憶できていない……私の頭はおかしくなっているのではないか?こんな頭で仕事をして大丈夫だろうか?諸々含めて、とても怖くなった単語しか覚えていないのだから旦那に何か言いたいことも思い浮かばないやっぱりLINEで返してくれていればよかった……あちこちに思考が取っ散らかってどこに集中したいのか自分のことなのにわからなかった状況的にココで切り上げると後々、めんどくさいなと思いはしたものの(とにかくボイスレコーダーを聞かないと……)という思いが先行した「1人になりたい」不安そうな何か言いたさそうな微妙な表情の旦那にそれだけ伝えるとその場を後にし自室のドアを閉めた
家に入るとトイレから「おかえり」と旦那の声がした年末までの1ヶ月騙し合いを重ねた末泥試合が待っているかもとこれまで見聞きした経験から行く末を想定していたその場合旦那のウソは虚偽の申告として謂れのない抗弁には身の潔白を証明出来るように物的証拠を少しでも多く取り揃える必要がある常に最悪の事態を考えて……急いでいつもの場所に置いてある旦那の財布の中身を確認しそっと元の場所に戻した旦那の金銭感覚に任せて私が干渉することはこれまでなかったがお金の出入りからも何かわかるかもしれないと思ったからだったそこへ手洗いを終えた旦那が開口一番「スープ温めようか?」(あーやっぱりこの人、食欲あるんだ……)確認せずとも先程の妄想から答えが決め打ちされる(しかもまだスープあるんかい)「私はお腹いっぱいだからいらないけどお腹空いてるでしょ?どうぞ食べてください」「オレはいい、それよりお昼は食べれた?」「そんな事、今さら聞いてどうするんですか?」「気になったから……」「ご心配には及びませんお腹いっぱいって言ったでしょそれより今日は1日何をしてたんですか?」「……ずっと家にいて色々考えてたよ考えごとしてると、頭が煮詰まって気休めに時々、漫画は読んだりしたけど……」マンガの件は旦那のことだから絶対にウソをつくか黙秘すると思っていたそれだけに予想がハズレホッとするどころか一瞬だが面食らった「ホントに?実際は〇〇〇〇さんに連絡してたんじゃないんですか?」「してないよ、するつもりもないけど何一つ削除とかしてないから携帯確認していいよ」指摘しても尚ちょいちょい出てくるタメ口にイラッとしつつも一芝居で得られたチャンスはムダにはできない手早くLINE通話の履歴を確認したが不倫相手への履歴は過去日も含め1つもなかったついでに飲み会に参加していた女性のほうもLINE通話履歴を確認したがそちらは飲み会当日と過去日が数件残っていた旦那がLINE通話の削除方法を熟知しているとはとても思えないがだからといって旦那の行動を信じたわけでは勿論なかったスマホを旦那に返しながら「私は昨日LINEで答えてって言ったのを覚えてます?」と聞いてみた「覚えてる……でも文章で書いてもし自分が思ってるのとは違う風に受け取られたら……もうイイって言われそうだし実際、違う風に受け取られそうだからそれなら直接、口で伝えようと思った」「じゃあ、今LINEの質問全てに答えてください」旦那は私が送ったLINEにもう1度目を通していたその姿を見た時……休みだったのに考える時間は十分あったはずなのにサラッと答えられないのか?LINEを見返さないと内容を覚えていないのか?と、旦那の答えを聞く前にすでにガッカリしていたそれは決して旦那に対してではなく所詮、妻である私に対してはそんなもんよねと、ぞんざいな扱いを受ける自分自身の存在価値に対してだった
仕事をしていない時間はどこにいても何を見ても最終的には旦那の不倫の事を考えていた他の事を考えたくても自分の三大欲求も消えていたその時の私は何かをしたいという気持ちが湧いてこない何食べようかな?なんて当たり前に日々考えていたことができないし必要なかった旦那の不倫を知る前の自分なら疲れている時など若干、料理を作ることが面倒だとさえ思っていたことだが、それは決して当たり前ではないし誰かの為だろうと自分の為だろうと料理を作る活力があったこと何か食べたいなと思えていたことは自分がいかに恵まれた環境で生活をしていたのか……面倒だなんて不満ではなくもっと感謝できることだったんだなとこんな状況になって身にしみて感じていたそれと同時に旦那は今お腹すいたなーとか何か食べたいなーとか考えられるのだろうか?と、ふと思った私が眠れない間眠れていた旦那なのだから食欲も健在なんだろうな……それに今頃不倫相手は娘さんのためご主人のために何事もなかったように夕飯の支度をしたり家族水入らずでご飯を食べているのかもしれないな……それが、ある日突然誰かの手によって出来なくなる時旦那も旦那の不倫相手も自分のそれまでの環境を振り返り感謝するのだろうか?壊した誰かに怒りをぶつけたり牙をむくことが先じゃないのかなと勝手に妄想を繰り広げていた考えたくてこんな事を考えているわけじゃないのに1つの事からどんどん考えが広がり旦那の不倫という中心軸に戻ってくるこの中心軸が変わらない以上離婚しても再構築しても同じところを私はぐるぐるしているのだろうなと頭ではわかっているがこの先ずっと変えられる気がしなかったどうしたらいい?もう自分だけの意思ではどうにもできそうにないなぜなら無理矢理、自分の意思でよし!今から中心軸を旦那の不倫ではなく自分優先に切り替えるぞ!って頑張ってみたところで数時間も持たない気がしたから継続できなければ私という人間にとっては意味がなかった自分を優先して中心軸を自分軸にするためには何かしらの欲が必要なのにその欲がもう湧いてこないのだから意思だけではどうにもならないと思ったのだったそこでたどり着いたのがどうなれば?どうあれば?という消去法ある種、他人主導とも思える方法だが自分には合っていると思えた沢山たくさん不倫者達を見てきたということは比較対象がその数だけいるということ不倫がバレた後の態度もその後の人生も実にさまざまだった旦那と私の行く末がどうなるのか?明るいものとはとても思えはしなかったがとことん泥沼化するのならそれもやむを得ないことなのだろうどの場合もこれ以上ウソをつくようであればその時点で終わりどんなに些細なウソだとしても終わり旦那はどう出るのか?前フリもなく早速、聞いてみよう家路についた私はそっと玄関の扉を開けた
最後に確認したのは位置情報とアプリの起動履歴とアプリの種類のログだった位置情報に関してはダミーのアプリもインストールしている訳だからいくら旦那でも安易に自らGPSをオフにするような事はそうそうないだろうがだからと言ってチェックしない理由は私にはなかった会社から家へのルートが表示されその後はずっと家に滞在していることをログは示していたただ、スマホを家や車内や会社に置いておけばいい話なので真っ向から信じてはいないがそこはアプリの起動履歴である程度、時間の流れは把握できると入念にチェックしたものの会社にいたであろう時間と家にいる時間に怪しい点はなかっただが、これだけでは終われない旦那が言っていた本能のまま……とかなんとかごちゃごちゃ言っていた言い訳を忘れたわけでも信じてないわけでも信じたわけでもなかったからだサレ妻になる前の当時の自分は不倫をする人達を見たり聞いたりしたくないのにどうしてこうも遭遇するのだろうかという思いだったけれども、今にして思えば旦那や旦那の不倫相手に対して色々な可能性を考えつくことができたという点においてはその経験があったからこそなのかもしれないとは思う色々と考えうる可能性の中の1つに私に不倫相手の事を話した旦那は次なる出会いを求めて出会い系アプリをインストールするかもと思っていたスマホ内のアプリはインストールしてもアンインストールしてもログにはその証拠と時間まで残るため言い逃れは出来ない設定もアプリの一種なのだからGPS設定をオフにしてもそれ以外の何かしら設定をいじったとしても隠しファイルなど高度なアプリを使おうともログには確実に残るそれほど優秀なアプリを仕事で使うことはあっても旦那に使う日が来るとは想像もしていなかったけれど……とりあえず一通りチェックしたが出会い系アプリの存在はなく今後もぬかりなく様子見が必要だなと思いながらログを全て閉じた外の景色を見ていると数日前にこの景色を見ていた自分とは違うこと戻ることはもうできないことを改めて思い知らされる変わってしまった現実と自分……何がどうなれば?どうあれば?私は離婚か再構築か吹っ切れるのだろうか?今一度自分の心に静かに問いかけていた駅に到着する頃離婚の場合の答えは出たが再構築の場合までは答えが出なかったそのかわりと言ってはなんだが再構築を選んだとしてもやっぱりや〜めた!と吹っ切る場合の自分の答えは見つかりほんの少しだけ心の重荷が軽くなった気がした
次に確認したGPSログは電話とLINEだった電話アプリからの受発信履歴はなく旦那が証拠隠滅のために履歴を消去した形跡もなかったただ、LINE電話でかけた場合の履歴は優秀な本命GPSアプリをもってしてもログには反映しない確認するのであれば面倒だが旦那のスマホから直接LINEアプリを起動して確認しなければならないこれで、また1つ確認しなければ気が済まないリストが増えた(´Д`)ハア…私は大キライな相手なのに一体何をしてるんだろうかという考えも一瞬よぎったがイヤイヤ、証拠を探す為でしょとそれ以上、自分を追求する事はやめておいたそして、気を引きしめ直してLINEトークのログを確認した不倫相手の〇〇〇〇さんに連絡をするか?しないか?コレは私の中では五分五分だっただから、こんな私でもさすがに緊張が走った……結果はシロではあったLINEアプリは、開いた時点でスクショが残る文字を打とうとすればその最初の入力画面のスクショも残るタイムリーに操作しなければ全文のスクショを見ることは不可能なのだが1アクションごとにスクショが残るシステムになっているだから、私に送った5秒もあれば送れる内容のあのLINEのスクショも残っていたそして、旦那が私に送る前に本当は何を書いていたのかもそこには残っていた最初は(ずっと自分のした事を考えていて 仕事どころではなかったよ でも、本当に仕事が忙しくて )まで入力していたその後、全消しして最初の文字打ちの所でカーソルが止まっていたその未入力で止まっているアクションが何度も何度もスクショに残っていたこの時の私の心境は絶望的だなと思う心と最初に入力した内容を送らなかった理由が私が想像する通りなら少しは見込みがあるかなと思う心の半々だっただが、全消しした理由を今は聞けない聞くのであれば、本命GPSアプリの存在を話さなければならないそうなれば旦那が不倫相手と今後どうするのか真相は闇の中になってしまう旦那に対しても最低でも1ヶ月私は仮面を被るしかないのだ外でも仮面、家でも仮面剥せる時は1人の時しかない息が詰まる思いと1ヶ月やり遂げる自信がなかったそして、色んな事がめんどくさくなって投げ出してしまいたくなったもういっその事、心に全てフタをして何も無かったかのように子供の時の私のように振る舞うことはできないか?とも考えてみた何もかも、終わったことにして今まで通りの生活慣れ親しんだ日常を過ごせないものかと想像してみたそうすると、私の希望とは逆で旦那との結婚生活で辛かった事ばかり蘇ってきたあの時もあの時も……旦那は不倫していたんだ……そう、何もなかったかのように振る舞うなんてことは私の器量ではムリだったそれなら、いっその事全部投げ出してどこかに逃げ出して人生1人で、やり直してみようかなけれどこれまで築いてきた大事な人達との関わりを(←勿論、旦那以外)全て断ち切ることはできないと悟ったムダな足掻き出来もしないムダな想像に過ぎないがそれでも、想像するだけなら自由だし逃げ道は必要だからと自分に言い聞かせ落ち着かせることはできたそういう意味ではこの時の思考もムダではなかったのかもしれない
旦那と向き合う方がマシとは思ったもののいつかこの古傷にも向き合わなければいけないと心のどこかで受け入れてはいただが、今すぐこの古傷を自らの手でえぐり出し向き合ってみた所で明るい未来に変わるはずもないのになんの意味があるのかとその時はまだ反発心の方が勝っていて私も逃げていたスマホを見ると新着通知の中に旦那からのLINEもあった返信は帰ったら話そうそれだけだったお忘れなのだろうか?私は、LINEで返してと伝えたはずだ顔を見て直接話したところで時間ばかりかかって話しはちっとも先に進まない一言目には考えがまとまらないだとかうまく説明できないだとかばかりでまともな返事は返ってこないだから、せめて筆談なら冷静に自分の心と自分のシタ事に向き合って気持ちの整理がつきやすいのではと思い敢えてLINEで返してと伝えたのに……静寂とは無縁な私の精神状態など旦那は、これっぽっちもわかってはいないだろう事ものほほんと1日過ごし何も考えてはいないだろう旦那にも腹立たしさしかなく帰りの電車内で遂に本命のGPSログも開くことにした5秒で返せる内容のLINEだがそれ以外の時間は1日中旦那はいったい何をして過ごしていたのだろうか?長年、隣で見てきた私には旦那の行動パターンも思考回路も予想はできたそれでもどうか、もうこれ以上、失望させないでと心の中では願っていた真っ先に開いたのは閲覧履歴のタイムログ……願いも虚しく旦那は1日の合間合間に電子書籍でマンガを読んでいたその時間はトータルすれば数時間になるやっぱりね見事に期待を裏切ってくれる予想していた通りの結果だったこの調子なら私が仕事しているのをいいことにPCでオンラインゲームもしているだろう確認しなければ……次の休日にやらなければいけないことリストがまた増えたε=( -ω- `)フゥ…いや、実際はやらなくてもいいのだが確認しないと気が済まないリストがまた増えたという方が正しいか……パソコンに私が何か仕込まなくてもPCの起動からシャットダウンするまでのイベントログはドライブに格納されるその他にもシステムには色々と記録されているのだから面倒くさいが探ろうとその気になれば隅々まで探れるその仕組みも確認方法も旦那は知らないだろうから早めに手を打とうそう思いながら次のGPSログを開くことにした
精神的には誰も待ってくれてはいないとわかっている家に最短ルートで帰る気になれずわざと会社からは15分ほどの距離がある迂回路の駅に向かって歩いた会社を出るときに親友Sが少しでも気が紛れればと一緒に寄り道するか?Sの家に泊まりに来るか?声をかけてくれたけれど断った仮面が剥がれないように戦った1日とにかく1秒でも早くひとりになりたかった無表情の自分に早く戻りたかった大好きな親友、大切な親友と距離を置くほど心に余裕がなかったから自分でも自分がわからない生きていていいのか生きる意味があるのかさえわからない生きていていいよと言ってくれたとしても誰の声も届かない殻に閉じこもった自分はサイテーな自分とわかっているけれどどうやっても頭と心を切り替える事ができなかったこれまでどんなにイヤなことがあっても揉め事があってもトラブルが起きてもどうにかこうにか気持ちを切り替え頭を切り替え乗り越えてこれたのに夫が不倫をしていた不倫ができる夫だったズドンとのしかかるその現実は私の思考と心と時間を止めるなぜなんだろう……家族に傷つけられたのは今回が初めてではないのに血の繋がった家族に傷つけられた傷の痛みは深く深く残っているけれど旦那の不倫は血は繋がっていない家族の裏切りなのに比じゃなかった私の心の声はどうしてあなたまで……私を傷つけるの?どうして?あなたも私がキライなの?憎たらしいの?私は生まれてきてはいけなかったなんで弟ではなく私が生きているのだろう弟が生きて私が生まれてこなければ全てのことは上手く回っていたのかな……そう叫んでいた弟のことは旦那からしてみれば何の関係も責任もなくそんなことまで自分のせいにされたらたまったもんじゃないよと思うだろうだが、私の心の声は年月をかなり遡って私を責め立てる心の声を拾うのであればそこも掘り下げなければいけないのだろうか関係性はあるのだろうか私が家族や結婚に執着してることに因果関係はあるのだろうか向き合うにはあまりにもキツすぎる旦那の不貞の事実で既にドン底をさまよっているのにこれ以上自ら落ちる勇気も覚悟ももてなかったそれならば、まだ旦那と向き合った方が楽であり、マシな気がした
駅のホームで電車を待つ間サクッとスマホのポップアップだけ確認したが旦那からの新着通知はなかった利用する路線は午後出社の時なら電車内でもスマホを見るスペース位はあるが朝のラッシュ時はそうもいかない隣の人や前の人が何を見ていようと干渉しない素振りを決め込むのはこの土地特有その時の私にはありがたく感じる心境ではあったが本命のGPSログをスマホ画面に展開することはさすがにできなかったふと、ホームに並ぶこの人達にとって表の私はどんな風に見えるのだろうと思った……珍しくもない朝の風景の中並んでいるOLの1人といったところだろうかパンツスーツの外見だけならバリバリのキャリアウーマンにでも見えるだろうか裏の私はどん底で生きる気力もなく何とかホームに並んでいる数日前にサレ妻になったばかりの女見える世界とその裏の真実の世界は違うと自ら証明している気分だったということは逆にここに並ぶ人達の中に配偶者を裏切っていない人が一体どれくらいいるのだろうか不倫なんてきっかけはどこにでも転がっていることを見てきたはずなのに自分の旦那の不倫は見抜けなかった私真面目そうなあの人も優しそうなあの人ももしかしたら……そんなとんでもなく失礼な想像を脳内で繰り広げてしまった配偶者を裏切らない信念を持ち実際に守りぬける精神力を持った人は数える程しかいないのではないだろうか離婚を選んだ場合その後の自分をイメージしてみるもそんな希少な人とお互いフリーで出逢いそこから、お付き合いが始まるなんてことは極めて低い確率に思えた仮に出逢えたとしても自分も他人も社会も秩序も何もかも信じられなくなった私がまずすることは本当に既婚者ではないかお付き合いしている人がいないか嘘がないか身辺調査から始めるだろうこれからお互いを少しずつ知ってお付き合いをはじめましょうという段階でそんなことをして果たして信頼や愛を築けるのだろうかそこまでして誰かと一緒に過ごしていきたいと思うだろうか……もう、その気力も時間もさきたくないと思えた離婚を選んだ場合は私は生涯「おひとり様」で生きていくのだろう性欲は強くは無いが完全に衰えたわけではない若い頃に思っていたフリーの身なら自由だという考えが私の中から消滅してしまった仮に1夜限りだとしても本当に既婚者じゃないのか彼女持ちじゃないのか身辺調査無しではその気にもなれない調査無しに身元もフリーであることも間違いなくわかっている人となると仕事関係者しかいないわけだが……相手の気持ちは勿論のこと仕事に影響が出ない両者の利害の一致が必要不可欠……考えただけで何かと面倒だ誰かと一緒にしたいと思える日がきたならばリスクを承知で女性用風俗でも利用するしか道はないのだな……つい先日まで、旦那といつかはできるその気になればできるタイミングがあえばできるなんて、呑気に思っていた自分だったのに……自分の人生が変わったんだという現実をまた1つ噛み締めていた1人で生きていくという強さは表面上の綺麗事では済まされない好きだの嫌いだの関係なく1人がいいと心底思えなければ離婚をしても私は後悔する逆も然りで生涯「おひとり様」は寂しいからなどと目先の利益で旦那と一緒に生きることを選んだなら私は必ず自分の決断を後悔する私が決断する時自分に何が必要なのか漠然とだが見え始めた
仕事から疲れて帰ってきて早々に言い争いなど誰だってしたくはないだろう仕事に行く前でも同じく……職場も業種も違う旦那にその日の仕事内容や状況が手に取るようにはわからないように私も旦那がLINEすらまともに返せないほどどれほど忙しく大変な状況だったのかわからないお互いにわかっているのは前夜の着信数やあんなLINEを見ればいつも通り何事も無かったようには帰ってこられないということだ不貞を次々と自白した旦那は今どんな気持ちでこの家に帰ってくるのだろうか本音を言えば帰りたくない?いっそのこと行方不明になりたい?不倫相手の所にでも逃げ出したい?自白なんかしなければ良かった?全て当たっている気がしたけれど問い質した所で「そんなはずない」としか言わないだろうと予測できたそれがホントかウソか100%確かめられる物でもあれば聞くのに……心底、手に入れて何もかも確かめたいくらいの気持ちだったこれまで不貞をしていた間どんな感情を持ち合わせて旦那はこの家の敷居を跨いできたのだろうか不貞をした手で私や家中のありとあらゆるものに触れ相手と一緒に脱ぎ着したであろう衣類をいつも通りランドリーボックスに入れいつも通りご飯を食べ布団に入るそんなことができる旦那に後ろめたいとか申し訳ないなど罪悪感があるとはとても思えない元々、備わっていなかったのにバレたくらいで罪悪感が突如、生まれるはずがない罪悪感とはそういう類のものではないそんな軽々しいものではないと私は思っているから旦那にとっての人生とは生きるとはなんだと思っているのだろうか今は働き盛りといえる年代も幅広くなってはきたが数年先、数十年先のビジョンを持ち30代の働き盛りにしかできないこと挑戦したいこと努力することが沢山あると私は思って生きてきたその隣には当然数年先、数十年先も旦那と一緒に居ること居てくれることを前提にだが、旦那はどうだろうか?不貞をする為に働き稼いで生きてきたのだろうか1度しかない人生だから?何人の人と不貞ができるか楽しまなきゃ損?それこそが張り合いであり目標だったのだろうか私と旦那の価値観の違い?理性の違い?そんなありふれたコトバで片付けたくはなかったし片付けられなかっただからといって、納得のいく答えはすぐには出なかったけれどモヤモヤした気持ちよりも抗う気持ちと時間がかかっても私の中で納得のいく答えだけは必ず見つけたいと思う気持ちが入り交じっていたこんなとこにいて旦那の帰りを待つ必要はない必要としてくれている人がいる仕事しよう!仕事に行こう!手早く準備して家を出た
手紙は夜に書くものではないと昔、実体験を話してくれた人がいたその理由を、今頃になってまざまざと身を持って知る事になろうとは……送ったLINEを読み返し響かない相手に送る内容じゃないなと軽い自己嫌悪よく眠れないまま旦那の帰宅時間が近づいていた私が今ここで生きることを止めたなら帰宅した旦那はいつもと違う現実を目にしようやく人間の心を取り戻してくれるだろうか?それとも、響かない相手には何をしても響かないのだろうか?人間は睡眠負債がたまると思考が鈍くなるだけでなく冷静な判断もきっとできなくなるんだなそんな思いや考えが私の中でぐるぐると彷徨っていたもし、私が生きることを止めたなら……旦那以外の大切な人達の顔が思い浮かぶ遺された者はいくら考えても決して答えてはくれない相手に何度も何度も質問するその度に、愛と悲しみの裏にある怒り、後悔、葛藤がつきまとう生きていたら今頃……想像と共に蘇る思い出大切に思っていたからこそ……消えることのない根深い傷と痛みを抱えながら遺された者は生きていくわかっているのに同じ道を選ぶのか?ぐるぐる彷徨い道に迷ってもやっぱり私には意図的に誰かを傷つけることはできない最終的にはそこに戻ってくる人格者でもなければ善人なワケでもないこれまで色んな傷を受けてきたから心から血が流れるほどの数々の傷の痛みを知っているからただ、それだけ自慢にもならないそんな経験は無いに越したことはない私が抱えているこんな思いや考えをいくら説明しても今の旦那が解るとはとても思えないこの先、解る時がくるのかも分からないだが、1度は生涯を共にしようと思った相手だからわかってくれることを心のどこかで願ってしまう結婚生活を終える事に決めたとしても……と、その時LINEの通知音が鳴った......................................................LINE返信12/04 7:12今から帰ります......................................................どうしよう……眠ったフリをするか仕事に行く準備をするか帰ってきたら直ぐに話をするか心が決まらなかった
相手の都合や状況を考えず電話やLINEをすることは無かったそれまでの私なら……相手の心理状態、生活リズムなど支障がでにくいタイミングを見計らって連絡していたそれは、旦那に対しても同じだが、理性を失ったその時の私は自分の感情を最優先させたGOサインを出せた私の頭のどこかにこんなに傷つけられた身なのだからこんなに傷つけた旦那なのだからという意識があったはずだとエゴを省みたのは随分と後になる……LINE12/03 20:38休憩時間になったら話しがあるので折り返し電話ください......................................................日付が変わっても既読になる事は無くその間、得体の知れぬ恐怖感を抱えたままモヤモヤしていたそんな私の隣でかろうじて支えになってくれたのは嘘をつかない追跡アプリのログだったLINE以外でもスマホを操作してはいないことは明らかで、仕事中であろうことはログから見てとれた仮にあの時、旦那から折り返し電話をもらっていたとしても爆発した感情をストレートに口汚く罵しるだけで何を話し何を聞きたいのか私自身考えはまとまってはいなかっただろう音信不通だったことで徐々に自分の考えや気持ちがまとまり言いたい事を再度、旦那にLINEを送ったLINE12/04 0:38この家に1人でいることもチャンスをあげたときに正直に話さず嘘をついたことも自分から終止符を打ったのではなかったことも辛すぎる私が抱いた悪い予感はこれまで全部当たってたアナタはまた繰り返すって今の予感も当たると思うなぜアナタは私と結婚したのかも人を傷つけて平気で繰り返せる人間なのかもわからないそんなに私に恨みがあるの?私のことがキライだからそんなに簡単に裏切ることができるの?そんなに踏みにじれる女ならなぜ離婚を切り出さないの?今までのこと悪いコトしてるって感覚や後ろめたさの感情が生まれないこともなんでなの?私は今も頭と心がぐちゃぐちゃで何も考えたくはないのに疑問ばかり浮かんでくるアナタは頭が真っ白で考えがまとまらないって言ったけど、筆談なら↑の全ての問いに答えられるの?現実逃避してないで自分の心と向き合って時間かかっても、このことにまず答えて答えがでたら電話じゃなくてラインでかえしてください......................................................LINE返信12/04 2:14今夜は忙しいから電話もLINEも返事は答えられそうになくてごめん。......................................................LINE12/04 2:42そう…わかったよ。......................................................私が何時間も抱いていた思いや質問は無意味でたった3行の返信で終わった
翌朝はこめかみや眉間が痛くて体を動かす僅かな振動でさえ頭が、ガンガンとかち割れそうなほど痛かった体温を測ると36.8度で平熱よりほんの少し高い程度だった眠れていないのだから片頭痛も当然か……と思いつつもん?もしかして、旦那の風邪がうつったのか?と脳裏をよぎり自分の運命を鼻で笑った旦那といつも密着していたのは不倫相手や風俗嬢の方が多いのかもしれないそれなのに、風邪や性病だけは私にうつされているのかもしれないどちらもハッキリしてはいなかったが可能性としては十分だろうどいつもこいつも側面ばっか良いとこ取りで悪い事だけ部外者に背負わす……損な役回りだなオイ頭の中の毒舌はとどまるところを知らない横目には、旦那が寝ている部屋が映るまさに、やったモン勝ちだな……この瞬間もグースカ寝てるのかと思うと殺意が湧いてくるこれまで散々好き放題やった挙句風邪をひき会社を早退した旦那旦那の不貞がわかっても休めずに仕事に行く準備をする私……休んだり、泣きっ面で仕事してたまるか旦那や不倫相手が家族にウソをつき他所で楽しくやってる間私は必死に仕事をしてたやったモン勝ちだろうと何だろうと私から仕事まで奪われてたまるか人を傷つけても裏切っても平気な顔で変わりなく毎日を過ごしてきたヤツらだっているのにみんなから心配されるような顔で仕事をしてたまるものかメイクをしながら笑顔の練習をする怒った顔から自然な笑顔無表情から優しい笑顔何度も繰り返した笑顔がひきつらないように不自然にならないように仮面を装着しおわった頃またしても、旦那が起きて台所で何やらゴソゴソしている音が聞こえた恐らく前日作ったと言っていたスープでも温め直しているのだろう旦那がトイレに行った隙に急いで家を飛び出したなんで、私がコソコソと家を出ていかないと行けないのか納得はいかないがとにかく、旦那の顔を見たくなかった後から聞いたが親友Sいわく仕事中の私は普段通りだったらしいだが、私は家を出て帰ってくるまでどんな事を考え移動していたのか覚えていない全てがルーティン毎日をこなさないといつも通りこなさないとその事だけに注力し動いていた気がするだから、仕事を終え家のドアを開けた瞬間玄関にへたりこんだ発覚後、初めて迎える1人の夜それが、実際はどんなものか?私は甘く考えていた発狂したくなる程魂が壊れるそんな事は露知らず今も普段通りに何の痛みも感じずに旦那は仕事をしているのかと思うといたたまれなくなった頭が完全におかしくなっていくのが自分でもわかるもう、理性では抑えられない転職後は仕事柄、旦那はスマホを携帯する事はできないそんな事はわかっていたそれでも、私は何度も何度も電話をかけた休憩をとった時に恐ろしい数の着信を見ればその後の仕事に悪影響を及ぼすことも他人様に迷惑かけるなんて甘いものじゃすまない事態になりかねない事も百も承知でかけ続けた何十回かけたかわからないふと、我に返り止めた私、こんな玄関にへたりこんで何やってんだろう……リビングに移動しヨタヨタとソファに座ると突然、不安と恐怖に襲われる旦那は仕事をしてないんじゃないだろうか?今、この瞬間も不貞の真っ最中じゃないのだろうか?だから電話に出ないんじゃないだろうか?大っ嫌いになった旦那それは間違いないのに何故、急に旦那の事が気になったのかその時の自分は、わかってはいなかった1日起動すらしてなかった追跡アプリを起動すると襲ってくる不安を取り除きたくてくまなく履歴を確認したLINEなどのSNSの使用履歴や通話履歴Webの検索履歴、アプリの起動履歴、GPSやWiFiの移動履歴削除履歴、手当り次第チェックしただが、何一つ怪しい所はなかった……だったら、ホッとして不安は解消するはずなのに言い様のない不安が襲ってくる何に怯えているのか説明がつかない助けて……誰か助けて……魂は悲痛に何度も叫んでいたが私を助けられる者などいないと冷酷なまでに頭ではわかっていた頭と心がバラバラやってる事もチグハグこんな思いを何故1人で抱えなくてはいけないのか?壊れた私は何の躊躇いもなく旦那にLINEをする事にした
体も冷えてきたので重い腰を上げまるで邪気でも払うかのように髪と体を洗いシャワーを浴びた魂が抜け落ちた様な自分の顔を見ながら髪を乾かし、一通りのスキンケアを淡々と終える全ての行動は体が記憶しているのだろう魂が抜け落ちていようとも機械的にルーティンとして終えることができたこんな状況でもそんな事ができる自分の神経がおかしかったが鏡に映る私はひきつった笑いすら浮かべることはできなかった無表情な顔を見ながら漠然といつか旦那の不倫相手と対面する日が来るのだろうか?だとしたら私、最初に何て言うんだろ?……と思った「お久しぶりですね」?旦那の部下の殆どは顔や背格好を記憶しているが旦那の不倫相手の〇〇〇〇さんは……朧気ではっきりしない〇〇〇〇さんの*タイムラインには娘さんの写真しか載せてなかったし娘さんの顔を見ても母親に似てるのかさえもわからなかった(*タイムラインの話はコチラとコチラに記載してます)私の中にある〇〇〇〇さんの記憶それは、第1印象で感じ取った身にまとう雰囲気だけだだから、〇〇〇〇さんが来て顔を見ても本当に当人だとは確信できないそれなのにお久しぶりって挨拶は変でしょ……「主人がお世話になっております」?こちらからお世話をしてあげてくださいと頼んでもないのに不倫にいそしむ相手に対してお世話になっております?その言葉は不倫などせずに真剣に仕事をしてくれていた他の部下や従業員にだけ捧げたい不倫相手に対して言うのは私にはムリだわはぁ〜(-_-)💨最初の挨拶だけでも何て切り出すのか頭を悩ます……旦那と不倫相手がこの先水面下に潜るのか私と旦那が離婚するのかわからないのに今、考えてもムダだわ止めた止めたっ!そんな事より他のことを考えよう!と、切り替えた旦那が仕事でいない間に調べなければいけないこと次の休みが取れたらデータベースを片っ端から調べなければいけないこと自分の今後やるべき事をイメージしながら眠くなるのを待ったウトウトする事もあるが前夜同様、1時間ですらぐっすりなんて眠れはしない受験生の時ならよかったのにと思う位20〜40分間隔で目が覚め朝を迎えた体は正直だから、既にSOSのサインは至る所に現れていたのだが自分の体の事など二の次だった私は労ってあげられなかったこれから長期化する最悪なこの睡眠サイクルと拒食そして、心労が蓄積され時限爆弾のように爆発する日までカウントダウンが始まっているとも知らずに過ごしていく
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 1つ前のリアルタイムの記事から一転しますが💦 また、過去の出来事のつづきを ボチボチ書いていきます。┏○┓✄-------キリトリセン-------✄脱衣場でうずくまりながら思い浮かべていたのは旦那や旦那の不倫相手ではなく心友2人(心の友Hと心の友S)のことだったもう新たに何か考えたいとは望んでもいないのに1つの事柄から考えが幾重にも紐付きそして広がるこんな状況なんだからと察し心と頭が比例して無になれればいいのだがそうはなれないことが本当に腹立たしかったそして、心友2人の事を考えることを腹立たしく思う自分が更に腹立たしく最低な自分の心に対して嫌悪感しかなかった誰にも言えないという中に心友2人は含まれるのか?その事を考えていた……あんなに親身に話しを聞いてくれ力になろうとしてくれる心友をずっとたいせつに思っているし2人の存在を腹立たしいなどと思うはずがないだが……言えない誰にも言えないの中に2人は含まれると思ってしまった私の生い立ちや人生を知っている2人なら『 旦那の事を大嫌いなのに離婚に踏み切れずにいる状態も結婚や夫婦に執着している気持ちも異常じゃないよ 』と、恐らく言ってくれるのではないか?だが、そう言われたとしても悲しいことにその言葉をそのまま信じることはできないと思ってしまったのだ2人との長い付き合いの中でそんな事思ったことは1度もなかったのに……なぜ、信じられないのか?それは、2人を信頼してない訳では勿論なく私の生い立ちや人生を色々知っているからこそ贔屓目でそう答えてくれるのではないか?そう思ってしまったからだっただったら、言わないだからこそ、言えないそんな事を考える自分も信じられないこの先の人生私が疑念を抱かずに付き合っていける人はもう誰一人いないのではないか?地球上で本当にひとりぼっちになってしまったように感じられた瞬間だった自分が自分を信じられないのだから当たり前なのだが……その事に気づける程あの時の私は冷静ではなかった