【昨日のビール】

ロング缶:2本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:5杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:×

 

----------

 

2025年1月13日の月曜日。

この日は成人式で祝日であり、三連休の最終日でもあった。前日、飲み放題、食べ放題の天国と言っても過言ではない中華料理屋でT川氏、Lotusさんとでデカ盛り新年会を開催した。いつもなら一軒目が終わると、もう一軒だけイキマスカ?なんて話になるのだが、この日はなんと17時から飲み始めて21時には帰路につくという奇跡のような、そして非常に健康的な飲み会になったのだ。

 

 

食べた料理と飲んだ酒の量は健康的かどうかは分からないが、飲んでいるうちにグルグルと酔いがまわり、ご機嫌になった私はなんとなく思い描いていた構想を口に出した。

 

「明日、羽田空港まで自転車で行きませんか?ポタリングでゆっくり多摩川沿いを走りましょうよ。きっと気持ちいいですよ」

 

既に全員ご機嫌の大酒飲みオジサンたちは即刻快諾で一致団結「ぜひ行きましょう!」という話で決まった。とりあえず9時集合ということにしてその日は別れたのだ。

 

---

 

翌朝、前日は早寝したので早起きした。時計は7時前である。念のため昨日の約束がアルコール依存による幻覚ではなかったことを確かめるべく、グループLINEで確認を入れた。

 

「本日の二日酔い解消ポタリングに参加される方はいますでしょうか?」

 

するとT川氏、Lotusさん両名から参加するという返事が来た。良かった、まだアルコール依存も軽症のようだ。羽田ポタリングは決行である。

 

目的地は羽田空港の手前にある「穴守稲荷神社旧一の鳥居」と呼ばれる場所だ。多摩川サイクリングロード、通称「多摩サイ」の起点と言われる場所であり、昨年の走り初めで変態先輩と行ったところである。なぜ羽田空港付近に鳥居があるかという理由は以下に詳しい。

 

 

目的地は我が家から距離にして約40キロ。結構なロングライドになるが、ゆっくり行けば大丈夫だろう。しかし季節は真冬である。寒さ対策を怠ってはいけない。とりあえずみんなにLINEで連絡した。

 

 

自転車に長時間乗っているとどうしても指先や足先が冷たくなる。私は末端冷え性なので特に冷える。なのでつま先に小さなカイロを貼るようにしているのだ。これで靴の中はコタツ状態でポカポカなのだ。このことと、首元から侵入する風を防ぐためにネックウォーマーもあると良いということをLINEで共有した。

 

予定通り9時集合で場所は多摩川左岸にある公園近くに決定した。我が家から自転車で15分もかからない場所である。間に合うようにすべての準備を整えて、さあ出かけよう!と、思ったら、、、

 

ない、ない!靴が無いではないか!自転車専用のビンディングシューズのことだ。他のみんなに合わせて普通の靴で行こうかと思っていたが、前日と前々日に体を動かし無理をしたようで膝やらアキレス腱やらが打ち身ではないか?と思うくらい痛くてパンパンになっている。なので今日はビンディングシューズにしておこうと思ったのだが、それがないのだ。靴箱の中は5回くらい見直したけどない。ベランダに置いてるかな?と思って見に行くがない。とにかく見当たらないのだ。そこで私は思った。妻だ、妻が勝手に整理してどこか私が分からない場所にしまったのだな。クソーッ!そう思い込んだ私は一気に頭に血が上った。

 

「自転車用の靴がない!どこにしまったの?待ち合わせの時間に遅刻した!」

 

仕事で出かけてしまっている妻にLINEで文句を伝える。するとすぐに返事が来た。

 

「なにそれ?知らない、触ってないよ。なんか、洗面所で見たような気がするけど、、、」

 

エッ?何ともトンチンカンな返事が返ってきた。ハラワタをにえたぎらせながら鼻息を荒げる私。エエィッ、もういい!もうどう考えても待ち合わせには間に合わない時間だ。クソーッ。

 

いったん冷静になって玄関を見渡した。すると壁に見慣れないシューズ入れがぶら下がっているではないか。これだっ!手に取って中を見てみると、あった!あったぞ!あれ?もしかして私が整理した時に自分でここに置いたのかな?2つあるシューズのうち、普段は履かない方だったので使ったのはずいぶん前の事である。記憶がおぼろげだし、もし自分でしまったとなると先ほど妻に送ったLINEはケンカを売るような内容である。どうしよう、、、

 

まあいい、時間、時間だ。待ち合わせに間に合わないぞ!気持ちを切り替えてシューズを履いたらニュージョニーくんに跨り家を飛び出した。Lotusさんから「先行して出発している」という連絡があったのでまずはT川氏と待ち合わせだ。途中の道をブッ飛ばして時速200キロのスピードを出したら2分で着いた。嘘だ。2分遅刻で到着である。

 

 

まずは待ってくれていたT川氏の愛車とパチリ。

 

 

とりあえず、Lotusさんを追いかけますか。この日も天気は最高、自転車日和である。この時はね、、、

 

 

遠くに見えるのは真白な綿帽子をかぶった富士山である。実物はもっと大きくて美しく見える。

 

先行するLotusさんになかなか追いつけないのが気になるが、最高の景色を楽しみながらT川氏とペダルを漕いだ。こうやって走るのは先日、彼がロードバイクを購入した時以来である。

 

 

「稲城大橋を過ぎたあたりを走っている」という連絡がLotusさんから入った。それからしばらく走っていると、かなり前方に特徴のあるサファリハットをかぶってクロモリのランドナ―を操る人影が見えた。

 

「あ、Lotusさんだ」

 

声を落としてそう囁くと、T川氏も笑って頷いた。気づかれないようにコッソリと、しかしスピードを上げながらLotusさんの後ろにつけた。

 

「やっと追いつきましたよ!」

 

少し驚いた様子だったが、ニッコリ笑顔のLotusさん。

 

「意外と早かったですねー、結構飛ばしましたね」

 

ペダルを漕ぎながら挨拶をして、昨日の飲み会の事などを話して笑った。

 

自転車に乗って遠くへ行く。素敵な景色を堪能しながらゆったりのんびりと、バカ話などしながら。これは変態先輩たちと一緒に走るパパ活とはまた違う楽しいサイクリングだ。そのことをなんとなく懐かしむ自分がいるのに気がついた。

 

それは小学生のころ、仲間と集まって唯一の長距離移動手段である自転車に乗り、遠くへ行った思い出と重なっているのだ。小学校の校庭から見える緑の山の方向を指さして「今日はあそこに行こうぜ」と誰かが言った。もしかすると私だったかもしれない。「あんなところまで本当に行けるのか?」半分不安になりながらも、しかしこの仲間と一緒だったらなんとかなるだろうし、それよりなによりそこへ行って山の上から今我々がいる小学校の校庭を見下ろしたいという冒険心の方が強かった。

 

今考えると実は大した距離を走っていなかったと思い返すのだが当時は大冒険だった。みんなで山に登り、さっき出発した自分たちの学校を見下ろして感動していた。子供のくせにみんな無言でいろいろなことを考えていた気がする。目的を達成し暗くなってから家に帰ると母親に怒られたが何とも言えない満足感があった。そして次の日、学校に行って冒険仲間と集まり、別の友達にその冒険で出くわした道中の面白おかしい話を誇らしげにした記憶がよみがえる。

 

「こんな感じで走るのなんて、まさしく我らは小学生ですね」

 

なんて3人で笑いながら多摩川河口へ向かって走り続けた。

 

---

 

あれ?事件だ、これは事件発生ですよ!私が興奮して言った。高速道路が上を走る立体交差の向こう側にパトカーが2台、赤色灯を回しながらとまっているのが見えた。警官が数人、川岸に降りて何やら探しているのが見える。

 

「もしかして本当に事件ですね」

 

自転車を止めてしばらく様子を見た。

 

 

けたたましいサイレンを鳴らして、どんどんと緊急自動車が集まって来る。

 

 

あのあたりに警官や救急隊員が集まり出したぞ。

 

 

これはただ事ではないということが分かった。

 

 

なんだか映画で見るような光景が目の前に広がり驚いていたが、騒動の原因は予想した通り残念なもののようだった。

 

「行きましょうか」

 

せっかくの楽しいサイクリングの時間がもったいない。3人で再びペダルを漕ぎ始めた。

 

 

漕ぎ始めたのは良いが、ここからが大変だった。コースを知ったかぶりした私が選んだ道は延々と続く砂利道だったのである。ガタゴトとハンドルを取られながら走る長距離のダートコースは精神的にも体力的にも辛かった。

 

 

フーッ、とりあえず砂利道は抜けたぞ。

 

 

多摩川の川面をバックに、それいけズッコケ大酒飲みたちの愛車が勢ぞろいだ。カックイイ!

 

 

武蔵小杉の摩天楼は美しい富士山を隠しているようで少し腹立たしかった。

 

 

途中、第一目的地の止め神社で初詣でだ。江戸の将軍様がこの近所で落馬しそうになったのだが、この神社のご加護で落ちるのを止めた、というのが止め神社と言われる由来だそうだ。それがいつの間にか、受験の神様となり、落ちるのを止める神社で有名になったそうである。今年、中学三年生になる娘をもつLotusさんと私は受験の祈願もしっかりしておいた。

 

 

あと、我々のボケも止めてくれるらしい。ありがたやー。

 

 

「河原橋」すぐ近くを旧東海道が通っているのだが、それに関係するものかな?

 

 

六郷水門は歴史の重みを感じさせる建造物だ。

 

 

そして到着しました、ゴールである羽田の大鳥居。天気が良くて最高のサイクリングになった。お疲れ様ー。

 

 

ニュー・ジョニーくん、カックイイ!

 

 

ズッコケ大酒飲みを乗せてきた愛車たちも、しっかり休みたまえ。

 

 

去年、私がここへ走り初めでやって来たときは羽田空港で痛ましい大事故が起きた直後だった。空港の近くまで行くと、まだジェット燃料の匂いと焼けた焦げ臭い空気が漂っていた、という話を自慢げに話した。するとT川氏が即座にこう言うのである。

 

「昨日も全く同じ話してたよ。この酔っぱらいめ」

 

クソーッ、お恥ずかしい!

 

 

Lotusさんのランドナ―は丸石エンペラー、カックイイ。あ、そういえばT川氏が乗っているGiantのContend ARという車種名をこの前調べたんだった。教えとかないとな。

 

C「T川氏、Contend ARのARはオールロードの略らしいよ」

 

私が博学さを自慢げに話すとT川氏がこう言った。

 

T「それも全く同じ話を昨日してた。このアル中ハイマーめ」

 

C「。。。」

 

 

さて、ゆっくり休んだのでそろそろ帰りますか。

 

しかしここからが地獄だった。ここに来るまでは全く気にならなかったのだが帰り始めると強い向かい風がビュンビュン吹いているのだ。もしかすると来るときは追い風で気づかなかったのかもしれない。この河川敷で吹く向かい風たるや拷問のような試練を与える。過去に何度か味わったことがあるが、もうこれは完全なヤクザ、いわゆる極めて辛い道、略して極道なのだ。クソーッ!

 

漕いでも漕いでも進まないズッコケ大酒飲み達は涙で目を潤ませ鼻水を垂らしながら白眼を剥いて今日のサイクリングを恨んだ。誰が企画したんだ?あ、ワタシだ。クソーッ!疲労がたまる両足を鞭打ち、ついには止まって転げてしまいそうな速度で進む。

 

 

とりあえず行きがけに辛かった砂利道を回避するためにサガン鳥栖からウガンダ共和国へ、あ、左岸から右岸へ。

 

 

まだまだ先は長い。いったん休憩しましょう。

 

 

心は少年に返った、それいけズッコケ大酒飲み3人の影が多摩川の方に向かって伸びる。

良い写真だ。

 

おそらく初めて80キロを超えるロングライドを経験するT川氏が、この向かい風のせいで自転車を嫌いにならないといいなーなどとぼんやり考えた。

 

 

さて、体力も多少回復したので走り出しましょう。相変わらず行く手を阻む強い向かい風は手を緩めることがなかった。ゆっくり、ゆっくりと重いペダルを漕いで進む。姿勢を低くして少しでも風の抵抗が和らぐポジションを探しながら進んでいると異変に気付いた。後ろと振り返るとT川氏の姿が見えないのだ。さては風に飛ばされて多摩川に落ちたのだな。しかたない、先を急ごう。じゃなかった、ちょっと止まって待ちますか。

 

2、3分待ったがやって来るのは知らない自転車乗りばかりだ。心配になってLINEを見てみる。

 

「チェーンがからまりました。先に行ってもらって大丈夫です」

 

あらら、そうだったか。じゃあ、仕方ないので先を急ぎましょう。じゃなかった、とりあえず戻ってみますね。Lotusさんにそう告げてニュージョニーくんを走らせた。今度は追い風だ。ヒャッホイ!

 

 

あらー、大変だったねT川号、大丈夫かい?そう尋ねると、今直ったところだそうだ。良かった。振り返るとLotusさんも戻ってきていた。よし、ここからリスタートだ。

 

 

さすがLotusさんは我々よりも自転車乗りの経験がかなり長い先輩である。向かい風ながらも力強くペダルを漕ぐペースが落ちない。我々を引っ張って行ってくれるポジションについた。

 

エッチラオッチラどうにか頑張って前に進み、道がなくなる右岸から左岸へと渡る頃にはいくらか風もおさまって来た。いよいよ旅のフィナーレである。

 

 

今朝、集合場所に決めていたところで解散することにした。

 

T川氏はここからあとちょっと頑張らなくてはいけない。無事に帰宅できますように。Lotusさんと私は15分ほどで帰宅できる距離である。Lotusさんは右に、私は左に橋をわたり、そしてT川氏はまっすぐその橋を越えていく。3人がそれぞれ別の方向に分かれるクロスロード。なんとなく、映画「スタンドバイミー」の映像と音楽が頭の中で流れた。これでみんなと会えなくなることなど絶対にないのだが、楽しかった旅の終わりがなんとなく寂しく感じられた。

 

 

さあ、明日は仕事だ。みんな頑張りましょう。頑張ったらまた集まって旨い酒をたらふく飲みましょうね。この、辛く長い試練を乗り越えたサイクリングの後に飲むビールの味は、きっと歴史に残るうまさですよ!

グヒヒ。

 

---

 

「ただいまー」

 

ご機嫌で帰宅した私を、申し訳なそうな顔で妻が迎えた。

 

「あれ、どうしたの?」

 

「実はね、今朝やり取りした自転車のビンディングシューズがなかった話だけど、実はしまったのは私なの。靴と鍵の字を勘違いして読んじゃった。ごめん!」

 

朝のひと騒動はやっぱり妻の仕業だったのだ。良かった、こっちはアル中ハイマーではなかったのである。

 

かくして、それいけズッコケ大酒飲み達の真冬の大冒険は静かに幕を閉じたのだった。

 

メシツブ、メシツブ。

 

Lotusさんもこの話を記事にしているのでぜひご一読を。

 

 

 

 

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自転車は少年のころの気持ちをよみがえらせてくれる乗り物だ

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

今夜はその余韻に浸ろうと思う

 

であるからして

 

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである

ムフフフフ。

 

 

 

 

 

【昨日のビール】

ロング缶:2本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:5杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:×

 

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2025年1月12日の日曜日。この日は三連休の内角低めではなくて、ど真ん中。午前中はムフフに過ごしたのだがそれについては後日書くことにする。

 

14時を回った頃、家でボケーッとしていたら何やら胸騒ぎがしてきた。こ、これはっ!吞みたいセンサーがレッドゾーンをブチ破り、喉から手が出てきてこんにちわ、ではないか。うーむ、どうしよう。この時間から飲むとなると結構な言い訳が必要になる。ウブでマジメな大酒飲みの私なのだが、家族が家に揃っているのに一人でグビグビとビールを飲んで酔っぱらい始めるというのはなんとなく気が引ける。

 

「ああ、死んだおじいちゃんがよく言っていたなー。成人式の前日は昼から酒を飲まないと恐ろしい祟りに遭うぞって。あれ?そういえば明日は成人式だ。おお!じゃあ、お父さん今日はこれからお酒を浴びるね!」

 

なんて言ったら、向こう一週間は口をきいてくれない気がする。うーむ、どうしようか、、、

 

とりあえず新年会を開催するということを口実に家を出て外飲みしようではないか。なんとなく一緒に飲んでくれそうな可能性があるメンバーに声掛けしてみよう。誰もこれなくたって今日は行くぞ。私は昔から初志貫徹、行くと決めたら一歩も引かない、意地が男の杖なのさ。強い嵐をまともに受けて腕と肝臓を磨くのだ!by 大将イナカッペ


しかし、一人で飲みに行くような行きつけは近所にない。しかし行きたいお店はたくさんある。でも一人ではなんだかなー。新年あけて最初の三連休、この時間にヒマしている可能性は限りなく低いが、とりあえずあの方々にグループLINEしてみよう。

 

「明けましておめでとうございます。突然で大変恐縮ですが、本日お時間あればちょいと一杯いかがでしょうか?」

 

2秒後

 

「行きましょー」

 

T川氏だ。ブルルン、新年からエンジン全開、さすが、ヤルネ。

 

もうおひと方は既読がつかないので、とりあえず行きたい店を提案したらT川氏からご快諾の返事が来た。そう来なくっちゃ!もうおひと方というのはもちろんあの方、大酒飲みブロガーのLotusさんである。すでにこの日の記事がアップされているので、ぜひご一読くだされ。

 

 

とりあえず店が決まったので集合時間を決めよう。私はいつでも大丈夫。できれば今すぐにでも飲みたいのだ。T川氏も時間は合わせられるようだ。

 

「17時の開店狙おうか?」

 

「ガッテン!」

 

決まりだ。大酒飲みの意思疎通は光の速さよりも早い。まいったか。

 

どこかに外出していた様子のLotusさんがLINEに気づいたようで返事が来た。

 

「ちょっと遅れそうですが行きます。先に飲んでてください」

 

さすがだ。私がお誘いした大酒飲み3人衆は当日飲みの計画立案、記者発表から1時間足らずで確定、実行とあいなった。素晴らしい飲酒欲であり、今年も良い事ありそうだ。

 

午前中にかなり体を動かしていた私は足に疲労がたまっていることを感じていた。しかし、一杯目の美味しいビールを飲むためにはまだまだそれでは足りない。よし、歩いて現地に向かおう。1秒たりとも時間を無駄にしない大酒飲み精神は常に今夜の酒をどうやってうまく飲むか?と言うことに集中しているのだ。

 

といいながら開店時間も迫るし足も辛くなってきた。ここはひとつ電車で行こう。大酒飲み精神は意外と寛大な判断も下せる可愛い奴さ。


現地に到着すると店の少し先で待っていたT川氏が私に気づき、ニッコリ微笑んだ。

 

 

手みじかに新年の挨拶をすると、本日の宴が開かれるこの店の前にそそくさと歩いて行き、二人そろって入り口のドアに右の頬と肩をピッタリとつけ、店内を覗き込んだ。体を斜め45度にしてドア側に体重をかけて開店を待つのだ。これは店主がドアを開けたと同時に一番客として一気に流れ込む作戦である。大酒飲みはこのような時でも1秒たりとも無駄にしないのである。



中華食酒館と銘打ってあるところが実に良い。それもそのはず。このお店はLotusさんからおススメの店だと紹介していただいていたのだ。飲み放題食べ放題メニューがあり、しかもリーズナブルで美味しいという。

 

Lotusさんのブログを見ると、習い事で開催した昨年の忘年会、年が明けて職場の新年会もこの店でやったと書かれている。さすがに今日は他の店の方が良いのだろうが仕方がない。だって中華好きで、大食い、ウブでお茶目な大酒飲みの私が初めて行く店なのだから行ってみたい気持ちを抑えられないのだ。Lotusさん、ごめんなさい。グヒヒ。

 

 

おお!これだこれ!見ているだけで顔が緩む。しかしちょっと困ったな。Lotusさんがまだ来ていないぞ。放題メニューを頼みたいのだが、1人だけ遅れて来るとなるとスタート時間が変わってしまって面倒くさくなりそうだ。はて、どうしようか。とりあえず、LotusさんにLINEで到着時間を聞いてみる。すると、我々の困惑を察したデキる店長さんがこう言った。

 

「あとから来る人だけ2時間、アナタたちは3時間でもオッケーよ!」

 

人当たりの酔い、じゃなかった、人当たりの良い中国人店主がアドバイスしてくれた。そうであれば気にせず行きましょう。

 

「では、我々は3時間でスタートします!まずは生ビールふたつ!」

 

この時点でLotusさんのことなどすっかり忘れてしまっている我ら酒飲み2人組。

 

 

ドーン!

我々はキミを愛している!

 

 

待ってました!では今年もよろしく!

乾杯ッ!

 

 

とりあえず、チャーシューと蒸し鶏。料理はすぐに出てきた。旨し。すると私の携帯がブルっとなった。あ、わすれてた、Lotusさんだ。

 

「間もなく着きます。飲み放題は最初2時間にしておいて、あとから3時間に変更可能ですよ」

 

おお、そうでしたか!しかし、ドジで間抜けでかなり控えめな我々大酒飲みの2人は、最初から3時間でお願いしてLotusさんだけ2時間かな?なんて勝手に思っていたことは、口が裂けても言えないぞ、、、

 

 

ピータン豆腐、いいねー。

と、この時に店のドアがガラガラと開いた。お待ちかねのLotusさんだ。

 

 

ちょうど私に生ビールのおかわりが届いたタイミングである。

 

Lotusさんは店に入るなり店主に「また来ちゃいました!」と笑った。ここ数日間の間に3回来店しているお得意様である。店主は「おお、そうでしたか!飲み始めて10分、アナタも3時間でスタートね!」と、これまたニッコリ笑った。

 

話は決まった。では、生ビールもう一杯追加でお願いします!

 

 

 

さあ行きましょう!

 

 

改めまして、今年もよろしくお願いします!

乾杯ッ!

 

 

どんどん来ますよ。ぎょーざ。Lotusさんはココの餃子はたれをつけなくても旨いと言った。なのでそのまま食べたが、本当に甘くておいしかった。ニンニクが違うのかな?

 

料理の写真は全部撮ったつもりでいたが、今宵も酔いが凄まじい勢いで回ってきている。一番のおススメ、豆苗の塩炒めの写真がないではないか。他にも結構撮り忘れている。歳かな?

 

 

自称、デカ盛りハンターモドキの私は中華料理屋でチャーハンを食べないと気がこのヤロウ!じゃなかった、気が済まない。五目チャーハン、最強!

 

 

聞けばこの日、Lotusさんは昼にラーメン二郎でデカ盛りハンティングしてきたというではないか。ヤルね。しかも二郎系の中でも結構量が多いと言われる店に行ったらしい。私も1度だけ別の店舗に連れて行ってもらった事があるが、あのラーメンを食べたら翌日まで何も食べずにいられるくらいの量である。さすがのLotusさんもおかわりの2杯目はビールではなくメガジョッキのチューハイにスイッチされた。心中お察しします。あれ?ジョッキの量が増えているが気にしないぞ。さすが!

 

 

と言いながらもどんどん料理を頼む。なんといっても食べ放題、飲み放題だからね。五目かた焼きそば、ニラ玉、おお!豆苗塩炒めが写っていたぞ!

 

ここで店の入り口がにわかに騒がしくなってきた。聞き耳を立てていると40代と思われるスポーツマンチックな男が店主に交渉している。

 

男「これから20人、大丈夫?」

 

店主「20人?!準備があるからすぐはダメだよ」

 

ナニ?20人?ダメだダメだ、そんなのこの私がお断りだ。とっとと失せて違う店探しな!と、心の中でつぶやいた。せっかくしっぽりと楽しくささやかな新年会を大酒飲みおやじ3人でやっているのに20人の宴会が始まったらウルさいし、料理や酒を頼んでも出てくるのが遅くなるではないか。大酒飲みオヤジ3人は眉間にしわを寄せて店主を見つめながら「絶対に断れ!」という念力を送りまくった。

 

店主「あと20分待って、準備するから」

 

ああ、やはり我々は超能力を持っていなかったことが証明された。クソーッ!

 

「そういえば」と、T川氏がそう言ってカバンの中から魅惑のグッズを取り出した。

 

 

先日、我らがホームグラウンド、立川にある大衆酒蔵ふじに独りで行って飲み初めをしてきた際、このステッカーをくれたそうだ。ありがたい。そして全員すぐさまスマホカバーの中にそれを入れた。

 

 

宴も高輪プリンスホテル。Lotusさんは白ワインにスイッチした。ここからが本調子だ、飲むぞ!

 

 

ピータン。

 

 

キュウリの塩もみ。

 

ここで20名の団体客が店の中に入って来た。「あーあ」などと残念に思いながら入り口を見ると小学校低学年くらいの男の子と女の子が10人ほど入って来るではないか。こんな可愛いお客さんだったら全然いいぞ!もっと騒いで飲んで食べなさい!悪い方に思い込んでいた我々の想いは良い方向に裏切られたのであった。良かった。

 

 

T川氏は紹興酒にスイッチ。

 

 

エビチリも頼んだ。

 

 

どんどん食うぜ!

 

 

店主が「中国酒、美味しいよ」と言ったのでお任せでお願いした。

 

 

とりあえず、T川氏と私でいただく、乾杯ッ!それをふじステッカーが輝くスマホでLotusさんがパチリ。この中国酒は非常に美味かった。フルーティーて口当たり軽いが度数は42度、飲み過ぎに気をつけなくてはいけない。

 

 

そして私は最後の〆に担々麺を、グヒヒ。

 

 

Lotusさんはチャーハン。昼間の二郎ラーメンはアルコールと共に体内で完全に消化してしまったようだ。素晴らしい。

 

 

私は遠慮したアンニン豆腐。

 

 

甘いものより、〆のラーメンが先だ!

 

この日も、しこたま酔った私は何を話したか半分以上忘れてしまった。しかし楽しい話が延々続いて盛り上がったという雰囲気だけはしっかり覚えている。

 

そしてここだけははっきり覚えているのだが、私は翌日の三連休最終日を一緒に過ごさないか?という提案をした。お二人とも二つ返事でオーケーだ。では9時集合でよろしくお願いします!

 

この日、17時から開始された大酒飲み3人の新年会は3時間を少しオーバーして21時前にお開きとなった。

 

「明日は早いから今日はここで終わりにしましょう」

 

誰からともなくそんな感じで店を出た。

 

 

もう一軒だけイキマスカ?となりそうになったがグッと我慢の大酒飲み、今宵はお利口さんで帰りましょう。

 

 

謎の写真が一枚残っていた。

 

駅でT川氏と別れた。また会おう!あ、明日会おう!私とLotusさんは同じ駅で降りた。ここでLotusさんの体に昼間の二郎ラーメンが憑依してきたようだ。


「トイレに寄って帰ります!」


そう言ってLotusさんは改札口近辺の雑踏の中に消えていった。

 

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三連休最終日の私の提案はいろいろな意味で凄いモノだった

 

それについてはまた次回書くことにする

 

三連休の終わりが月曜日だったので今週は4日働けば休みだ

 

怠け者の私としては非常に嬉しいことである

 

今週末は息子がやっているサッカーの地区公式戦がある

 

昨年は優勝したので今年は負けられない

 

その前に土曜日はニュージョニーくんと遊びにも行きたい

 

これも楽しみなのだ

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

週の真ん中水曜日から週末が楽しみである

 

であるからして

 

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである。

ムフフフフ。

 



 

訳あって愛ロードバイクのジョニーくんを手放すことにした。思い出は尽きない私の相棒、ジョニーくん。出会いは2023年6月の事だった。

 

 

ビールをこよなく愛し、毎日のように浴びるほどビールが飲みたい私なのだが、数年前、ヤブ医者に生活習慣病患者というレッテルを貼られてしまった。ウブでマジメな大酒飲みの私は即刻ビビりまくり、生活の中にウォーキングを取り入れ、その後ランニングを始めた。最初こそ距離にして2キロも走ればゼェゼェだったが、旨いビールをたらふく飲みたいという不純な動機から1ミリもブレずに頑張りとおし、最終的には20キロまで走ることができた。ヤルネ。

 

しかし、この2023年は異常気象だということを肌で感じていた。4月の終わりから5月にかけてというまだ気候的には程よく涼しいはずなのに、夕方からランニングに出かけると猛烈な汗をかくようになった。とにかく暑いのである。今夏は猛暑の予測というニュースを見た私は大いにたじろいだ。こ、このままではうまいビールを飲む前に私がぶっ倒れてしまう。休日昼間のランニングはおろか、夕方でも猛暑による体調不良に陥り、命の次に大切なビールがお預けになってしまうのではないか?

 

恐れおののいた私はそこで無い知恵を絞り考えた。ランニングが厳しい季節だがサイクリングだったらどうだろう?運がいいことに息子がクロスバイクに乗っていたのでちょっと借りて走ってみた。するとこれが衝撃的出会いとなってしまったのである。自転車でペダルを漕ぎ進めるとものすごいスピードで風を切り、気持ちが良すぎるではないか。

 

私は即決してジョニーくんを手に入れた。これだったら猛暑だろうが関係ない。今までランニングで走っていたコースもあっという間に通り過ぎ、どんどんと走行距離を延ばして100キロライドも何のそのという立派な中高年の生活習慣病オジサンになった。東京近郊を中心に約1年半のあいだ、このジョニーくんと走り抜いた想い出は尽きない。語り尽くせないのだ。

 

しかし、今回は訳あって手放すことにした。この日はそのジョニーくんと最後のサイクリングとなった日の話である。

 

 

世間を騒がせた中古車屋さんの名前が変わっていた。

 

 

そしてどんどん突き進み、ここは昨年2024年からJ1に昇格したサッカーチーム、町田ゼルビアのホームスタジアム。

 

 

ここへ来るための交通機関がバスくらいしかなく、陸の孤島と呼ばれるスタジアムだ。

 

 

天空の城と銘打った町田GIONスタジアムは多摩丘陵地帯にあり、ここへ来るためにはひと山もふた山も越えなくてはならない。ゼェゼェ。

 

 

我が家の子どもたちが幼い頃、よく遊びにつれてきていた公園もすぐ横にある。思い出の深い場所である。今日はそんな場所の近くで息子のサッカーの試合が行われる。

 

 

息子の試合観戦ではいろいろな場所まで一緒に行ったジョニーくん、ありがとう。私は一生キミのことを忘れない。

 

今回、ジョニーくんを知人に譲ることにした。熱烈なアタックにあってしまい、そして私の年齢も四捨五入するとアラカン世代に突入してしまった。ロードバイクというものすごいスピードの出る乗り物にプロテクターと言ったら軽いヘルメットくらいで、ほとんど生身の体のまま進んでいく。サイクリングコースなど自転車用に整備された道ならば良いが、移動する際そのほとんどの道が大型トラックなども通行する車道を走る乗り物である。ヒヤヒヤすることもたくさんあった。

 

 
キミとの楽しい想い出を胸にしまい、私は次のステップへと進むことを決意したのだ。息子の試合は大勝利で、ジョニーくんとの別れのライドにふさわしい日となった。
 
天気は極上で、寂しい事ではあるが最高な別れの日である。たくさんの想い出を胸にジョニーくんと最後のサイクリングを噛みしめながらペダルを漕いだ。
 
 
さようなら!ジョニーくん!
ありがとう!ジョニーくん!
キミは最高の相棒だったよ!
いつまでも忘れない!
 
 
ジョニーくん、本当にありがとう!

 

 

あれ?

 

あ、そうだ、紹介しよう。

ニュージョニーくんだよ。

 

これからはキミと二人で思い出を紡ぐのだぞ。

グヒヒ。

 

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三連休はジョニーくん2代目に乗りまくった

 

乗り過ぎて、足やらお尻やら、あちこちがイタい

 

クソーッ!

 

しかし楽しい出来事がたくさんあったのだ

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

これからはニュージョニーくんもよろしく

 

素敵な出会いにビールを飲まない訳がない

 

であるからして

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

祝杯ッ!

 

なのである

ムフフフフ。


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【昨日のビール】

ロング缶:4本

芋焼酎ロック:4杯

 

【昨日の実績】

自転車:〇

筋トレ:×

お菓子断ち:×