日経平均のAVSと一目均衡表(2013年6月13日時点):仮需の調整が進む?
6月13日時点の日経平均のAVSと一目均衡表を確認しておきましょう。
13日の日経平均は前日比843.94円安となりました。14日のSQ算出を控えていっきにポジション調整が行われたようです。
これで仮需(信用取引と裁定取引)の残高が減少すれば、あく抜け感が出ますが、その確認にはまだ時間がかかります。
なお、6月13日のシカゴの日経平均先物(2013年9月限、円証拠金ベース)は13日の大証終値525円高の12,925円となっています。本日(6月14日)の東京株式市場はどこまで反発するかが焦点となります。
下記は、日経平均のトレンドフォローシステムAVSのチャートです。6月13日時点では「売り」継続となっています。6月14日時点のSAR値(売買転換値)は14,034.09円です。
下記は日経平均の一目均衡表です。6月13日の終値は転換線の下に位置し、また雲の下限を割り込んできました。これで当面は雲の下限が強力な上値抵抗線として作用しそうです。
下記はDMIのチャートです。6月13日時点では「売り」継続となっています。ADXは上昇しています。
下記はMACDのチャートです。6月13日時点では「売り」継続となっています。
次に逆張り指標をみてみましょう。
下記はストキャスティクス13日線のチャートです。中立領域にあります。
短期売買指標(変形騰落レシオ)のチャートです。10日線と20日線はともに「売られ過ぎ」の領域にあります。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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VIX指数の30日VIX(2013年6月13日):95.08%まで低下!
S&P500指数のVIX指数(ボラティリティ・インデックス)を対象としたVIX指数(ティッカーコードはVVIX)のチャートをみてみましょう。
これはVIX指数を対象とした30日のVIX指数で、VIX指数自体の中期の予想変動率を数値化したものです。VIX指数の今後の動きを予測する上で、有益な情報を与えてくれると筆者はみています。
VVIX指数についてはCBOEの下記のページをみてください。
http://www.cboe.com/micro/VVIX/default.aspx
2013年6月13日の終値は95.08%まで低下しました。前日比6.69ポイントの低下で、2営業日振りに下落しました。VIX指数に対する投資家心理が改善したことを示しています。
VVIX指数が100%を超えたのはわずか1日のみで、目先の危機は回避されたと思われますが、まだ安心するのは危険です。
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VIX指数の動き(2013年6月13日時点):16.41%、前日比-2.18ポイント
6月13日のNY株式市場は大幅反発しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+1.21%、ナスダック総合株指数は同+1.32%となっています。
アジアと欧州市場の株価下落の影響を受けて、寄り付きは売り優勢でスタートしました。しかしながら、この日発表された新規失業保険申請件数と5月の小売売上高がコンセンサス予想を上回ったことから、買い安心感が広がり、引けにかけて大幅反発となりました。“世界同時株安”は米国市場で止まった格好となっています。
なお、債券相場は反発(長期金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しています。ドルインデックスは4営業日連続の下落となっています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月13日の終値は16.41%となりました。前日比2.18ポイントの低下で、4営業日振りに下落しました。投資家心理が改善したことを示しています。
VIX指数が低下したことで、NY株式相場の目先の危機は遠退いた感があります。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。中長期でみれば、VIX指数は低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。6月13日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.83%で、前日比1.24ポイント低下しました。4営業日振りの下落です。
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