🏫定期テストと模擬試験の違い①
定期テストと道コンの違いとして、2年前にこんな記事を書きました。
定期テストに向けた勉強(テスト対策)は、コップの中の水を増やすイメージ。
学校教材の見直し、ワークを何度も何度も演習して、水を増やしていきます。
それに対して受験勉強は、コップの器を広げていくイメージです。
「普段の勉強」とも言えます。知識量や応用力を育てる期間に戻ります。
「知識の器」が広がれば、変化球にも対応できるようになります。
💁定期テストと模擬試験の違い②
見方を変えます。
中学高校の定期テストは、基本的に学校で指導している先生が作成します。
それに対して道コンや進研模試などの模擬試験は模擬試験会社が、入試は高校や大学の誰かが作成します。
大きな違いは「顔が見えるか見えないか」です。これは押さえておいてください。
💯顔が見える学校のテストだから
定期テストは学校の先生が作ります。そのため生徒も先生もお互いのことをよく知っている状況です。
先生は生徒の学習や理解度に応じて難易度を調整できますし、どうしても覚えてほしいところは事前にやんわり発信したりしてくれることが多いです。
生徒も授業をきちんと受けることで、先生がテストで出題しそうなポイントをつかむことが出来ます。
最近は「何出るんですか?」って聞く生徒が減ったそうですが、授業前後や休み時間に先生と積極的にコミュニケーションをすることは、定期テストや主学態に非常に良いことでしょう。
定期テストは基本的に「キャッチボール」が出来るテストです。学校の先生は生徒の皆さん目がけてボールを投げてくれます、基本的には。
👻顔が見えない模試の恐怖心はあるよね
一方で道コンや学力ABC、入試問題は誰が作っているか分かりません。「顔のない人」が作っています。
当然ですが、出題者と受験者とでコミュニケーションを取ることができません。
何が出てくるか分からない恐怖はありますが、中学生の場合は指導範囲外の内容が出ることはほとんどありません。
塾や市販のワーク問題集を解いたり、過去問に触れることで「見えないものを見えるようにする」対策が可能です。というか、しっかりやりましょう。
🤔定期は取れるけど模試は取れない人へ
定期テストは点数が取れるけど、模試で点数が取れないと嘆く生徒は多いです。
これはまず対策の仕方が違うことを認識しなければいけません。相手が見えるか見えないかは大きな違いです。
また模擬試験は範囲が広いこともありますので、定期よりも開始時期を早くしなければいけません。中1中2だと範囲狭いからまだ良いですが、中3になると本当は1ヶ月以上の準備期間が必要です。
あと定期テストは、学校の先生が生徒の理解度を見て難易度調整してくれることが一般ですから、もしかしたら自分の中学校のレベルが低いことも考えられます…でも「作戦が違う」の認識が一番大切です。
😋塾ではどちらも対策できます
たまに生徒や保護者の中には、逆のことをする方がいらっしゃいます。
定期テストなのに学校のプリント見直しをせず、市販や塾の教材ばかり解く生徒。
模擬試験なのに学校教材や漢字テストの練習ばかりする生徒。
勉強をしているので決して悪くはないのですが、テストの特性を考えると、最短距離の勉強法では無いだろうと。
この辺の道筋は塾に通っている生徒の方が、その場その場でアドバイスを受けられて優位なのかと考えます。
当塾エリアの中学校の場合、定期も学力ABCも普段から塾に通っている生徒が上位に多いです。塾に通うということは、そういうことなのです。
🥺たまに定期<模試の人がいますが…悪いことじゃないけど
最後に、定期テストも模擬試験もどちらも大切です。
当塾でもたまに定期テストより模擬試験の方が点数高い生徒もいます。それって自力があるという見方も出来ますが、
中学生高校生の場合は「学校の先生の話を聞く気が無い」という風に僕は見てしまいます。
もちろん不登校や発達系などさまざまな要素で、学校の先生とコミュニケーションが取れないのかもしれません。
でも将来社会に出たときに、もし企業に勤めたとかになったときを想像してください。
評価するのは目上の上司なのです。それって顔のある人の場合がほとんどですよね。
定期テストの真の意味はここにあると思っています。
上手くまとまったので今回は以上です。
明日は兵庫県知事選挙、そして僕の40回目のシーズンが終わります。