「新しい入試」の対策法…
こういう記事を書くと、「新しい入試に向けて特別な対策とかって必要ですか?」という質問がバシバシ出てくるのですが、
対策や勉強方法は今までと全く変わりませんのでご安心ください。
道教委からはこんな感じの案内が出されています。
◆令和4年度道立高校入試の変更点について(pdfファイルです)
◆思考力・判断力・表現力等をみる問題の例(pdfファイルです)
「全ての生徒に同一の問題を課し、全ての教科で、基礎的・基本的な知識及び技能と、思考力・判断力・表現力等をバランスよく出題することとします。」
どちらかというと、旧標準問題向けの生徒が気にしなければいけない内容っぽいです。今までは裁量に思考力問題を入れていたけれど、問題を統一するから標準レベルの生徒も覚悟しておいてくださいね的な…
旧裁量問題の生徒は、質的にはあまり変わらないと思いますのでこれまで通りの勉強で全く問題ないと思います。
「新しい入試になったから不利になる」ということは全くありません。
新傾向の問題が出て点数が伸びずに失敗した生徒は、今までの入試形式でも失敗しています。
そう考えて勉強するしかありません。
強いて言えば、公立トップ高校を受験する生徒は全国の入試問題に取り組んでもいいかなーってくらいの感じです。
※去年はコロナで入試の範囲が削られたところが多いから、一昨年(2021)もオススメしています。
まああと40日くらいなので、やはり北海道の過去問が最優先ですけどね。
共通テスト問題から「新しい入試」の内容を考えてみる2
昨日の記事の続きです…
数学
数学はビックリするくらい平均点が下がりそうですね。数IAは30点台予想の予備校もあるとか…
(22_共通テスト「数学IA」より…いいですねぇこのイラスト。きちんとマスクしてる)
最近の数学は私たちが解いていた時代の数学と内容がかなり異なります。
データの分析や三角比の数値計算など、実用的な問題が増えています。
(22_共通テスト「数学IA」より…一目で何が違うのか判別しにくい)
また問題を楽しそうに解く太郎くんと花子さんの会話に割り込んでいくような、解く手順や解き方が示されていて、そこに穴埋めをしていく出題が高校入試でもこれから増えていきそうな気がします。
(22_共通テスト「数学IIB」より)
あと数学なのに国語的イメージ力が必要になる場合があります。
(22_共通テスト「数学IIB」より)
数列の問題なのですが、何故こういう例え(歩行者と自転車)にしたのだろうか…点Pと点Qでいいだろうに。自転車の動きが不審すぎて怖すぎる
こういう意味不明な文章題が高校入試でも増えてくるんじゃないかなあとは心配しています。
普通に関数や方程式の問題なのに、ムリヤリ身近なものに結びつけることでわけわからない設定になってしまうだとか。
これからの数学はデータの分析や確率、相似など実用的なものが主流になります。高校入試でもこれらの範囲は年々出題割合が増えていますので気を付けておいた方が良いですよ。
今回も長くなってしまったので以上です。
普通に書いていると長くなるので、残り科目はアッサリした内容にします