こんにちは。
平和な土日。
ニンさんは試験前ということで基本勉強&気晴らしに近場で鉄道写真撮影。太郎さんは本人の希望でプールに泳ぎに行ったりであります。
冬の寒さもこの週末までだという話を聞いて、いよいよ気分も春モードです。僕の希望は吉野千本桜を見に行くこと。山歩きもできて桜も見られる。しかも歴史的な場所でもあり行ったことがない。条件はすべて揃っている。家族みんなにも賛同得られたので、あとは天気が良いといいな。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素の1つにもなっているらしい。一昨年行った熊野那智大社などもその1つ。せっかく愛知に住んでいるんだし、畿内の名所はぜひこれから1つ1つ回っていきたいと思います。
貿易実務検定ときっかけ
この土日は、大学のことではなくちょっと違うことをしております。来週3月5日(日)に控える貿易実務検定の勉強です。
貿易実務検定は国家資格でもなければ商工会議所のような多少のお墨付きがある資格でもない民間資格です。取得したら何かができるというわけでもありません。
A級、B級、C級とある中で、自分が受ける級は一番下のC級ですので、ますます大したことがありません。
じゃ何でやろうとしているの? というところですよね?
ズバリ、ちゃんと理解しておこうと思ったのと、下の人たちに対しての示しみたいなもん、の両方です。
私、会社は商社でして。10年弱前 入社してすぐくらいにこのテのことは社内資格で勉強しました。ですが、7-8年いた前の部署は輸出も輸入もあまりありませんで、1年に1回スポットで対応するくらいしかなかった。
しかもDHLやFedExのようなクーリエ(国際宅急便)で済むような話が多かった。それですら気づいた時にはアシスタントさんが手配してくれていて、実務的にはインボイス用意するくらいしかやらなかったのです。
ガチの量産輸出入案件もごく少数あり、それが自分に回ってきたこともありました。その時は「自分1回もマトモにやったことないから、今回は自分でやるね」と言いました。
しかし、そのときのアシスタントさんもあまり自身で経験が無かったからか、気づいた時にはすでに遅し。そのアシスタントさんが輸出入をよくやっている部署のアシスタントさんにやり方を聞いて、パパッと手配してくれていた。何と優秀なアシスタントさんなんでしょうか笑。それとも、僕がやるやる詐欺だと思われたのでしょうか(むしろこっちか?)。自分で1回はやってみるつもりが、結局その時もインボイスくらいしか自分で用意しなかったのです。
そんなこんなで今の部署に異動になりました。今の部署、輸入は結構多いです。輸出もクーリエで収まらないようなものがまあまあある。一方、残念なことに管理職になってしまったので、自ら実務をやる機会は作れない(こともないけど、やっていると怒られる)。にも拘らず、出てくる書類に印鑑付かないといけない。
もちろん、概念は分かりますし、どこをチェックすればいいかも分かってはいる。けれども、細かいところまで理解しているかと言われると意外とそうではない。これはまずいな、というのがまず1つ。
もう1つは、ぜんぜん違う観点です。自分も、下の人たちに対していろいろ勉強しろだのなんだの言います。それは第一義的には彼らの昇格要件のためです。昇格できる人が昇格しないで残られるといろいろ面倒でして。人件費安く抑えられるんだからいいでしょう?と思う人は甘いですね。そんな人件費なんて知れてます。むしろもっと大きなデメリットがあります。書かないけど。
そうやって勉強しろしろ言うわけですが、勉強しろしろ言う側の自分が何もしないのもどうかなと思うんですよね。上に対してそう思っているわけではないが、自分の場合は何かこう、自分もろくすっぽ分かっていないのに偉そうにいろいろ言うのは気が引ける。
そこで、大したことはないけれど自分も何かやろうと思った。そんな2つの理由から今回貿易実務検定を受けることにしたのです。
どんな試験? どうやって勉強する?
今回受験するのはA、B、Cとある中の一番下、C級です。C級は定型業務をこなせる人というイメージらしい。B級は1-3年くらいの実務経験がある中堅で、A級は判断業務を行える人、とHPには書いてある。でも自分判断業務だよな笑?いいのか?1-3年の実務経験で中堅なのかという疑問もあるが、それは置いておこう。
ちなみに、社内で担当者の昇格試験の要件にあるのはB級で、C級取っても何も認めてもらえません。B級も別に必須ではなくて、この中のどれかあると加点されるくらいの位置づけ。僕もとりあえずB級までは取ろうかなと思っています。
C級の試験は貿易実務150点と貿易英語50点の合計200点満点で、160点くらいとればいいそうな。合格率は6割だというから、簿記3級みたいなもんですね。難しい試験ではありません。申し込んで受験しない人が一定数いることを考えると、準備して臨んだ人の合格率は8割くらいになるのではないでしょうか。ちなみに、令和4年は年に5回開催、各回2,000人受験して1,200人程度が合格になっている。
試験ものは何でもそうですが、新しいものをやるときにはまず実力よりも下、ヒヤヒヤしないレベルから取り組むのが鉄則です!というのも、下の級を受験することでその試験の雰囲気が分かるからです。試験の雰囲気には、会場の雰囲気ということではなくて、だいたいどういうことをやるのか、どういう勉強法がいいのかなどを含みます。
それをやると、本命の級(僕の場合B級)を受けるときに楽になりますし、いきなり本命をシャカリキになって受けてヒヤヒヤするより、かかる時間も少なく済んだり内容理解も深まったりします。
で、勉強法。これは来週が試験なので本当は終わってから書く方がいいんだろうけれど。
僕は画像にある日本能率協会の教本を教科書に、主催団体であるマウンハーフジャパンというところが出している試験問題集を演習用に、それぞれ買いました。勉強法?読む。解く。回す。以上。
結論これで十分です。教本が4千円、問題集が5千円と高いのが玉に瑕。しかし、教本は単に試験を突破するためというよりももっと解説が厚くて、普通に手元に置いておくものとしても良い作りになっている。
試験だけを考えるのであれば、マウンハーフジャパンが出している教本の方が良い可能性はあります。というのも、日本能率協会の本よりはマウンハーフジャパンの本のほうが、試験問題に即した形で説明がなされるだろうと想像つくからです。そりゃマウンハーフジャパンが貿易実務検定の主宰者だからね。でも、実際仕事で横に置くことまでも考えたら日本能率協会の本も優秀だと思います。
マウンハーフジャパンのC級のテキストと問題集はこちら。僕にはお金落ちないよー笑。
問題集、値段高いけれど解説が手厚い。全問題に対して誤りの選択肢含めて丁寧な解説が付く(貿易英語の単語などは除く)。
結局、試験前までに両方の本、1周しか回せなさそうです。でも大丈夫。仕事で何かしら貿易していたり予備知識があるようなら、1周でも合格点までいけると思います。予備知識なしでやるなら教本は2周しないとイメージつかみにくいかもしれませんね。
本当にイメージわかなければ、貿易実務が分かるマンガから始めるといいかと。それでも、問題集は1周でいいと思いますよ。というのも、大半の問題が繰り返し出題されるものですから。
貿易英語も、単語だけ覚えればあとは中高の英語でぜんぜん問題ないと思います。
総勉強時間は30-50時間ってところじゃないですかね。2月の初めからやり始めて、1日2時間もやってない。でも問題集で8割は取れるから何とかなるだろう。
最近自部署の求人で、貿易厚めの営業事務で募集をかけています。貿易実務の経験者って意外と少ない割に、応募は多いです。語学できる人が「やってみたい」と思う筆頭なんでしょうね。語学ができる、実務経験はない、営業事務すら経験はない、でもやってみたい。こういう応募はすごく多い。
もしそのように思われている方みえましたら、貿易実務検定を取って、まずは乙仲さんとかに派遣やアルバイトなどでも行ってみるのも一つだと思いますね。貿易実務検定持っていれば、会社への入り口のハードルは少し下がるかと。
通関士だとそもそも試験合格のハードルが高い。資格の学校に通おうにも、業務やる前からではそういう通関士的な仕事にどこまで自分が本気か分からないのではないかと。結果コレジャナイってなったときの金銭的・労力的痛手も通関士は大きい。貿易ってこんな世界なんだと手っ取り早く理解するという意味でも、貿易実務検定はおすすめできます。
来週試験が終わったら、いよいよ大学のことをやらねば。