🏫こういう悲劇が起こらないために教育がある
安倍元総理の射殺は、今後日本の教科書に載るくらいの出来事だという認識を、小中学生は持ってほしいです。民主主義と暴力主義のときに、地下鉄サリン事件、アメリカ同時多発テロと並列かそれ以上で扱われると思います。
てか中学校では昨日の狙撃を触れなかったようで、家に帰ってから知った、塾で初めて狙撃そのものを知ったという生徒が多すぎて、そっちにビビりました。10年も総理大臣をやっているんだから、昼の時点で撃たれたくらい学校の先生は言わないモノなのかなあと。帰りの会とかでも。
昨日来ていた高校生に聞いてみたら、どこの高校でも話題になっていたみたいですが…みなさんの小中学校、クラスではどうでしたか。
以前、勉強で一番大切なのは社会科(=社会化)ということを書きました。
なぜ社会化教育が大事なのかというと、私たちは民主主義で憲法、法律のもとに生活をしているからです。この中であってはならないのは暴力による解決です。
日本の社会で生活するすべての人が、暴力による解決に走らないようにすることが教育であり、法律であったりします。だから人を傷つける傷害罪の罰則は重く、最近は侮辱罪(ネットなどでの中傷=心の傷害罪)も重いのです。
(刑法第204条)人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
もちろん、日本以外の国もすべて法治国家というわけではありません。実際に軍事力で解決しようとする隣国がいるわけです。民主主義を守るためには、暴力国家が持つ力よりも大きな力を備えておく必要がある…というのが自衛隊の存在なのでしょう。
参院選の候補者たちは、教育の無償化とか多様化とか様々なことを言っていますが、現場の教員の皆さんたちは、もっと本質を見直して子どもたちを指導してほしいです。
ちなみに安倍元総理は在任中に、小中学校の「道徳」を特別な教科としてしっかり指導しようという取り組みを行いました。当時は愛国教育や教育勅語の復活だとか、内外から反発もありました。でも本来はいじめや暴力のない社会を作ろう、安全な民主主義国家を作ろうというのが本当の目的だったはずです。
◆「特別の教科 道徳」の目標は何ですか?(pdfファイルです)
分かりやすいpdfを検索して出てきたのが、よりによって旭川市とは…
そして安倍さんは道徳心のない男に撃たれたしまったわけです。何とも悔やまれる。
学校の先生たちは、もっと子どもたちに話すべきだと思うのです。あってはならぬことだと。「勉強は何のためにするんですか」と問いかける生徒に対しても、これが答えの一つになるんじゃないかと思います。
残念でなりません。
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話変わりますが、内申点の基礎知識です。
ちょっと安倍元総理のニュースが衝撃だったので、これ週明けにもう一度紹介します。
来週から学校で懇談もありますし。
今回は以上です。
明日は参院選の投開票日です。小中学生だからといってスルーしてはいけません。とくに中3受験生は、3年後には投票する立場になっているかもしれませんよ。