『持たない暮らし』 金子由紀子著 アスペクト文庫

 221p

 

いくら片づけてもすぐに散らかってしまう、モノだらけの部屋
にストレスを感じている・・・そんなあなたのために、お金をかけず、すぐにはじ
められて、いつの間にか部屋がキレイになる魔法の習慣をお教えします。 

【担当編集より】 

 私は、片づけが非常に苦手です。たまに思い立ち、一気に片づけることもあり
ますが、しばらく経つと元通りの繰り返しで、いつも書類と本の山に囲まれてい
ます。 

 一方、私の隣のTさんの机は、いつもきれい。自分と何が違うのだろうと思っ
て観察し続けた結果気付いたのが、「習慣」の違いでした。 

 私の本の山を分析すると・・・本当に必要なのは3割で、残りは昔資料として
買った本、Tさんからもらった雑誌、なんなくもらったフリーペーパー等々で、
「いつか読むかも」と思いつつ読んでいないのが現状です。 

 一方Tさんは、使い終わった資料は社内の別の場所に移し、読み終わった雑誌
は私に寄付し、すっきりした机をキープしています。日々溜め込む私と、日々
処分するTさん。そこから違いが生じていたのでした。 

 本書では、この「習慣」の力に着目して、すっきり暮らすための方法を提案し
ています。上手な収納法や捨てる技術を知っていても、毎日あらたなモノ(ゴ
ミ)を増やし続けていては意味がありません。本当に必要なモノを見きわめ、そ
れ以上モノを持たない、あるいは処分する習慣を実践しつづけてこそ、すっきり
した生活は手に入れられるのです。 

 みなさんも、ぜひ「持たない」暮らしをはじめてみませんか。私もがんばりま
す! (amazon)

初めての作家さんです。

どうやって部屋をスッキリさせるかについて書かれています。

ただ断捨離しようではなく、それぞれのタイプに合わせてヒントをくれます。

ただ実行できるかはまた別なのですが。

それでも少しずつ実践していけば、何となく綺麗になりそうな予感はします。

 

とにかく物が多すぎるのです。

それは良くわかっているのですが、なかなか捨てられないのも事実です。

でもさすがにホッとできる場所が欲しいので、片付けをしようと奮い立たせてくれます。

まあ片付けのプロに依頼したいのですけれどね。

とりあえず身の回りの箱を毎日一つ、整理することにしました。

『ものがたり洋菓子店 月と私 ふたつの奇跡』 野村美月著 ポプラ社

 284p

 

シリーズ続々重版!
ここは、心がよろこぶ物語(スイーツ)と
やさしい「魔法」に癒される場所。
毎日がんばるあなたに「月」が寄り添う温かな物語。

住宅街に佇む洋菓子店「月と私」。
腕利きパティシエなのに自分に自信がない三田村糖花の前に
「ストーリーテラー」語部九十九が現れた。
お菓子の魅力を物語にしてお客に届ける
語部の活躍でお店は大繁盛し――。
「月の魔法を集めたクッキー缶」を受け取った
素直になれないカップルの恋の行方。
糖花のトルシュ・オー・マロンを
「世界で二番目においしい」と語る少年の秘密。
極上のスイーツがつなぐ縁に心がやさしく満たされる、
好評シリーズ第2弾。

野村さんのシリーズ第2弾です。

お菓子の謂れや特色、魅力を聞くのは楽しそうです。

接客が苦手なパティシエさんのとびっきりのお菓子にも合っていそうです。

そしてオーダーがなかなかできない恥ずかしがり屋さんにも。

様々なお客さんとのやりとりも素敵なものがたりです。

『カフェーの帰り道』 島津輝著 東京創元社

 224p

 

【第174回直木賞受賞作】
東京・上野のカフェーで女給として働いた、
“百年前のわたしたちの物語”。

強くたおやかに生きる女性たちが、
みんな、みんな、愛おしい。
――原田ひ香さん絶賛

時代を映す鏡であった仕事「女給」を通し、
大正から昭和を生きた市井の女性の人生を描き出す。
『襷がけの二人」著者、心ふるえる最新作。

東京・上野の片隅にある、あまり流行(はや)っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。

■目次
稲子のカフェー
嘘つき美登里
出戻りセイ
タイ子の昔
幾子のお土産

初めての作家さんです。

直木賞受賞後すぐに読むのも初です。

女給さんを通して、その時代の女性を瑞々しく描いています。

それぞれの半生が間接的に分かるところが粋です。

100年も前なのに現代に通じるところがあり、ちょっと寂しくもあります。

 

これがメインかなというところがあっさりしていたり、逆もまた然り。

このタイミングで読んで良かったです。