『こないでコウノトリ(1)』 たかせうみ著 GANMA!

 7話掲載分

 

主人公・御子柴エリ(30歳)と御子柴雅之(30歳)は、結婚5年目の子なし夫婦。
エリは仕事を辞めてからパート主婦として忙しい日々を送っていた。
ある日、夫から「子どもを作らないか」と誘われる。
即答できずにいると夫の鞄から離婚届が──。

産まない女は無価値なのか、日々を生き抜く女性たちを取り巻く“しがらみ”が
描かれる待望の1巻。(著者名:たかせうみ/初出:GANMA!1~7話掲載分)

初めての作家さんです。

とても考えさせられる物語でした。

まだまだ子どもを産むか産まないかは個人の問題だとは認識されていないのですね。

ここまで極端ではなくても、同じようなことはたくさんあります。

もっと女性が楽に生きられる社会になって欲しいと感じます。

 

出産は女性にしかできない。

だからこそもっと受け入れて欲しいです。

もし子どもができたら、キャリアを維持したまま子育てもできるようになると良いです。

男親も同じように子育てに関われるように。

そして子どもがいてもいなくても、女性の価値には何も関係ないということを、男女関係なくちゃんと認識していかなければいけないのだと強く感じました。

 

『のだめカンタービレ10』 二ノ宮知子著 講談社

 208p

 

千秋&のだめ、ついにヨーロッパ上陸!! クラシック音楽の聖地に旅立った千秋とのだめ。期待と不安に胸を躍らせながら、パリでの生活が始まった。早くも指揮者コンクールに挑む千秋とはうらはらに、のだめはホームシックに……!? 新たな仲間とライバルに出会ったふたりの新楽章が幕を開ける。変態の森ヨーロッパ編、スタート~!!

のだめのシリーズ第10巻です。

ついに実力が認められた二人。

いよいよヨーロッパに上陸して、本格的に活動することに。

苦手な飛行機を乗り越えて本場に降り立った千秋はコンクールへと挑みます。

でものだめはなかなかスランプから抜け出せないでいます。

 

プロへの道は厳しいです。

そしてライバルも次々登場します。

日本とはまた異なる二人の関係性が描かれています。

この二人は一体どうなるんだろう。

知っているはずなのに、先が読みたくなります。

『放置児しおりシリーズ』 山野しらす著 Kindle

 全17話

 

あなたのまわりに「放置子」はいますか?
迷惑な存在として扱われがちな放置子。本作は、そんな放置子視点のお話です。

・夏休みは早朝から友人宅に無理やり預けられる
・パチンコ屋の駐車場に一人で放置される
・宗教施設に預けられる
・スーパーのフードコートで朝から夜まで過ごす
・わずなかお金を渡され「適当に時間をつぶしてこい」と町に放り出される

家に居場所がなく、幼いうちから危険と隣り合わせの毎日を送っていた「田中しおり」。
彼女の母親は不倫に明け暮れ、娘の面倒は二の次という生活を送っていた。

そんな彼女が恩師との奇跡的な出会いを経て成長していく物語です。

初めての作家さんです。

物語とはいえ、読んでいて悲しくなります。

母親の勝手な都合で家にいることもできず、一人で外に放置されてしまう。

父親も無関心で寄り添ってはくれない。

それどころか、女性には学問は必要ないとまで言ってしまう。

 

ここまで極端な事はないと信じたいけれど、現実はもっと厳しいのかもしれない。

彼女のように勉強や社会のルールを教えてくれる大人に出会わない子もいるかもしれない。

家庭という本来一番温かく守られた場所が、そうではなくなってしまうなんて。

これをただのフィクションと捉えてはいけないのでしょう。

子どもたちが落ち着いて勉強ができて、遊べる居場所を、大人は作らなければいけないのだと再認識しました。