SSを上げるということ/「ノイズ」の特徴 | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

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出願変更期間はブログの文面を意図的に刺激的にしています。これは生徒保護者の不安を煽るのではなく、すべて納得したうえで決めてもらいたいからです。

 

「公立高校不合格」は、保護者の皆さんが想像している以上に子どもたちはショックを受けます。

自分(の勉強)を否定された気持ちになったり、責任感の強い子はお金をかけて塾に通わせてもらったのに申し訳ないという気持ちになったり。

その結果、「大学は地元安定で」ということになるかもしれません…大学や就職こそ攻めのチャレンジでしょう。

こういう流れだけは絶対に避けたい。

 

まあ人生の中で挫折や避けられない試練は必ずあるでしょう。でもそれを15歳(中学受験は12歳)で経験させる考えもあれば、先送りにさせる考えもあり、それが親御さんの教育方針なのだと思います。

 

当塾生徒保護者の皆さん、改めて数ある塾の中から選んでいただきありがとうございます🙇

個人的には、「最初は健康的な受験を」という主張をしています。

不合格になって嬉しい生徒はいないですから。

志望校を下げて「大学で逆転するぞ」と、不合格になって「大学で逆転するぞ」は意味が違います。

 

あと「志望校を下げて後悔したくない」という謎の自信が、いろんな場所で自然発生します。

どんな選択でも良かった悪かったはあります。ヤケクソになって正当化して視野が狭くならないように気をつけましょう。

 

 

倍率が上がってもSS目安は変わらない(だろう)

長くなったけど、本題はここから↓

 

 

これらの記事も見ながらご覧ください。

 

昨日のコメントでもいただきましたので改めて。

まず公立トップ高校に関して、倍率が上がってもボーダーSSが上がるとことはあまり考えなくていいと思います。

実際、東西南北の合格者SSはここ数年で倍率に大きく左右されることはないですし、北西東のSSはむしろ緩やかに下がり傾向です。

ただし西東になると内申点が若干上がっています。西は一発枠があるので以前は合格者平均がBランクだったりしましたが、今は平均でもAランク300を超えるようになりました。

昨日も書いたとおり、倍率が上がると内申点有利になります。中堅高校は顕著ですが、東西南北でも同じこと。

 

昨日の記事コメント欄をセルフ引用します。

 

東西南北については、
①昨年は新入試1年目で南北を敬遠した層が、内容がある程度分かったので安心して受験するようになったこと。
②落ちても私立(第一、日大、光星など)のプレミア上位クラス、最低でも特進に行けるので思い切って出願。
という傾向かと思われます。
志願者は450人くらいですからむしろ僕は少なかったなあという印象です。東西南北は500人前後くらいが普通だと思ってください。

志望者が多くても、ボーダーは例年と変わらないんじゃないかと思います。
特に②の層が増えただけだと考えるべきかと…南ならSS65行かないとか、西だとSS63行かないとか…言葉悪いですが「ノイズ」が増えたと捉えればいいのではないでしょうか。

 

…というわけで、今年も目安のSSはあまり変わらないでしょう。ただし微妙な位置にいる人は例年ごっちゃり混戦になるので、気をつけてください。

 

 

「ノイズ」の特徴

※「記念受験」や「養分」とは少し異なります。

 

さて、「ノイズ」と言われそうな生徒保護者は、SS(偏差値)の意味が理解できていない人が多いです。

・SSは均等分布ではないということ

・SSは相対評価であること

この2点。

 

SS50は平均であることは分かると思いますが、SS60は上位16%、SS70は上位2%であることはご存知でしょうか。

 

 

 

第5回道コンの総合資料を見ると(受験者13587人)

 

・SS72~13位

・SS71~39位

・SS70~86位

・SS69~162位

・SS68~301位

・SS67~433位

・SS66~623位

・SS65~894位

・SS64~1156位

・SS63~1485位

・SS62~1802位

・SS61~2138位

・SS60~2518位

・SS59~2884位

・SS58~3270位

 

・SS55~4524位

・SS50~6780位

 

SS63を66にするには862人抜きが必要

SS60を63にするには1033人抜きが必要

均等分布じゃないのです。

 

東西南北の総数は320×4=1280人です。

SSを1上げるのにどれくらいの生徒を抜かさなければいけないか、と考えてみましょう。

 

そしてSS上位ほど、ライバルの追い込みはすさまじくないます。

残り僅かの期間で、めちゃめちゃ頑張る周りをさらに上回る努力ができますか。

「いくら勉強してもSSが上がらない…」ではないのです。

自分が勉強しているとき、周りは止まっているわけないでしょう。

それを忘れてはいけません。

 

逆に札幌南で勝負ができそうな全道600番以内、SS66以上の受験者の割合はあまり変わらないと思います。

もちろん全道600番以内には北や西、地方のトップ高校に出願している人もたくさんいますので、実際のところは1.2倍くらいじゃないのかなーって思っています。北も西も東もそんな感じで考えてくれればいいかと。

 

 

倍率を過度に気にする必要はない

 

最後に、塾仲間のブログで良いこと書いてあったので紹介します。非公開ブログなのでリンクは貼れませんが、僕も思うことです。

 

倍率が下がったことにより「このSSでも合格した」という生徒は、今までもたくさん見てきましたが、

倍率が上がったことにより「このSSなのに不合格だった」という生徒は見たことがありません。

 

僕もそう思います。

今回は以上です。

 

明日28(土)はいよいよ第6回道コンです。がんばりましょう!