こんにちは、あひるさんです。
先日、所属している無線クラブでイベントに参加しました。
愛知県一宮市のつつじ祭です。
戦国時代の武将、浅野長政の屋敷跡が「浅野公園」という公園になっております。
ここにつつじがたくさん植わっておりましてね。それが一斉に咲くんですな。
そんなに大きな公園じゃないですよ。10分もすれば一回りできてしまうコンパクトな公園。まあ屋敷跡ですからね。
「浅野長政って誰?」と思いません?僕もそう思いました。
信長と戦って処刑されたのは浅井長政だよな。まさかその人じゃないよなと思ったら、やはり別人。浅野長政は豊臣秀吉に従い、豊臣政権で五奉行にもなった。五奉行って言ったら、石田三成もそうだからね。
にもかかわらず、関ヶ原の戦いでは東軍に付いて外様大名に。その後も福島正則などのように粛清されることもなし。すごい世渡りの上手さよね。もっとその点PRすればいいのになと思ったり。
子孫には浅野内匠頭!おおすごい、こっちの方が有名では。言わずと知れた、赤穂浪士の討ち入りで斬られた人ですな。それはあったとしても、分家筋も含めて近代まで無事に永らえているのだからすごいもんだ。
つつじ祭の話に戻ります。アマチュア無線のクラブで何をどう参加したのか。主に無線の体験運用、それとこの日から運用を開始した特別局の移動運用の2本立てでございました。会場でやりますので、クラブのメンバーが事前にアンテナを持ち込んで設営しておりました。
一番上に付いている、横にも腕が伸びているものがアンテナです。それだけではなくて、その付け根のあたりから左右に伸びているものもワイヤー型のアンテナです。平日に設営されていたのでお手伝いはできませんでした。残念。
詳しく聞かなかったけれど、一番上のものは144/430MHz帯(超短波、昔テレビで呼ばれていたVHFというやつ)、ワイヤー型のアンテナは7MHz帯(短波、HF)のものだと思う。144/430はこの高さだとせいぜい愛知や岐阜三重くらいまでしか飛ばないと思いますが、7MHzでは普通に国内だけでなく海外も交信可能です。
無線の体験運用というのは分かりやすいかもですね。アマチュア無線をやるには免許が必要ですけれど、免許を持たない方に体験いただける制度がありましてね。免許持っている人が指示・指導する形で体験していただくことができます。
簡単なガイダンス、何をどう喋るかをやってから、交信スタートです。つつじ祭の来訪者の方、幼稚園小学校低学年から、中高生、一般の大人の方まで、2日間で50人くらいが体験運用されました。僕も、体験運用の相手方もやりました。
基本的には、相手のコールサインを聞いて自分のコールサインを伝え、どれだけ「通話が明瞭か」「電波が強力に相手に届いているか」を示すRSレポートというものを交換すれば、そのあとは自由な会話です。相手が中高生でしたので、学校の話、部活の話などを聞きました。僕からは、ぜひ免許だけでも取ってみて的な話をすることが多かったかな笑?
どれだけ楽しいと思ってもらえたかは分かりませんけれど、こうやって実際に機械を使って自分で電波を出してみるというのが一番だと思います。少しでも興味持ってくれたら嬉しいなと。
体験運用という意味では、もう1つ、ステージをお借りして体験運用を見ていただくというのもやりました。ステージの上で実際に更新するところを見ていただく。マイクを通じて観客の人に見ていただくというもの。ただ、こっちはなかなか難しさがあるなあと思いました。
いろいろな理由があります。動きが少ないというのが一番ですね。見ていても絵柄が変わらない。ヴィジュアルではどうしても伝わらない。また、どうしても解説をしながらになるので、テンポが悪くなる。絵的に変わらなくてテンポが良くないと、なかなか面白いと思ってもらいにくい。
さらに、交信を模範演技するにしても、交信相手や内容にすごみがないと、なかなか「おおーっ」とは思ってもらいにくいですよね。いきなり英語でCQ出して海外局とやりあったり、モールスで次から次へと交信さばいたりするところを見せたら、すごいなあって思うんじゃないか。でも、交信の秘匿性の問題など法律的なものもあるので、簡単には実現できないような気もする。
いずれにしても、英語やモールスで欧州やアメリカの局とワーワーやりあったりというのが、クラブの諸先輩の通常動作なんです。すごいでしょ。「PRされていること」と「自分たちが楽しいと思っていること」にものすごくギャップがある気がする。
もし僕がステージ企画を考えるなら、このクラブの諸先輩爺さんたちのすごさを何とかして見てもらおうとするでしょう。僕は下っ端なので無いですけど、遠い将来いつか企画をやる日が来るかもしれない。なので、今のうちから他がどんなことをやっているかも調べてみようかと思います。
2つ目、「この日から運用を開始した特別局の移動運用」の話です。
一宮市には、毎年百万人が来場する大きなお祭りがあります。毎年7月の下旬に開催される「おりもの感謝祭 一宮七夕まつり」。
一宮市はもともと繊維の街。昭和中期までは繊維産業が栄えた土地です。尾張一宮の駅周辺に尾張国の一宮、真清田神社という古代から続く神社があります。アーケードから神社が直結でして。祭りをやるのにこんないいロケーションはありませんね笑。
七夕まつりは今年は70回目の開催になるらしい。それを記念しつつ愛知県一宮市のPRを兼ねて「8J2T」というコールサインで全世界に一宮のよさを発信していこうというのが、今回話題の特別局であります。
特別局って何?って話ですよね。期間限定で開局される無線局です。期間限定でしか存在しないので、世界中の無線家がココと交信したがるんですね。交信すると記録証が出ます。これを集めて賞をもらったりするんです。ポケモン、御朱印帳、乗り鉄撮り鉄、スタンプラリー、そういうのに通ずる集める系の趣味ですな。
こちらが日本のアマチュア無線連盟(JARL)が許可した今年度の特別局。「8J2T」もいます。
他にも今年は大阪関西万博のPR記念局「8K3EXPO」「JA3XPO」、愛知万博20周年記念事業「8J20AI」なんて強力なライバル(別に競わないけど笑)がいます。ま、みんなで盛り上げればいいよね。
何度か書いている僕の所属するクラブ、愛北アマチュア無線クラブと言いまして。今回一宮市のPR局「8J2T」は僕のクラブメンバーがみんなでがんばって運用します。
で、初日に僕も浅野公園でオペレートやらせていただきました。7MHz帯のSSBというモード。SSBというのはAMに近いもので、AMは振幅変調で搬送波の両側使いますが、SSBはSingle Side Bandなので片側しか使わないんですよねってだから何ですよね笑。まあそういう知識も得られます笑。とにかくAMチックな感じです。
僕は家でもFMばっかりでSSBでの交信はぶっちゃけ初めてでしたが、まあーすごいすごい!7.088MHzでCQ(誰か交信してという内容)出しましたらね、日本中からメッチャクチャ呼ばれる!
僕のコールサインJS2KZMみたいな6文字のアルファベットと数字を皆さんおっしゃるんですけれど、その声が何重にも重なっているから判別できない。
部分的なところを捕まえて、「ラストレターXXの局お願いします」とか「JQ1さんお願いします」とか、呼びかけると、その方との1対1の交信が始まる。内容は極めて簡単なものです。音声の明瞭度と電波強度のレポート交換、運用地はどこか。メッチャクチャ多くの方から声をかけていただいているので、応答される方もすぐ「次の人へどうぞ」という感じで接してこられます。呼んでいる多くの人たち、みんな仲間なんでね。こういうところいいなーって思いますね。
そんな簡単な交信の中にも、皆さんちょいちょいコメントいただけるのがまた嬉しい。なので、こちらも無機質にレポート伝えるだけでなく、ちょいちょいコメント入れるのが楽しい。僕の出身の埼玉県越谷市の局が出て「僕出身越谷です~」とか会話しましたし、逆に先方から「一宮市には昔住んでました」「七夕まつり行ってみたい」とか言われたり、運用している僕のことを聞かれたり(オペレーターネームの交換もよくある)。
交信成立すれば向こうから「ピックアップありがとうございます」って言われるし、終わり際には「運用頑張ってくださいね」「カード(交信証)くるの楽しみに待ってます」「他のバンド(周波数帯)でもお会いできたらよろしく」って皆さんおっしゃる。こういうのを聞くと、やってよかったなぁと思います。
グローバルでSNSで交流できる時代って言っても、交流しないじゃないですか。交流したらしたで、ヤフコメやらXやらインスタやら、政治的主張や金稼ぎ、汚い言葉にまみれているじゃないですか。無線はそれがないとまでは言い切れないにせよ、相手として生身の人間がいることは思いっきり感じられる。ここがいいところだと思う。
他にも僕がワーワーやっている間に愛知県の大村知事や一宮市長などが続々と視察に来られたりとか。大村さん来た時は思わず交信相手に「今目の前に県知事が来てまして」って言ってしまいましたよ笑。向こうからすれば何のこっちゃでしょうね笑。クラブの皆さんは記念撮影していましたけど、僕は残念ながらその裏で頑張って交信していたので残念ながら写れずでした。。。。
③ブース出店されていた「 #愛北アマチュア無線クラブ 」、「 #郷土史同好会 」の皆様と。
— 大村ひであき【活動報告】 (@ohmura_jimusho_) April 26, 2025
この浅野公園は、豊臣秀吉に重用された戦国武将・浅野長政公の屋敷跡地です。2026年の大河ドラマ「 #豊臣兄弟 」の放送を機に、長政公ゆかりの地である一宮市と浅井公園に、更に注目が集まることを期待します! pic.twitter.com/a3rq1rq7fu
僕はこの写真の裏で猛烈に交信しておりました笑。
へとへとになるまでやったのですが、結果僕の交信数は20局くらいでした。諸先輩方はだいたい3ケタくらいやられます。おかしいなあ必死でやったのにこれかよ。。。。まだまだ修行が足りません。
尊敬する大師匠のお一人は僕と同じくらいの時間でCW(モールス)100件くらいやってましたね。いやまじですごい。「お前CW代われ」と言われ、代わりにヘッドフォンかぶったらこれまたすごかった。こんなん取れるわけないやんというくらいモールスの洪水状態で、僕は何もできず、会長に代わってもらいました苦笑。やっぱりこれが取れるようになりたいです。何よりも。
長くなりました。そんなこんなで、クラブ局での体験運用や記念局のオペレートを楽しませてもらいました。
8J2T「第70回おりもの感謝祭一宮七夕まつり」JARL特別記念局 は今年の7月27日まで運用続きます。クラブメンバーで頑張って運用しているので、僕もまたオペレートさせてもらおうと思っています。期間中にCWで出られるかはかなり怪しい。そこまで腕が上がるか微妙だが頑張ろう。SSBでの海外交信あたりはチャレンジしようかなと思っております。
再掲になりますが、愛北アマチュア無線クラブのHPはこちら。
面白い人いっぱいいるので、ご興味あればぜひお問合せください。僕にも会えますよ、たぶん笑。











