よちよち進む赤ん坊も

風をつかまえる少年も

星をたべてる少女も

白球を追う青年も

おしゃれに目覚める学生も

恋にうつむく男性も

愛にうなずく女性も

街を駆け抜ける紳士も

家庭を守り抜く淑女も

過去を振り返る老人も

健気に笑う老婆も

 

ただ歩くだけ

まるで

運命という光に吸い込まれるように

 

 

 

 

 

 

 

黄昏に染まる背中に 小さく手を振ってみたら

懐かしい涙 頬を伝って 思わず苦笑い

空は静かに色を変えながら

時の儚さを演じているようで

 

あの日二人は 未来を想いながら

春の風をつかまえようとしていた

それは 優雅に舞う鳥たちのように

両手を広げて 全てを抱えていた

 

昨日二人は 未来が動き始めたと

春の風に そう告げて過ごした

けれど 季節外れの粉雪のように

冷たい空気に包まれている

 

黄昏に染まる背中に 小さく手を振ってみたら

懐かしい涙 頬を伝って 思わず苦笑い

月陰飾る雲 淡く光る星

全てが幻に見えてしまいそうで

 

 

 

 

おはようございます!

もう冬が終わって、春ですね(^^)/

いつもお越しになっている方、ありがとうございます。

 

お知らせです(^^)

 

 

 

この度、私の作品

「永遠の証明書」

ココア共和国3月号、佳作撰Ⅰに収録される事となりました!

電子書籍版のみの収録となりますm(__)m

編集後記では、批評も書いていただいて

本当に嬉しい(笑)

 

12月号以来の掲載となり、少々スパンが空いてしまいましたが

とても嬉しく思っております。

関係者の皆様、ありがとうございます。

 

こちらのブログにももちろん掲載しておりますので

ぜひ読んでみていただけたらと思います(^^)

 

 

 

これからもよろしくお願いします。

体調崩さないように、お元気で(^^♪

 

 

 

 

 

 

足が棒になるくらい 街中を歩いた

地図を描けそうなくらい 詳しくなった気がした

週末に訪れる 君の部屋で見る夕日は

明日に目が眩むほど 美しい光だ

 

君が溶けそうなくらい 夕日に吸い込まれて

たまに世界を憎みそうになっている

子供達が 自転車を滑らせ 家路を急ぐ

「お腹空いたね」と 顔を合わせる

 

表立ったことなど さほどなかったけど

今日を無事終えた事が 何より嬉しい

週末に訪れる 君の部屋で見る夕日は

明日に恐怖を覚えるほど 美しい光だ

 

 

 

 

 

 

 

隠し事をしたその日から

心は旅をはじめた

幾千もの長い道のりを

辿る旅をはじめた

中途半端に開いた瞳で

いつか見たであろう景色を探す

ふつつかな感情をさらけ出したなら

空に雨雲広がって

懺悔の雨に打たれて眠る

 

遠くから聴こえる

切なく儚い夢物語

遠くから聴こえる

切なく甘い恋物語

言葉は生き急いでしまったのか

心にせき止められて身動きできない

 

 

 

 

 

 

 

心の底から好きと伝えれば

当然 悲しむ可能性を伴う

心の奥底に想いを封じれば

当然 悔やむ可能性を伴う

 

夜中 羊が柵を飛び越えると

言葉が明日に向かい列をなす

心の扉の鍵がかかって

先に進めないと知っているから

 

人は誰も死に向かって

慈悲の欠片を探しているなら

心の叫びに耳を傾けることも

当然 悔やむ可能性を伴う

 

 

 

 

 

 

 

心の中に 手を入れられた

くすぐったくて 気持ち悪くなった

盗まれた感情は とても大事なもので

取り戻そうと 君の背中を追った

 

息が苦しくなってきた

そんなに速く走れなかったから

叫んだ言葉は とても大事なことで

立ち去ろうとした 君の足を止めた

 

転んでいる私に 差しのべられた手

そこには 君の心が呼吸していて

握りしめたとき 掌を初めて知った

 

 

 

 

 

 

 

髪の長さに 気づかれなくなって

こちらから言うことも 億劫になって

記念日は カレンダーの海に沈んだ

 

ネイルの色も 原色に変えて

馴染みの香水も キツイのに変えて

誕生日は つぶれたケーキに埋めた

 

許されざる心変わりをした人の

孤独の夜は 切なく 儚く

思ったよりも 短い

 

執着を シャワールームで洗い流し

新しいキャミソールに 身を包んだ

記念日は カレンダーの波に消えた

 

 

 

 

 

 

 

手をつないでいたでしょう? あの子と

話していたでしょう?

ドーナツの穴から覗いた世界観で

あなたに問い質してみる

 

手が触れただけだろう? あの子と

話だってするだろう?

ドーナツを一口かじった世界観で

私に問いかけてくる

 

疲れた身体を アルコールに浸して

夜を見つめている

 

本当は 手をつないでいたいでしょう? あなたと

話していたいでしょう?

ドーナツは視力検査の記号みたいに

二人を振り向かせようとしている

 

 

 

 

 

 

 

都会で両手を広げたら 冷酷なエゴイストに出会った

まるで出来立ての据え膳を 冷ますかのように

色のない言葉は 心にしらを切った

 

憂鬱と遊んでいると 端麗なエゴイストに出会った

まるで出来合いの据え膳を 輝かすかのように

艶めいた言葉は 心に愛を与えた

 

未来を描き出していたら 数奇なエゴイストに出会った

まるで高級な据え膳を 嘲笑うかのように

見透かされた言葉は 心に罰を与えた

 

喜怒哀楽の中にある 幾千ものエゴイストは

この世の中にある 心の数の証

 

もう疲れた 人間やめようかな。