札付きの心が僕を汚し始めた
堂々と呼吸をしながら死を夢見る
君の言葉ですら疑いをかけ続け
気付けば路地裏でたむろしていた
細い指を強く握りすぎたせいで
心は冷めきってしまい ぬくもりを求める
少しだけ背伸びしながら死を夢見る
気付けば街灯の明かりに照らされていた
似たような野良猫が眠る夜更け
ほくそ笑む三日月に背を向けて
死がどの方角にあるのか知らずに
心の札を誰かに盗まれちまった
札付きの心が僕を汚し始めた
堂々と呼吸をしながら死を夢見る
君の言葉ですら疑いをかけ続け
気付けば路地裏でたむろしていた
細い指を強く握りすぎたせいで
心は冷めきってしまい ぬくもりを求める
少しだけ背伸びしながら死を夢見る
気付けば街灯の明かりに照らされていた
似たような野良猫が眠る夜更け
ほくそ笑む三日月に背を向けて
死がどの方角にあるのか知らずに
心の札を誰かに盗まれちまった
ガラクタの夢が 転がり込んでゆく
夜に刷り込まれてゆく
駆け足で上がる 階段のように
何かに急かされる
グダグダな夢が 引きずり込んでゆく
街に飼い慣らされてゆく
無関心だらけの 社会のように
何かに縛られる
僕らの夢は
少年の夢は
少女の夢は
誰かの夢の中に
自販機の中の商品のように 陳列されている
好きの形も
嫌いの形も
キスの仕方も
遊び方も
スクリーンの中の映画のように 垂れ流されている
季節の陽炎 追いかけながら
風の回廊 言葉がさまよう
君によく似た 足音 聴きつけ
辿り着いた この世の最果て
さよならにも 憂鬱
愛するにも 退屈
ありがとうなら 異質
いじめるなら 悪質
銀河に砂漠があるような
形容しづらい物事で
解決する術もないままに
太陽は永遠に浮かんでは沈む
季節の陽炎 追いかけながら
風の回廊 言葉がさまよう
君によく似た 声色 聴きつけ
辿り着いた この世の最果て
帰り道の途中で 雨がやんで
橙色の光 射し込んだ
とてもまぶしくて 目がくらんで
思わずそれを背にした
夢の亡骸が 孤独の影で遊んでいた
考え事の最中で 君を見つけて
陽が落ちるのが怖くなった
とてつもなく不安で 目がくらんで
思わず振り払うように走った
夢の亡骸は 孤独の私にしがみついてた
静まり返る部屋で 気づいたら涙で濡れていた
家族の写真 読みかけの本 昔弾いた楽器
友人からの手紙 言えなかった言葉 明日も着る服
蠟燭を灯して 線香に火をつけた
飛行機雲が国境を弾いているみたいで
青空にも分別の効く世界が存在するのか
僕らが語り尽くした平和の名のもとに
この地球は首をかしげながら廻っている
遠い国で悲劇が繰り返されているけど
目の前では音沙汰もなく日常が走る
流れているのはきっと彼らのための涙ではなく
僕らが愛する誰かのための涙だけ
だから 毎日 空を見ている
青空から吐き出された無数の難題が
僕らの脳を少しずつ壊し始めている
地球には様々な言語がある
私は日本語しか喋れない
たとえばアメリカで好きな人に告白しても
伝わらないのが現実であろう
日本語に論点を集めてみると
同じ言葉でも小難しく聴こえる事もある
「楽しい」や「嬉しい」は
「快楽」や「幸福」と言葉は変装する
長く話せば伝わるという事でもなく
省略しすぎると良さを失いかねない
私は今、詩を書いている
もしかするとこの言葉たちも
日常から変装した一種の言語かもしれない
子供っぽい優しさが 大人らしい想いに溶ける
翼を広げた少年は 地上に降りる事 夢見る
明日、嘘に嘘を重ねる 君を昨日から眺める
今日、この生命に誓いを立てる 「生きてやる」と
似合わない自由が 大きな鳥籠の中にある
翼を広げた少女は 下界に羽ばたく事 夢見る
明日、嘘を嘘で固める 君を昨日から眺める
今日、この生命に誓いを立てる 「生きてやる」と
明日、生まれてからの予定が 昨日より狂い始める
今日、この生命に誓いを立てる 「生きてやる」と
「生き延びてやる…」と
好きに埋もれた果実
盗むように軽蔑した
生まれる前の私に
“気づいて”とせがむように
恥ずかしく思えるほど
恋に落ちてた夜更け
君の声だけに呼応する
頼りなく響く孤独の音
大それた願い事を
叶うまいと敬遠した
生まれる前の私を
愚か者と憎むように
嫌いな大人になると
わかりかけてた夜明け
君の言葉だけに陥落する
切なく見える孤独の姿
好きに埋もれた果実
殺すように喰い尽くした
生まれる前の私に
“気づいて…”とせがむように
桜が咲いたんだ
淡いピンクが恋をした二人を呼び覚ます
蕾のまま枯れた言葉
一日で散った花びらのような告白
二人で見た数十年前の桜の木の下で
切なさの夜明けを待っている
桜はきれいだね
春の風が淋しそうに隙間を吹き抜ける
写真に収めたとき
縁取られた言葉と共にばらまいた
二人でいた数十年間の月日を回顧し
刹那の夜明けを待っている
やわらかな日差しの中で
不慣れな自由を演じている
草むらを走り回る君のことは
きっと全て幻
入口の庇の前で
幸せな待ち人を演じている
人混みをかきわけ進む君のことは
きっと全て幻
眠れない夜の最中で
悩める迷子を演じている
二つの鼓動を聴く君のことは
きっと全て幻