2か月振りに、
講座を開くことができ、
感無量です。
今回の講座のテーマは、
「カウンセリングとは何か」です。
聴くことの意味と
カウンセリングに対する批判
について学んだ後、
ロールプレイ(聴き方の練習)をしました。
【聴くことの意味】
〇カウンセリングは相手の話を聴くことである。
〇聴くことによって、
・クライエンント自らの力で、悩みや課題を解決する。
・カウンセラーはクライエントの悩みや課題の解決を支援する。
〇悩みや課題には二つある
・すぐ解決する実際的な問題
・なかなか解決しない心理的な問題
〇心理的な問題は、どうしてなかなか解決しないのか
・時間がかかる
・本人が納得する問題
・解決するのが怖い
・解決の方法がわからない
〇話を聴いてもらう効果
・安心する
・優しさに包まれる
・本音が言える
・心が晴れる。
・悩みや解決に結びつく
講座の流れが講師主導型ではなく、全員参加型の対話形式で始まりました。
受講生のみなさんが意欲的に意見を述べてくれたので、様々な意見(本音)が聴けて良かったと思います。
【カウンセリングに対する批判】
〇時間がかかりすぎ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒人がかわるには時間がかかる
〇環境を変えた方が早い⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒環境を変えても自分が変わったわけではない
〇なまぬるい⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒外的な変化がなくても内的には変化している
〇現状肯定だ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒現状を認識(現実吟味)させるために必要
〇あまり効果がない ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒人はなかなか変わらない
カウンセリングの批判(左の文)から、カウンセリンングの特徴(右の文)について意見を出し合いました。
たとえば、「時間がかかりすぎ」に対して、「人がかわるということは時間がかかるのでは…」「本人がかわりたいと思わなければ、かわらないから…」「かわることは、怖いから…」などの意見が出されました。
(会場の入り口です)
【ロールプレイ】
①役割を決める。
・話し手
・聴き手
・観察者
②話し手の話を聞き手が聴く(15分程度)
③ふりかえり(それぞれの役割で自由に意見を言う)
・話を聴いてもらえたか(話し手)
・聴き方はどうだったか(聴き手)
・観ていてどう思ったか(観察者)
ふりかえりで、受講生のみなさんから、次のような意見が出されました。
聴き手が話し手に、
・悩みや課題の理由を聞いたり
・解決の方向性を示したり
・相手への質問などをすると、
話し手は話を聴いてもらってないという気持ちなる。
聴き手が話し手を
・あるがままに受け止め(受容)
・話し手の立場に立ちすぎると(共感)
・かえって問題を深められなくなる。
(会場の部屋には、なぜか舞台が…)
会場の部屋の特徴
・かなり広くゆったり(約45㎡)⇒ソーシャルデイスタンスも
・舞台があり、和風作りで、落ち着く⇒日舞の稽古場だったかもね…
この場所で、来週の土曜日(6月13日)に、
「物語を物語る講座」(10:00~12:30)
「体験コラージュ講座」(14:00~16:30)
を行います。
みなさんの、参加をお持ちしております(申し込んでね!)
出版した本の紹介