【CORONAPPLE(コロナップル)の樹を作ろう】 | Craft for Kids + etsu design studio

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子どもや親子ためのモノづくりの場《Craft for Kids》のワークショップや工作教室、デザインのお仕事などの活動を綴っています。

CORONAPPLE(コロナップル)・・・なかなか衝撃的なタイトルですみません。

 

今全世界を震撼させているコロナという名前。

正直この音を聞くとブルーな気持ちになりますね。

このお陰で毎日不自由な生活。

でもでも、子どもたちが大きくなって今を振り返ってみた時きっとこの日々は嫌な想い出ばかりじゃないんじゃないかと思うのです。

というかそう願いたい。いや、そうしたい。

 

そう、この時があったからこそ出来た事、学んだ事、身(実)になった事もたくさんあるんじゃないかと。

 

そういう今しかない体験がAPPLE(りんご)みたいにいくつも実っていく・・・そんな樹を想像してみました。

 

ま〜、ダジャレといいますか、、、、CORONA(コロナ)+APPLE(アップル)がPPAPばりに合体してその名CORONAPPLE(コロナップル)。

 

この名前が浮かんだ時正直不快な思いをする人もいるんじゃないかと思いました。

 

今いろんな人がいろんな事情を抱えて過ごしています。コロナという文字を思うだけでも辛い気持ちになる人だって。

 

でも悪ふざけで思いついた訳ではなくて子どもたちに少しだけ、ほんの少しだけ前向きな気持ちになって欲しいって思ったんです。

 

地球上にはいろんながウイルスが存在している。もちろん良いウイルスだって悪いとウイルスだっている。

平和的に共存していければいいのだけど今回のコロナはどうやらそうはいかないみたいです。

 

連日連夜コロナは悪魔の様に扱われています。もちろん生死に関わるのだから敵対視すべきなのだろうけど。

例えば蛇や蜂、害虫。人間にとって敵だと思う生き物を当たり前に排除してきて人間が主導権を握れる生物ならなんとかなるけどコロナがそうはいかないから困ってる、今はこの状態。

いろんな意味で悲しいですね。

 

一斉に世の中の大人が不安に包まれていて、子ども達はどうしていいのかわかりません。

もちろん私にだってわかりません。

でも、ただ逃げたり怖がったり排除するだけじゃなくてほんの少し考え方を前向きに持って過ごすして見ればこの時期をもっと大きな気持ちで暮らせるんじゃないかなって。

大切なのは今この時をどう生きるか。

 

だから今しか育たないCORONAPPLE(コロナップル)の樹。

今だからこそ育つCORONAPPLE(コロナップル)の実。

 

 

我が家の娘、今年の春から中学1年生。

もともとダラダラと過ごすのが大好き。

勉強してる姿を見た事もないし、塾もな〜〜んにも行ったことがありません。

 

河原に寝っ転がって『あ〜〜きょうは何して過ごそうかな〜ってボーーーーっと考えるのが好き。』という名言を残すほどのマイペース。

 

でも、でも、よく見てると昔から彼女なりになかなか面白い事を自分で思いついてやっている。

 

例えば・・・【バナナの皮で人って本当に滑って転ぶのか?】とか【ストローってどこまで長く繋げたら吸えなくなるのか?】みたいな事を大真面目にやってる訳です。

 

もう!本当に下らないんだけど(笑)どれも最高に素敵なんです。

 

そしてどれも教科書にも載ってないし学校では教えてくれない。

小さな疑問ややりたい事をとにかくやってみる。よくわかんないけど…こういう一つ一つの事柄が今となっては彼女の(実)になってる気がするんです。

 

インターネットで検索すれば疑問はすぐに解けるし、みんな時間に追われていて大人も子どもも本当に忙しい昨今。

 

やってみようか…なんて思ってることもついつい後回しにして小さなチャレンジはどんどん薄れて消えていってしまう。

 

でもね、どんな小さな事でも、他人がくだらないと思う事でも、やってみて解決してみるとそれはそれはかけがえの無い『想い出』になってます。

 

だからCORONAPPLE(コロナップル)の樹を育てるのは今はもってこいのタイミングなんじゃないかって思います。

 

これは初心者でも園芸が苦手な方でも簡単に育てられるし、特別に必要なものもありません。

 

好奇心さえあればどんどん実はなります!!!

 

準備するものは/大きめの紙/筆記用具(ペンとか色鉛筆、カラーペンなど)以上です。

それだけ!で早速植えられます。

 

まず、

《前からやってみたかったこと》《家族の役に立つしごと》《ちょっと実験》《おおきなチャレンジ》、、、、なんかをつらつらとノートやメモ用紙なんかに書いていきます。

 

これは本当に頭に浮かんだことを書くだけ。

 

とにかく思いつく事全部!同じようなことでもいいです(被ってたらあとでまとめる)

まずは頭に思い浮かんだ事を素直に書き出すことが大切。できるとかできないとかそんな事は関係ない(笑) 

 

。。。。あ、でもルールはあくまで今家にいて可能なことです。

『ハワイのビーチで寝転がって日光浴』とか『宝くじで一等当選!』とかは駄目です。

 

個人的にはくだらなければくだらないほどいい気がします。

 

例えば・・・

◎5分かけてゆっくり歯磨き

◎わさびを食べてみる

◎ガチでケーキ作ってみる

◎だれかに絵手紙をだす

◎1日日本語以外で話してみる(ゼスチャー可)

◎自宅旅館

◎苦手なピーマン克服

◎家族内通貨を発行して起業

・・・・などなど

 

 

さ〜大きい紙(私は模造紙にしましたが無ければコピー用紙なんかを繋げてもいいかも)が準備できたら

そこにベースになる樹を大きく描きます。

 

 

 

実がなる樹木をセンターに描きます。ダイナミックに描いてくださいね〜!

 

そうしたら樹の中にCORONAPPLE(コロナップル)の実を描いて行く。

 

もちろん形はなんでもいいです。

CORONAPPLE(コロナップル)なんて不謹慎だ!って感じたらただの樹と実でもちろんいいです。名前は重要ではないのでオリジナルにデザインしてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バランスが難しければ、テープやペットボトルのキャップなんかをなぞって実を書くといい感じ。

 

その実の中にさっき出した目標・目的を書き込みます。

 

それだけ!!!!です。

 

 

樹の周りに色々お絵かきすると楽しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで折角だから色塗りを・・・と思っても実の色塗りは後にとっておいてください(笑)

実が熟すのはそれをやってみた《後》!です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実現した実から色を塗っていく。

 

家族で実の色を変えてもいいかもですね。協力してやった実の色とか自分でクリア

したことなんかがきちんと目に見えると自信もつきます。

 

もちろん実は後から増えてもいいと思います。

 

最初から沢山なくてもいい。やりたいことなんてそーそー簡単には思いつきません(笑)

 

それで重要なのは【無理に熟させない事】この樹はプレッシャーになってはいけません。

 

期日は基本ありません。

順番もありません。

 

種を植えても咲かない花だってあります。咲かせようと頑張って疲れてしまうのは駄目です。

【気楽に楽しむ気持ち】がこの樹が育つ一番の肥料です。

 

それからできれば、この樹はリビングなんかに貼って普段見れるようにしたほうがよく育ちます。

みんなの目が日光なので、よく光合成させてあげてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろなことで再開の見通しがつかない日々。

長い間、自分でもどうしようもできない事、決められない事に囲まれて大人も子どももストレスが蓄積されています。

 

見通しがつかない事への不安がどんどん大きくなっていく。

 

そんな時だからこそ自分の手で植えて自分のペースで育てられるこの樹をどうぞ作ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何年か先この樹を見て、くすっと笑える日にはこの実1個1個がどうか子どもたちのココロの栄養になっていますように。