VIX指数の動き(2013年6月13日時点):16.41%、前日比-2.18ポイント
6月13日のNY株式市場は大幅反発しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+1.21%、ナスダック総合株指数は同+1.32%となっています。
アジアと欧州市場の株価下落の影響を受けて、寄り付きは売り優勢でスタートしました。しかしながら、この日発表された新規失業保険申請件数と5月の小売売上高がコンセンサス予想を上回ったことから、買い安心感が広がり、引けにかけて大幅反発となりました。“世界同時株安”は米国市場で止まった格好となっています。
なお、債券相場は反発(長期金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しています。ドルインデックスは4営業日連続の下落となっています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月13日の終値は16.41%となりました。前日比2.18ポイントの低下で、4営業日振りに下落しました。投資家心理が改善したことを示しています。
VIX指数が低下したことで、NY株式相場の目先の危機は遠退いた感があります。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。中長期でみれば、VIX指数は低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。6月13日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.83%で、前日比1.24ポイント低下しました。4営業日振りの下落です。
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