クラフトPとろのブログ

クラフトPとろのブログ

クラフトPという名前で、ボーカロイド曲を作っていたり

もう10年以上も昔の話、その頃、ボカロ専用のSNSでにゃっぽんというところがあった。

以前のブログで書いたこともあるけど、それすらももう何年も前のことだね。

 

当時、そのにゃっぽんでは多くの楽師さん絵師さん動画師さんたちと仲良くさせて頂いてた。

今私が音楽をアマチュアなりにも続けているのは、このSNSで受けた刺激が今でも原動力になってる気がします。

 

ある時、そこである絵師さんが今実はこんな妄想をしてるんですと話してくれたストーリーが面白かった。

 

 

大昔、ある国に姫がいました。姫の背中には翼があって空を飛ぶことができました。

そして他にも能力があって、姫はとても上手に歌を歌うことができました。

その歌はとてもうまかったので、人を楽しませることや人を救うこともできました。

そしてその反面、姫の歌は人を呪い殺すことすらもできました。人はその姫のことを「呪歌姫」(じゅかひめ)と呼びました。

その姫は、死んだ後も何度も生まれ変わりを続けて、現代の世界では歌う機械ボーカロイドとして生まれ変わり、今でも人の心や人生に歌いかけています。

 

 

細かいところは記録を取ってなかったので忘れたり付け足したりしてるかもしれないけれど、だいたいこんな感じのお話だったような気がする。

 

おお、なんか面白そうな話だね、アニメ化は無理としても予告編くらいでも作ってみようかと、ゆるーく作ってはさぼり作ってはなまけををくりかえすうちにはたして実現には至らなかったっていうことがあったのですが、

 

その時に曲の断片をたくさん作っていたのですが、形になりそうな曲が2曲あって

 

そのうちの1曲を2コーラス間奏サビで曲にしてみました。

それが最近投稿した「レアンカルナシオン」

輪廻という意味のリインカーネーションのフランス語読みです。

乃木坂46の池田瑛紗さんが同名のブログタイトルを使ってらっしゃるのと無関係でもないかも笑

 

歌詞は呪歌姫が籠の鳥のように閉じ込められた時、呪歌姫の噂を聞いた旅人に誘拐されたのだけど、二人はそのまま恋に落ちて逃避行を続けた挙句、旅人は死んでしまった。その記憶を持ったまま姫は次の世界で生まれ変わって、旅人の生まれ変わりの「あなた」を探し当てて再び恋人になった。その情景を描いています。

 

ところでもう1曲の方は、その後出てきてヒットしたある歌が本当に偶然なんだけどAメロのメロディーがよく似てて、おかげで世に出せなくなってしまった。

そのヒット曲とは、どぶろっくさんの「大きなイチモツを下さい」です笑

 

 

 

私がまだ若い頃、いつも一緒に遊んでいる友達がいた。

見た目がシュッとしたイケメンで、おしゃれで、周りの女の子にもよくモテてた。

音楽やサブカル的なもののセンスも良くて、私はいろんな情報を彼経由で知ることも多かった。

お互いに言いたいこともはっきりと言える仲で、よく彼の家に行っては家族ぐるみで仲良くしてもらっていた。

 

ただ、私は子供の頃から歌謡曲が大好きだったのだけど、彼のセンスの前ではそれがちょっと恥ずかしいことだと思い込んでいた。今思えば自分の好きなものは好きだとはっきりと口にすればよかったのだけど、自分のセンスが大衆的であることが恥ずかしく、その辺のことに関してはなかなか言いたいことが言えずにいた。

 

そんな私のことも彼はよく見ていたのだろう、時々会話の中で彼は私のいろんなことをいじるようになってきた。

いや、もしかしたらそれは最初からそういう関係だったのかもしれない。きっと彼は初めから私にそういう接し方をしていたのだろうと思う。

 

おそらくは私の彼に対する劣等感が大きくなるにつれて、そういういじりがだんだん苦しく思うようになって、いつのまにか一緒に行動することが少なくなり、やがては全く連絡をとらなくなって、そしてもう20年以上が過ぎてしまった。

 

昔の写真を時々見返すことがあるけれど、彼との写真を見るたびに、この頃はこんなに仲が良かったのになと、またこんな仲に戻れないのだろうかとよく思っていた。

 

そんな時、彼のご家族の訃報を目にした。仲良かった頃にいろいろとよくしてくださったご家族だった。何かアクションをするかどうか迷ったけれど、こっちから何もしなきゃ変わらないんだろうなと思い、些細ではあるけれどお供花を贈ってみた。

 

そのお礼にと連絡があり、久しぶりに彼と話をした。それをきっかけにその後、ちょっとだけコミュニケーションをまたとるようになった。

 

相変わらず彼のいじりは変わらないけれど、そういえばこういう奴だったなとそれもまた懐かしく思えるようになった。

 

誰しも、大人になったこういう人がいるのかもしれない。私の周りでも、昔あんなに一緒にいた人たちが今では仲たがいして修復不可能らしいという人たちを時々見かける。

 

どなたかの気持ちのきっかけになればいいなと思って、こういう曲を作ってみました。

「リフレンド」という曲です。

 

 

 

ふと思い出した昔ばなし。

 

私は九州の田舎の普通高校に通っていた。

地元には普通高校、農業高校、商業高校、工業高校、私立高校がそれぞれひとつづつしかなかったから、

私が通ってる県立の普通高校は比較的進学校の部類ではあった。

 

私は3年になって私立文系のクラスになった。

比較的進学校といえども田舎の普通高校、そのクラスにはいわゆるヤンキーグループがあった。

男女2人づつの4人グループが中心に数人の取り巻き。

私は正直ヤンキーが嫌いなギター少年だったので、彼らとはあまり関わらないように日々を過ごしていた。

 

このクラスには席替えというものがなく、そもそもどこが誰の席だとも決まっていなかった。

誰がどこの席に座ろうと自由だったのだが、ヤンキーグループの4人は毎回後ろ中央の同じ4席に座っていて、

そこがまるで彼らの指定席のような雰囲気になっていて、そこの4つの席には誰も座らないのが暗黙の了解のようになっていた。

 

ある日、その暗黙の了解制度が良くないと思ったとあるクラスメートのひとりが、彼らの指定席に座るという暴挙に出る事件が起きた。

すると同志がいたのだろう、いつも空いていた4つの席はたちまち埋まり、いつものように遅刻ギリギリで登校してきたヤンキー4人は、それぞればらばらの席に座ることになった。

 

そしてその中のひとりのヤンキー女子Aが私の隣に座ってきた。

この子は背が高くて髪が長く割と美人。

大人っぽい雰囲気で年齢の割にはセクシーで、目力があり非常に口数が少なくて、どっちかというとみんなに怖がられていた子だった。

 

悪い噂、それも性的なものも耳にしたことがあった。

こういう雰囲気の子がそのたぐいの噂を立てられるのはよくある話なんだろうけれど、当時の私はまだ子供すぎて、その噂に関心すら持っていなかった。

 

私は一度も会話をしたことがなかったし、おそらくそれまでヤンキー女子Aの声を聞いたことすらなかった。

 

「ヤンキー女子A」はちょっと長いな。

以降「ヤンA子」と省略する。

 

まあこのクラスでは毎日席は変わるので、きょう一日関わらなければなにも起きないだろうと、

いつものようにノートに落書きをしたりしてその日を過ごしていた。

 

 

すると国語の授業の時、

驚いたことにとなりのヤンA子がひそひそ声で私に話しかけてくる。

 

ヤンキーたちは授業中に会話するという行為を当たり前のようにしてくるんだなあと思いながらも、私の耳に顔を近づけてくるヤンA子にちょっとドキドキしながら彼女の声を聞いた。

 

「それ、マイケルシェンカーのギターだよね」

 

私はかなりびっくりして、自分のノートの落書きと、初めて見るヤンA子のニコニコした笑顔を交互に見た。

たしかにその日の私のらくがきは、マイケルシェンカーの白黒ツートンカラーのフライングVを描いていた。

 

その当時、私の周りにはマイケルシェンカーグループを聞いている人はほんの数人しかいなくて、それも全部男子、女子は全くいなかった。

 

「え?マイケルシェンカーば知っとると?」

「うん、友達に教えてもろうて大好きになった」

「え?ほんとに?どの曲が好き?」

「えーとねダンサーとか…」

「ダンサー!オイも好き。ってかバンドでしよる」

「え?トロ君ギター弾けると?」

 

そのあと「そこ、うるさかぞ!」と先生に注意されて、お互い顔を見合わせて無言で笑った後

 

「うちにも描いて」とヤンA子が自分のノートを差し出したので、国語の時間を全部使って、全力で丁寧に詳細に白黒ツートンカラーのフライングVを描いてあげた。

 

その日の休み時間、10分休みも昼休みも、ずっとヤンA子と一緒に音楽の話をした。

 

マイケルシェンカーグループ、レインボー、TOTO、クイーン、

ブルース・スプリングスティーンなど、好きな音楽がよく似てて、好きな曲が良く似てた。

休み中話してても話は尽きなかった。

 

放課後になって「一緒に帰ろうか」と言いかけたけれど、私がもたもたしてる間に、ヤンA子はヤンキーグループが自分を待ってるのに気がつき、彼女はまた明日ねと笑いながらいつものようにヤンキーグループに戻っていった。

 

 

マイケルシェンカーを見ると思い出す女子の話。

元気にしてるといいな。

今日はある友人のことについて書こうかなと思う。

 

まだ20代の頃、私はある雑貨屋のようなところで仕事をしてた。いろんなお客さんが来るところだったけど、小さい町だったので常連さんとはすぐに仲良くなるし、やがてプライベートな交流になることもよくあった。

 

よく来る女子高校生にカツミという子がいた。よく笑う子で、なんとなく元NGTの中村歩加さんを見るとよく思い出すのだけど、豪快な笑い方をする子で周りを明るくさせる雰囲気を持つ少女だった。

 

どういう親御さんに育てられるとこういう明るい子になるのだろうと思ったら、どうやらご両親はいないらしい。あんまりそこを詳しく聞いたことはなかったのだけれど、肉親はどうやら誰もいないようだ。腹違いだか種違いだかのお兄さんがどこかにいると聞いたこともあるけど、交流はあまりないらしい。

 

私は、天涯孤独という身の上の人物に生まれて初めて出会った。

 

カツミはそんなことは一切気に掛ける様子もなく、常に明るくほぼ毎日うちの雑貨屋に寄り道して帰る。だんだん私のうちにも遊びに来るようになり、当時の恋人と同棲していた私の部屋で晩御飯食って帰ったり、泊まって帰ったりすることもあった。

 

料理はとても上手だったな。小さい頃から一人で自炊してたんだろう、買い物も効率よく無駄なく買ってくるし、いいお母さんになるタイプだった。

 

カツミは小さい頃はオルガンを習っていたらしく、鍵盤楽器を弾かせるととても覚えが早かった。歌も上手かったので、一度だけ地元のライブハウスに無理やりステージに立たせて歌わせたことがある。

 

私がアコギで、ベースの友達が一人、カツミにピアニカ吹かせて、たしかあと一人カツミの友達に小物打楽器をさせて、クリスマスの夜にジョンレノンの曲か何かを演奏した。カツミはすっごい緊張して泣きそうになってたけど、ステージが終わると楽しかった~って言って本当に泣き出した。

 

カツミもやがて高校を卒業した。もう店や部屋に遊びに来ることはなかったが、たしか久留米あたりに行ってちゃんと仕事もしてると聞いていた。

 

その後はお互いに連絡も取りあうこともなかったが、あの笑顔があればカツミを嫌う人はいない。仕事も出来るタイプだしね。きっとうまくやってることだろう。

 

 

そう思って長い年月が過ぎた。

 

 

久しぶりに聞いたカツミの名前は、それはテレビのニュースからだった。カツミの名前はある事件の被害者の名前として報道されていた。

 

カツミは不倫相手との間に子供ができて出産をし、相手に結婚してくれるように迫ったらしい。しかし、その不倫相手に子供と一緒に殺害され、地元の田んぼのあぜ道の端に10年もの間ずっと埋められていた。

 

どういう思いだったのか今では知る由もないが、やっと天涯孤独ではなくなったカツミは幼い息子と共に、誰にも知られずにその生涯を終えていた。

 

 

 

カツミの実名は、志賀勝美。今、彼女の名前で検索するとこの事件の報道しか出てこない。

 

息子以外の肉親のない勝美は、その消息を心配する者もなく、私のような友人も音信不通にも気がつかずに探そうともしていなかった。

 

とても後悔した。勝美と連絡をずっと取らなかったことをとても後悔した。今でもすごく後悔している。

 

彼女の人生について記したものが、この報道しかないのがさびしすぎて、いつか勝美についてどこかで何かを書こうと思っていた。ただ単に不倫をして殺されただけの女性ではない。志賀勝美という名前の、笑顔がとても素敵な女性が生きていたことを、どこかに残してあげたかった。

 

今日、やっと勝美のことを書いてみた。

 

R.I.P

 

とうとう観念して、クラフトPで新曲うpしたw

曲名は「ミライサヤカニ」。

ある友人に向けて作った歌なんだけど、
その友人は若い時から苦労してて、
今も頑張ってるわりには報われてるとは言い難い状況で、

がんばる人にはいい事があって欲しい気がしてね、
こういう曲ができるってのが「いい事」のひとつだったらいいなあと思って作ってみた。



それで、こういう詞を書いていたら、
引退してることになってる事とか、荒しとか、個人情報コメされるとか、
そういうことはどうでもいいことで、すごく小さい事のように思えて、
まいっか!って感じでクラフトPアカウントでいいやってw

ということで活動再開です。
またよろしくね。


ブログでは言ってなかったけど、
引退宣言してからは「TEN」という名でうpしてた。

そっちの方のマイリストは↓です。
http://www.nicovideo.jp/mylist/27802091
お暇な時にでも聞いてあげてね。

ちなみにTENというのは、昔私が飼っていた犬の名前です。
クロの今の名前が「よしのん」というのと同じ由来。
あっちは猫だけど。


「ミライサヤカニ」は、おかえりなさいご祝儀も入ってるのだろうけど、
投稿初日ですごく見て頂いててすごく嬉しい。ほんとにありがとう。

コメントも「おかえりなさい」をすごくたくさん頂いてて、
もう、油断したら涙出そうだったよw

この曲は「ブラインドレック」や「最後の初恋」みたいに、
アホみたいに音域広い曲ではないし、
複雑な曲でもないので、よかったらぜひ歌って頂きたいな。
歌うと元気が出る曲になってたらいいな。


この曲を作ってて思ったことがある。
それは、私は何を作りたいのかってことだ。

曲を作る目的って言うのは人によって様々だろう。
カッコいい曲、
ノリのいい曲、
演奏技術の高い曲、
発想が変わってる曲、
今までに聞いた事のない新しいジャンルの曲、
あるジャンルを踏襲する曲、
ヒットして再生数を稼ぎ出す曲、
ほんとに目的は様々だ。

私は、歌ってもらえる曲を作りたいなあと思う。
歌ってもらってニコにうpしてもらえる曲って意味ではない。

日常のふとした時に自然に口から出てくるような曲、
うん、曲って言うか「うた」だね。

料理してる時や、掃除してる時や、
犬の散歩してる時や、通勤の車の中、
そういう時に歌ってもらえる歌が作りたいなあと思う。

あと、「いいこと言うじゃん」と思われたいなと思うw
そういう曲は作れているかな。


今回歌詞を書いてて、
前向きな歌詞って難しいなあと思った。
前向きな歌詞ってさ、油断すると現実味のない綺麗事ばかり書いてしまいそうになる。

「きっと大丈夫さ」「そのままの君でいいよ」「明日へ飛び立とうぜ」
よくあるフレーズだけど、
その根拠を書くのは難しいもんだなと思った。

だからこう、一度底まで落として引き上げてって感じの歌詞になった。
落とし過ぎた気もちょっとするけど(笑)、伝えたい事は書けた気がする。

「いい事言うじゃん」って思ってもらえてたら嬉しい。
久しぶりに書きます。

ちょっと遅れたけどご報告を。

私の曲で一番再生数が多いのは「やきとりはちゅねの店内ソング」という曲だ。
一番多いと言っても、10万ちょっとの再生。
これは今のボカロ界では「有名曲」とは言い難い数字でもある。

もちろん、自分としては分不相応に良く見て頂いてる数字だけど、
決してボカロを好きな方が誰もが知ってると言う程ではない。
比較的、古くからボカロを見てた人には「ああ、あの曲か」と思い出して頂けるけど、
ここ2年くらいでボカロ好きになった方には名前を聞いたこともない曲かと思う。


さて、7月の半ばごろ、ある女性のお名前でメッセージを頂いた。
それは言わずと知れたクリプトンの社員さんからのメッセージだった。
初音ミクを作ってる会社の方である。

そんな方が私に何の用かと思ったら、
どうやら、「やきとりはちゅねのチキンバーガー」って商品を作って、
ファミマで売りますけどいいですかあ?って内容だった。

最初、詐欺かと思ったw
「では、商品化にあたって契約金をご用意ください」とでも言われるかと思ったが、
どうやら本当の打診らしい。

うおおおおおおおおおお!

・・・・いや、待て。
ファミマって言ったって、きっとさ、
秋葉原店限定とか池袋店限定とかさ、きっとそういうのなんでしょ。

落ちついて気を取り直して、
頂いたメッセージをよく読む。

「全国展開のキャンペーンで」とある。
うそ!?
その「全国」って九州も入ってますか?
ちゃんと佐賀県も含めての「全国」ですか?

よろしいでしょうか?もなにもない。
いいに決まってる。
むしろ金払ってもいいww

ところでさ、「やきとりはちゅね」で何故にハンバーガーなのん?


その答えはキャンペーンが始まったらすぐにわかった。

で、8月14日になって無事にうちの超近所のファミマでも
初音ミクコラボキャンペーンが始まった。
ありがとう、ありがとう。
佐賀をハブしないでくれてありがとう;;

店に入って店内見渡すと、あちこちにミクさんがいて、
めっちゃボカロに侵されている。
なんか、なんか、すごくいたたまれない感じがするぞw


ともかく、まずは、真っ先にハンバーガー探した。
お、あった!

ぅぅぅぅぅぅうおおおおおおお!
ある!!
「やきとりはちゅね」と書いてある!!!
書いてあるぜ!!
やったぜ、クロ!!!

これは職場で昼休みに食べたけど、
私が言うのも何だけども、めっちゃうまい。
ひいき目が入ってるのは否定しないけれども、
これはコンビニのハンバーガーの中では生涯で一番美味しいんじゃないだろうか。

で、すごくやきとりの味がするw
最初はなんでやきとりはちゅねでハンバーガー?と思ったが、
食べてみたらすごく納得した。


ということで、ステマ記事でしたw
まだ食べてない方がいたら、ぜひ近くのファミマで食べてみてね。
長いことほったらかしもいいトコだね。
それでも毎日結構な数の方が読んで下さってたようで、とても感謝しています。


ボカロ界というところは、少なくとも今の日本では、
何の実績もないアマチュアが作った曲が最も多く再生されるところだろうと思う。

以前もちょっと書いたけど、私が自作の曲を投稿して一晩で数百再生される場所など、
たぶんニコニコ動画以外にはありえないだろう。

そして、私の作った曲が町のカラオケ屋さんで歌えるというのも、
この流れなくしてはありえなかったことだったろうと思う。

私が時々、リアルの知人や昔の音楽仲間にどういう音楽活動をしてるのか聞かれる時、
初音ミクの話や、DTMやニコニコ・youtubeの話などをしてもいまいち反応が薄いのだけど、
JOYSOUNDのカラオケに曲が入ってるという話をすると非常に驚かれる。

大抵は、え?それいくらぐらいもらえるの?と聞かれるのがガクンとくるのだけどw
うん、もらえないのですw
きっとほとんどのPさんは利潤が目的ではないので、その配分は放棄して入曲してるのです。

もっとも今は、その現状は良くないよね、なんとか作った人に還元できるようにしないとねと、
多くの方がいろんな案を持ち寄って折り合いをつける話をされてるところだそうです。


知ってる方は良く知ってることだけど、
JOYSOUNDと言う会社はボカロ曲には初期の頃から非常に協力的で、
私だけじゃなく曲が入ってるPさんは非常に多い。
たぶん、そろそろ5ケタくらいの曲数にはなってるのかもしれない。

これはどういう風に選考が決まるかと言うと、一般の方からの投票で決まる。
JOYのポイントを使って投票をするのだけれども、
以前はそのポイントはカラオケ店に行って歌ったり、サイトにアクセスしたりして、
コツコツと貯めるものだった。

私たちが最初にその投票にエントリーしたのはその頃で、
おかげさまで「13cm」と「何もなかった顔で」をカラオケに入れてもらえることになった。


しかし、その後、ポイントの制度が変わってしまって、
JOYのポイントはお金を出せば買えるようになってしまった。
実質、今のJOYのカラオケは、約二万円程のポイントを購入すれば、
再生数やマイリス数に関係なく、どの曲も入曲出来るような制度になっている。

そういう制度に変わったあと、
「なにもできなくてあたしは歌った」と「恋花火、夢の終り。」が入曲になった。

これもすごく嬉しかったんだけど、
もしかしたら、ほんの数人の方にすごくお金を使わせてしまったんじゃないかと言う気もした。


ここにはすごく葛藤があった。
カラオケに入曲するのは嬉しい。
自分が嬉しいのももちろんあるけど、入ったことを喜んでくれる方がいることが嬉しい。

みんなが「うおおおおお!歌いに行くぞ~!」と言ってくれるのを見ると、
ああ、入ってよかったなあとすごく思う。


反面、どなたかが数千円、もしかしたら一万数千円も使って投票してくれたのかなと思うと、
無理したんじゃないのかなあ、悪いことしたなあという気もする。

でも、時々コメントやツイッターで、カラオケに入れて下さいとか、
入ったら歌いに行くよ~!とか書いて下さるのを見ると、
私はもしかしたら、気にしなくていいこと気にしてるのかなと言う気もする。

特に「遠いいざなみ」や「ブラインドレック」はよくそういう事を書いて下さってる気がする。

私はどう納得していいのかうじうじしたまま、
リクエストに上がってたのは知っていたけれども、
その4曲以降のエントリーはしないままにずっと放置していた。


ところで、私は音楽でお金を稼いだことはないわけではない。
リアルの音楽活動の時は、祭りやイベントで演奏を手伝ったりした時に謝礼を頂くこともあったし、
友人に曲を作った時は、結果的には頑張ってくれてありがとうと封筒に入れた謝礼をくれたこともあった。

だから、創作で金銭が動くことに関して悪いことだと思ってるわけではない。
ついでに言うと、JOYSOUNDさんにポイント購入のお金が入ることを悔しがってるわけでもないw
むしろ、あの耳コピを2万円程でやってらっしゃるのはご苦労だなあと思う。
私の曲など、歌われての配分が生じたとしても微々たるものだろう。

JOYの耳コピ師さんの耳コピは、本当にすごい。

13cmのソロなど、私は本当に超テキトーに弾いてて、
しかも、何本もギターを重ねてて、
自分でも再現できないくらい開放弦のノイズや、グリッサンドのノイズが入り混じってるのだけど、
あの耳コピ、初めて聞いたときはびっくりした。めっちゃ完璧であるw
音を取った方に、ほんとすいませんと頭下げに行きたいくらいだw


ただ、ボカロ活動は本当に趣味で好き放題にやってるので、
自分の曲のために誰かがお金を払ってくれてるということが、
申し訳ないと思うべきなのか、ありがとうと言うべきなのかがうまく整理できず、
今でもそれはよく分からない。


でも最近、ツイッターで「ブラインドレック」「クラフトP」とエゴサーチしてみて、
この曲もまた、作った私よりも思い入れ持って下さる方がいらっしゃることを知った。

私は幸せ者だなあと思う。
作ってから半年以上も経つのに、未だに曲を紹介しくれたり、
曲に込めた想いをひたひたとブログに書いて下さる方がいる。

ボカロ界は非常に流れが早い。
半年前のボカロ曲は、普通の商業曲にあてはめたら5年くらい前の曲って感じかもしれない。
3年前のボカロ曲など、もはや懐メロ扱いである。


よく言われてることだけど、
ボカロ界は、現実の音楽界の流れを猛スピードで繰り返してるのだそうだ。
私はこの現状、投稿したら一晩で数百再生されるこの現状は、きっとバブル期なのだろうと思う。

もうすでにその兆候はあるのだけど、
やがては、「昔は投稿したらその夜には何百も再生されたのになあ」と、
そんな愚痴を言う時期になるのだろうと思う。
かつて、テレホ時代にオリ曲をホームページ(死語)に掲載してた頃みたいに、
ひと月かかってやっと数百再生という頃に戻るのではないかと思う。


だったら、今のうちに喜んでもらえることはやっとこうかなと、
「ブラインドレック」をカラオケ投票にエントリーすることにした。
きっとこの曲は、エントリーだけで喜んでくれる方がいて下さる気がする。

と、いうことで、
「ブラインドレック」投票開始ですが、ポイント買ってまで投票しなくていいからね。
余ってる範囲内でいいです。
ポイント買っての投票は、私がしますからww

え?w
だってさ、この曲、自分で歌いたいんだもんww


忘れてるわけじゃないんですよ。
長いこと書かずにすいません。

今日はこんな動画がうpされたのでご紹介します。
編集神。
ものすごい作業量だと思う。
アンメルツPさん、ホントお疲れ様です。
私の曲も収録して頂きました。
「ブラインドレック」という曲です。



リンやレンに対してと言うか、それよりもリン廃どもに言いたい。
4周年おめでとう。
ちゃんと作っています。
何だか本当に作りたいもの作れている気がする。

歌詞に苦労してるけど、それもまた楽しい。


ところで、ある曲がパクリだと言ってるコメを見た。
曲作ってる人は、無意識に誰かの曲に似てしまうのを一番恐れながら作ってるんだよ。
だからそんなに気やすくパクリだと騒ぐな。

匿名だからと何でも平気で言える人がいるのは知ってるし、
私ごときがブログで言ったところでそういう人が減ることもない。

でも、私は彼らのような人間に育たなかったことを心底幸せに思う。
あまり汚い言葉を使いたくないが、思いつく限りの軽蔑の表現だ。
何か作ってるってのはいいもんだね。
ということで、サボってるのではないですw