『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』 古泉智浩著 イースト・プレス

 208p

 

そうか! その手があったか!  子どもがほしい…。6年間で600万円、不妊治療のどん底で見つけた希望の光。里親研修を受け、待望の赤ちゃんを預かった著者(40代・男)が瑞々しくも正直に綴る、新しいタイプの子育てエッセイ。

初めての作家さんです。

里親制度を受けて、赤ちゃんを育てている著者さんの子育て記録です。

男親からの目線で書かれているので、母親の書くエッセイとは少し異なります。

ただ最後の方まで読むと少し見方が変わります。

奥さんは複雑な感情ではないのかなと、考えてしまう部分もありました。

『その本は』 ヨシタケシンスケ著 又吉直樹著 ポプラ社

 192p

 

 

本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。 「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」 旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。 お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

この本は発売と同時に購入しました。

でもずっと読むタイミングを失って、積読になっていていました。

どこかで紹介された本の一部が何となく合わなくて、読めずにいたのです。

ちょっとブラックというか怖く感じてしまったので。

最初は面白そうだなと買ったものの、そこを見るのが何となく嫌でした。

 

ずっと視線の先にはあったのですけれどね。

そうこうしているうちに書店には続編ともいうべき本が並び始めました。

その本をペラペラ捲ってみたら、とにかく楽しそうで読みたくなりました。

でもまずは最初の本を読まなければ。

何故かそう感じてしまったので、急いで読んでみました。

 

解釈によっては少し悲しい物語もありましたが、読んで良かったです。

とにかく装丁が良いですし、それぞれのページも凝っています。

もうあっという間に読み終えてしまいました。

お二人の距離感が良くて、とても面白かったです。

様々に解釈できる物語もあり、ネタバレを読んでしまいましたが。

まあちょっとブラックなものもありましたが、怖がるほどではなかったです。

ちょうど良いタイミングで読めたのではないかな。

このところちょっと集中読書にハマっております。

 

『鎌倉茶藝館』 伊吹有喜著 光文社

 336p

 

夫と死別、勤務先も倒産し喪失感に悩まされている美紀・48歳。
最後の旅のつもりで訪れた鎌倉の山中で道に迷うが、台湾茶カフェ 「鎌倉茶藝館」の美しき老マダムに助けられ、そのまま働き始める。
お茶。着物。古都鎌倉の日常。心潤す文化と人々に触れ、元気を取り戻していく美紀。
そんな彼女に、年齢も性格もばらばらな二人の男性が、同時に好意を持ち始めた――。
今の私に必要なのは、安らぎ? それとも、灼けるような想い?
――苦みを知るから、決められない。
名手が描く、大人の女性の戸惑いと決断。

ずっと読みたかった一冊です。

ようやく図書館で順番が来ました。

少し予想していたものとは異なりましたが、再生の物語です。

人は幾つになっても恋愛ができるのでしょうか。

台湾茶の香りに癒されながら、読みたい本です。