ISO9001の更新審査は3年ごとに行われます。
第三者は原則として同席できないのですが、審査会社の了解をとれれば立ち会うことができます。
そのかわり、一切口出しはできないのがルールです。
もどかしい思いをするのが嫌なので、ほとんど同席することはしなかったのですが、時々は参加して、審査機関や、審査員のポリシー・視点の違いを見るのも、コンサルタントとして必要な仕事です。
ISO9001の取得は、普通10ヶ月から12ヶ月掛かります。
しかし、この期間では本当は不十分なのですが、完璧を狙ったらきりがない。
そこそこのところで受審してもらって、審査員から不十分な点の指摘を受けながら、一歩一歩完成させていくというストーリーになります。
あとは会社がどれだけ真剣にISOを経営改善に取り組もうとするかの心がけだけが勝負です。
一時、日本中の会社が、規模の大中小を問わず、業種も問わず、TQCに沸きに沸いた時期がありましたが、あれはまさにバブル期の流行だったでしょう。
私はもちろんTQCも熟知していますが、ISO9001は本当に完成されたマネジメントシステムだと認識しています。
TQCで強調されていて、ISOで使われていない用語に、「方針管理」と「日常管理」がありますが、会社を発展させるのは、「方針管理」でしかありません。
私は「戦略管理」という語を使って、「経営戦略」の必要性を各地で説いて回っているのですが、このところ、同調していただける経営者が増えたことに、自信を持っています。
経営者は、経営を通じて自己実現を図る。
その中で、従業員をどのように位置づけるか、明確なポリシーをお持ちの経営者の方々の考え方を聞かせていただけることは、実に私自身の成長になる思いです。