昨日に引き続き、『BRUTUS』の取材。
今日は菊地成孔さんに、「映画における音楽の効果」について
分析してもらいました。
取材スタートは23時。場所は、歌舞伎町にある菊地さんの部屋。
「映画のバジェットとオリジナル・サウンドトラックの質は、反比例する」
という刺激的な説を筆頭に、次々と飛び出してくる犀利な考察を
浴びながら、あっという間に2時間が経過。
ほとんどずっと、笑っているか深くうなずいているかでした。
ちなみに、話題に上った作品は、
『アメリカの夜』
『未来惑星ザルドス』
『E.T.』
『小さな恋のメロディ』
ほかおよそ20作品。
掲載をお楽しみに~!
で、ゆっくり話すのは久しぶりだったので、
取材の後、『エスクァイア』休刊の顛末とか、身の上話も。
『M/D』、どうにか復刊できるといいのですが……。
帰宅すると、本日発売の『MEN’S Precious』が届いていました。
「偉人たちの本棚」企画、ぜひぜひ読んでみてください。
すご~く後ろの方のページですが。
今日は、批評家の佐々木敦さんにインタビュー。
『BRUTUS』の取材で、「泣ける映画を構造分析する」
というテーマでお話をお聞きしました。
『白い婚礼』(監督=ジャン=クロード・ブリソー)
『夏の庭』(監督=相米慎二)
『ともしび』(監督=吉田良子)
『ライフ・アクアティック』(監督=ウェス・アンダーソン)
『あんにょん由美香』(監督=松江哲明)
「泣ける映画を作ることは簡単だけれど、
たとえば、“共感しないのに感動してしまう”
映画を作ることは、至難の業」
上の5本を例に挙げながら、そんなお話をお伺いしました。
詳細は、11月15日発売号にて!
ところで佐々木さんの最新刊『ニッポンの思想』(講談社現代新書)は、
現在4刷りと好調だそう。

この本の中で「ゼロ年代のひとり勝ち」として
取り上げられている東浩紀は、ぼくと同い年。
“郵便”が出たとき、
「おまえがウチらの代の1等賞かぁ~」と、
嬉しいような悔しいような気持ちで
いっぱいになったことを思い出します。
それにしても、気が付けば、
「ゼロ年代」も残すところ90日を切ったのね……。
ここ2カ月ほど、どこへ行くにも自転車を使ってます。
毎日15kmくらいだけど、東京は山岳ステージが多いので
知らぬ間にももの裏がボッコリとふくらんできた……。
あと、25mを息継ぎなしで泳げるようになったので、
肺活量も上昇したっぽい。
その一方で、慢性的にノドが痛くなりました。
はじめは風邪かなと思っていたけれど、
よくよく考えてみたら、排気ガスかなと。
(タバコも吸わないし、これで肺ガンになったらシャレにならない!)
そこで、手頃なガスマスクはないかと調べていたら、
これを発見。
『スポーツタマスク』というやつを購入しました。
着けると、こう(笑) ↓

ノドの痛みは消えたし、走っているとき、
排気ガスのにおいもしなくなったので、
多分効果があるのかな?
あと、坂道をゼイゼイいいながら登っているときでも
息苦しくないのがすごい。
交換フィルターが高いのが、悩みですけれど……。
インフルエンザはともかく、花粉症対策にはなるから、
まあいいかな。
最近ちょっと気になっていた
代官山の古書店『東塔堂』に、午後、初めて行ってきました。
噂通り、建築・デザイン系の書籍が充実。
あんまり見ているとまた散財してしまいそうなので、
すぐに帰ってきましたけど。
とはいえ、↓を購入。

『Blue Movie』by Andy Warhol
不勉強ながら、この映画、知りませんでした。
帰宅後、映画『パンドラの匣』に関する原稿を急いで執筆。
監督の冨永昌敬さんと、
ヒロイン役の川上未映子さんへの取材をまとめた文章で、
10月15日発売の『BRUTUS』に掲載予定です。
そして夜は、なぜか友達と神宮球場へ。
ヤクルトvs.横浜というカードで、
選手の名前は誰一人知らなかったけど、
それなりに愉しんできました。
席は、ハリウッド版『Fever Pitch』
(邦題は確か『2番目のキス』。ひどすぎる……)で
ジミー・ファロンが座っていたあたり。
つまり、とてもいい席でした。
村上春樹みたいに、啓示は受けなかったけど。
あと、ファールボールには注意ね。
今日、渋谷のシアター・イメージ・フォーラムで
ようやく『クリーン』を観てきました。

『デーモンラヴァー』も『レディアサシン』も、
今年観た『夏時間の庭』も『NOISE』も好きだけど、
『クリーン』、これまでのアサイヤス作品で一番好きかもしれない。
YouTubeに、フランス版とアメリカ版(?)の
トレイラーがあったけど、全く違う!
まあマーケット的に、英語圏では
「感動の母子モノ」にしたい気持ちはわかるけどね。
共通しているのは、ブライアン・イーノの
『AN ENDING (ascent)』を使っていることくらい(笑)。
確かに書き下ろしじゃないけど、この曲がマギー・チャンの
苦悶をよく表していて、印象的でした。
『フランス版』 ↓
『アメリカ?版』 ↓
それにしても、マギー・チャンがカンヌで女優賞を取った作品なのに、
日本で上映されるまで5年もかかるとは。
質のいい映画を観られる環境がないと、いい作り手も批評家も
そして雑誌も育たないと思うけど……。