🏥学力の経年変化分析調査2
先日の記事の続きです。保護者の皆さんだけでなく、塾の先生や学生講師の方もご覧になっているという話を聞きましたので一緒に研修しましょう🤗
◆令和6年度 経年変化分析調査・保護者に対する調査 調査結果資料
(国立教育政策研究所にリンクします)
↑ここの「令和6年度 経年変化分析調査・保護者に対する調査の結果(概要)」がベースの内容です。
🦆モードエフェクトについて
聞いたことありそうでなさそうな「モードエフェクト」という言葉ですが、この学力調査では答える方法の違いにで結果に影響が出ることを指すようです。
特にPBT(Paper-Based Testing)とCBT(Computer-Based Testing)みたいな、紙ベースのテストとPCタブレットでのテストで、正答率に差がある問題がでたそうです。
(令和6年度 経年変化分析調査・保護者に対する調査の結果よりお借りしました)
>PBTでは問題文の空欄が25字程度であるが、CBTでは画面のレイアウトに一覧性を持たせたことにより空欄が6字程度となっている。
>この問題の正答例は24字であることから、CBTの受検者は少ない文字数で解答しなければならないと判断した可能性が考えられるとともに、PBTの受検者には空欄の大きさが問題を解く際の手がかりになっていた可能性がある。
>実際にCBT受検者の方が過不足なく抜き出すことができていない児童が多かった。
これは非常に興味深いです。道コンでも「○字以内で書きなさい」と「一文を抜き出し、最初と最後の3文字を書きなさい」では、後者の方が苦手っぽい感じがしていました。○字以内だと解答の見当をつけられるのかなと。↑のテストだと確かにCBTだと短い解答と予想してしまいそうです。僕もそういう予想をしてしまうと思います(今でも)
これとは少しズレますが、最近の国語は自由作文があり、マス目が無い解答欄、例えば3行式(80~100字想定)の書き問題があったりします。
これを小さい字で詰め詰めギッシリ書く生徒もいれば、1行程度で終えちゃう生徒もいたりします。「自由」になると困る生徒は結構多いです。
🐤CBTの訓練は今後必要になるのかも
算数は国語以上に差がありそうです。操作ミスで答えられない場合が多そう…
↓こちらは普通の紙ベース。
↓同じ問題でもCBTになるとこうなります😅
皆さんはどちらが見やすいですか?僕はおじさんなのでCBTは無理です…😸
・・・
でも今の子どもたちって、もしかしたら「CBTの画面の方が見やすい!」って言うかもしれないんですよ。
というのも、今の小中学生は紙でマンガが読めない生徒が多いです。道コンでSS50超えていてもです。マンガを読む順番が分からないらしいです。
ただマンガもスマホで読む分には大丈夫。というのも、勝手にコマが順番通りに進むものもあるのでって話を聞いてぶっ飛んだことがあります。
僕もKindleを使っていますが、電子書籍はページをすぐに戻れないので本当はイヤです。
その辺は今の子どもたちと「人間が違う」気がして怖さすら感じたりします。
・・・
というわけで、北海道の入学試験で今後CBTの動きがでるとすれば、その辺の対策ってか訓練は必要になるかもしれないですね。
いずれ、国語の入試でタイピングが出されたりして😅
🤗英単語をタイピングで覚えさせる中学校(本当)
というわけでCBTにおける「モードエフェクト」の話題でしたが、
実はこの夏、西野中2年はスペリングコンテスト(スペコン)をChromebook上で実施することになったそうです。
タイピングの練習になるからということで、面白い試みだなあと思いました。
おじさんなので、心配が2つあります。
1つは、単語はやっぱり手書きのほうが覚えやすいんじゃないかと思っています。
(そういえばChatGPTからGeminiに鞍替えしました😸)
あと、今のところ北海道の入試はPBT、紙ベースがほとんどです。
書く練習をしないと、本番では素早く書けなくなる恐れがあります
(というか、絶対遅くなると思う)
タイピングのスキルは大事ですが、結局入試は手書きなんだから、
中学校は手書きで勉強する習慣をもっとつけさせても良いのでは?とは思いますけどね。
この結果がどうなるかは注目です。
ちなみに当塾は恒例のスペコンチェックを始めています。もちろん手書きです。
追試もいますがソコソコ順調かなと思います。
ちなみにGeminiも単語帳に書くのが好きなんですって。
あなた生成AIなのにどうやって単語帳に書くのさ。
今回は以上です。
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