🚙学力の経年変化分析調査3
先日書いた経年分析の続きです。前回までの内容は↓です😸
✨クロス集計が面白い
調査結果では「クロス集計」が非常に興味深いです。「平日の勉強時間とスコア」や、「保護者の関わりと勉強時間」など、2つの結果の相関について調べられています。
●平日の勉強時間とスコア結果
●休日の勉強時間とスコア結果
ともに、勉強時間が長いほど点数が高い結果になっています。
●ゲームの時間とスコア結果
使用時間が短いほどスコアが高くなっています。
●スマートフォンの時間とスコア結果
こちらも使用時間が短いほどスコアはやや上がっていますがちょっと緩やかなのと、
1時間より少ない(左から4本目)が一番スコアが良い結果になったようです。
●数学の理解力と平日の勉強時間
「数学が分かる」と答える生徒ほど、平日はたくさん勉強しています。
●数学の理解力とSNS動画視聴の時間
「数学が分かる」と答える生徒ほど、SNSや動画視聴が短いようです。
●保護者と将来について話すことと、子どもが夢や希望を持っている関係
親と話す機会が多い生徒ほど、夢目標を持っている子どもが多いそうです。
😸相関係数について確認しましょう
↑で紹介した結果には「相関係数」がついています。0.163みたいな小数の値です。
相関係数は2つの内容についてどれくらい関係が強いかを算出したもので、
-1~+1の間で計算されます。-1や+1に近づくほど強い相関を示し、0に近いほど弱い相関やあまり関係なしみたいな感じです。
僕らの時代は勉強しませんでしたが、今は高1の数学で学習します。分散とか標準偏差とか、知らないと大学入試で戦えません😅
で、先ほど紹介したクロス集計ですが、相関係数的にはどうなの?って感じなわけです。
相関係数が一番高い(低い)もので、休日の勉強時間と英語の結果の0.36くらいです。
一般的に相関係数0.4は強い相関では無いと思います。身長と体重の関係(背が高い人ほど重い人が多い)で0.6くらいのようです。
見るとほとんどが0.1台0.2台なんですね。相関係数が書かれていないクロス集計だと0.1未満なのかもしれません。
勉強時間が長くなれば必ず成績が高くなるわけではないので、データに踊らされ過ぎないよう気をつけましょう😸
👻関係が無いわけではないので…
とはいっても、全くの無関係ではなさそうです。
今回の結果における考え方としては、
勉強時間が長ければ成績が良くなるとは限らない。
が、成績が悪い生徒は勉強時間が短い。
って感じで捉えてくれれば良いと思います。
SNSや動画視聴が長ければ成績が悪くなるとは限らないが、
成績が悪い生徒のSNSや動画視聴は長い。
こんな感じです。
親子の会話が少ないと夢や幸福感を持つ子どもが減るとは限らないが、夢や幸福感が足りない子どもは親子の会話が少ない。
こんな認識で良いのかと。
もちろん、成績や行動が悪くなったときの参考には出来るので、データを上手に使ってみてください🤗
今回は以上です。
東映アニメーションも絡んでいるとなると、日本の子どもたちが行けないところに作るのは違うっていう意見も納得。
今週末は函館オールスター競輪です🚴