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ドルインデックスの動き(11月19日):やや下落、しかしながら底固い

 外国為替市場において、ドル円相場は1ドル=109円台に突入しましたが、ドルインデックス自体はわずかな下落にとどまっています。これは米ドルが円やユーロ、スイスフランなどに対しては売られているものの、逆に英ポンド、カナダドル、豪ドルなど高金利通貨に対しては買われているためです。


下記はドルインデックスの一目均衡表です。 


1120ドルインデックス一目均衡表



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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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国際通貨研究所
マネーの動きで読み解く外国為替の実際






VIXの動き:11月19日の終値は26.01%へ上昇

 シティ株が大幅安になったことをきっかけに相場全体が下落、ニューヨークダウ工業株30種平均は218.35ドル(前日比-1..66%)の大幅下落となりました。


1120ニューヨーク・ダウ推移


 ただし、S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、さほど上昇はしていません。11月19日の終値は26.01%と、前日比0.52ポイントの上昇にとどまっています。投資家にとってはサブプライムローン問題は織り込まれつつあるようです。


1120VIXの推移



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MSCI世界株価指数の動き(11月16日時点) … 調整局面続く!

 MSCI Barra社が算出しているいくつかの株価指数(米ドルベース)をみてみましょう。


 まず、世界株価指数のチャートです。前週は1.1%の下落となっています。


1120世界株価指数の推移


 次に米国株のチャートです。週末に反発し、前週は0.3%の上昇となりました。


1120米国株価指数の推移


 ヨーロッパ15のチャートです。前週は1.7%の下落となりました。


1120ヨーロッパ15株価指数の推移


 日本株のチャートです。前週は1.7%の下落となりました。


1120日本株価指数の推移


 新興国株価指数のチャートです。前週は2.5%の下落となりました。新興国の株は高値を維持していましたが、いよいよ調整局面に入ったようです。


1120新興国株価指数の推移


 最後にBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)の株価指数のチャートです。前週は2.1%の下落となりました。


1120BRICS株価指数の推移


 最後に中国とインドの株価指数のチャートを確認しておきましょう。


  上海総合株指数は、前週比0.1%の上昇となっています。下落トレンドが継続しています。


1120上海総合株指数の推移


 BSE SENSEX指数は、前週比4.2%の上昇となっています。インド株は堅調です。


1120BSE SENSEX指数のEMA


 世界全体の株価が本格的に調整すれば、相対的に出遅れていた日本株が注目される可能性が高いとみています。


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ポール R.クルーグマン, 高中 公男
国際金融の理論