『放置児しおりシリーズ』 山野しらす著 Kindle

 全17話

 

あなたのまわりに「放置子」はいますか?
迷惑な存在として扱われがちな放置子。本作は、そんな放置子視点のお話です。

・夏休みは早朝から友人宅に無理やり預けられる
・パチンコ屋の駐車場に一人で放置される
・宗教施設に預けられる
・スーパーのフードコートで朝から夜まで過ごす
・わずなかお金を渡され「適当に時間をつぶしてこい」と町に放り出される

家に居場所がなく、幼いうちから危険と隣り合わせの毎日を送っていた「田中しおり」。
彼女の母親は不倫に明け暮れ、娘の面倒は二の次という生活を送っていた。

そんな彼女が恩師との奇跡的な出会いを経て成長していく物語です。

初めての作家さんです。

物語とはいえ、読んでいて悲しくなります。

母親の勝手な都合で家にいることもできず、一人で外に放置されてしまう。

父親も無関心で寄り添ってはくれない。

それどころか、女性には学問は必要ないとまで言ってしまう。

 

ここまで極端な事はないと信じたいけれど、現実はもっと厳しいのかもしれない。

彼女のように勉強や社会のルールを教えてくれる大人に出会わない子もいるかもしれない。

家庭という本来一番温かく守られた場所が、そうではなくなってしまうなんて。

これをただのフィクションと捉えてはいけないのでしょう。

子どもたちが落ち着いて勉強ができて、遊べる居場所を、大人は作らなければいけないのだと再認識しました。

 

『新しいママは毒親でした』 あやかず著 Kindle

 全22話 

 

本好きの小学生マキは
パパの再婚で
新しいママと弟と暮らすことに。

4人で暮らす事になるが
パパの知らない所でマキは
ふたりからつらい仕打ちを受けるようになり‥。

初めての作家さんです。

広告で流れてきて興味を持ちました。

この物語は読んでいてとてもしんどかった反面、主人公の強さに救われました。

子連れ同士の再婚はこうなると難しいです。

もちろんとても素敵な家族になっている方々もいます。

 

でもこの主人公のように虐げられると辛いですね。

ただそんな彼女をしっかり支えてくれる存在に巡り会えます。

もう年齢から言っても、この支える方にならなければいけないのですよね。

大人の役割のような物でしょうか。

とても考えさせられる真面目に家族を扱ったお話でした。

 

『50歳、セカンドライフ模索中! 台湾にひとりで一か月住んでみた』

 おがたちえ著 大和書店 160p

 

もし、自分のために時間とお金を自由に使えるなら……?
50歳を迎え、ひとり息子も成人。
仕事・家事・育児のお母さん業で大忙しだった日々が少し落ち着いた頃、ふと思い出した長年の夢。
それは、大好きな台湾でひとり暮らしをしてみること!
25年通い続ける台湾は魅力がいっぱい。
安くておいしいごはんに、居心地のいい素敵なカフェ、自由で明るい現地の人々との交流。
憧れの台湾で暮らすとしたら、どんな生活になるのだろう?
未来の居場所を見つけるべく、台湾4都市を巡って、ひとり暮らしを体験してみた!

初めての作家さんです。

台湾の魅力がいっぱいの本です。

老後を海外でと考える人も多いですが、その参考になります。

何より文化が似ているところが住みやすそうです。

でも語学に難ありだと、完全には楽しめないかもしれませんね。

 

美味しい物がたくさんあって、見どころもあります。

そしてショートステイの方法も具体的に書かれていました。

ただ物価は上昇していますし、円安の影響で以前のようには暮らせなさそうです。

一杯のコーヒーも値上がりしているとか。

ここに書かれている実際の料金が懐かしくなってしまいそうです。

それほどまでに何もかも値上がりしています。

それでも海外でしばらく暮らしてみたいなと感じました。