もう10年以上も昔の話、その頃、ボカロ専用のSNSでにゃっぽんというところがあった。
以前のブログで書いたこともあるけど、それすらももう何年も前のことだね。
当時、そのにゃっぽんでは多くの楽師さん絵師さん動画師さんたちと仲良くさせて頂いてた。
今私が音楽をアマチュアなりにも続けているのは、このSNSで受けた刺激が今でも原動力になってる気がします。
ある時、そこである絵師さんが今実はこんな妄想をしてるんですと話してくれたストーリーが面白かった。
大昔、ある国に姫がいました。姫の背中には翼があって空を飛ぶことができました。
そして他にも能力があって、姫はとても上手に歌を歌うことができました。
その歌はとてもうまかったので、人を楽しませることや人を救うこともできました。
そしてその反面、姫の歌は人を呪い殺すことすらもできました。人はその姫のことを「呪歌姫」(じゅかひめ)と呼びました。
その姫は、死んだ後も何度も生まれ変わりを続けて、現代の世界では歌う機械ボーカロイドとして生まれ変わり、今でも人の心や人生に歌いかけています。
細かいところは記録を取ってなかったので忘れたり付け足したりしてるかもしれないけれど、だいたいこんな感じのお話だったような気がする。
おお、なんか面白そうな話だね、アニメ化は無理としても予告編くらいでも作ってみようかと、ゆるーく作ってはさぼり作ってはなまけををくりかえすうちにはたして実現には至らなかったっていうことがあったのですが、
その時に曲の断片をたくさん作っていたのですが、形になりそうな曲が2曲あって
そのうちの1曲を2コーラス間奏サビで曲にしてみました。
それが最近投稿した「レアンカルナシオン」
輪廻という意味のリインカーネーションのフランス語読みです。
乃木坂46の池田瑛紗さんが同名のブログタイトルを使ってらっしゃるのと無関係でもないかも笑
歌詞は呪歌姫が籠の鳥のように閉じ込められた時、呪歌姫の噂を聞いた旅人に誘拐されたのだけど、二人はそのまま恋に落ちて逃避行を続けた挙句、旅人は死んでしまった。その記憶を持ったまま姫は次の世界で生まれ変わって、旅人の生まれ変わりの「あなた」を探し当てて再び恋人になった。その情景を描いています。
ところでもう1曲の方は、その後出てきてヒットしたある歌が本当に偶然なんだけどAメロのメロディーがよく似てて、おかげで世に出せなくなってしまった。
そのヒット曲とは、どぶろっくさんの「大きなイチモツを下さい」です笑