サウジで買って気に入って使っていたベルトがダメになった。中国製の安物だったが案外しっかりしていて長持ちした。ただ、傷み始めてから使い物にならなくなるまではあっという間だった。
おれは着るものには全く頓着しない。用さえ果たしてくれればそれでよい。昨日の帰りに代替品を買いに行った。タカハシという安い服飾屋に寄るがいいものなし。頓着はしないがベルトは2穴と決めている。1穴だとそこに負荷が集中して腹への圧力も1点集中するような気がするのだ。
タカハシをあきらめて、ホームセンターへ。作業服のコーナーをあたるがここにもなし。
そういえば、と思い出してワークマンに行ってみる。これだ、というものがあった。2穴だし、各穴には金属製のリングがはめられている。これなら穴がへしゃげることもない。黒と茶色があったが、残り1本だった茶色を求めた。税込880円。
気に入ったがバックルがあまりに安っぽい。ダメになった中国製のバックルはなかなか重厚だったのでそれと取り換えることにした。ベルトに取付穴を開けるのはちょっとした作業だったがこれでよし。ベルトは長さも十分ある。体重が100キロくらいになるほど太ってもまだ巻けそうだ。
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世の中には誰もが自分とそっくりな人間が3人はいると言われる。
また、中学生の時に修学旅行で京都の三十三間堂に行ったとき、確か説明係のお坊さんに、ここにいる千体の観音像の中に皆さんとそっくりなお顔のものが一体あるはずです、と言われたことがあった。おれと似てるのはどれかな、と思って探してみたけれど、千体の観音像同士が全部そっくりで結局おれに似てる観音様は見つからなかった。
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「誰かに似てるって言われたこと、ありますか?」
外見のことだろうが、そんなことを聞かれることは滅多にない。
だが、誰々に似てる!と聞かれるまでもなく断言されたことが最近2度あった。
まずは上のお方↑。
吉田松陰である。
おれが松陰先生と!?
それはたまたま写した写真のおれの顔の角度と上の絵の顔の角度が似ていたこともある。そして冴え切った松陰先生の目と、たまたま酔っぱらってギラっとしたおれのまなざしが似ていただけのような気もするが、まあいいように受け取っておこう。誰かに「誰かに似てるって言われたこと、ありますか?」と聞かれたら「吉田松陰です」と胸を張ってこたえようと考えた。吉田松陰、と聞いてその顔がピンと思い浮かぶ人なんてまずいないだろうし。なんだか松陰先生には申し訳ない気がするが。これからでもこの国の未来のために頑張りますので!
松陰先生に似てると言われたとき、ずっと以前にあるもう一人の人物と似てると言われたことがあったことを思い出した。
このお方だ。↑
この写真を見て誰だかすぐわかる人は少ないだろう。
出家後の平清盛である。
平清盛!?おれとにてるなんて、どこをどう探して来たのか。おれも清盛公の顔なんて思いつかなかったので画像検索して、う~ん???といった感じだった。似てなくもない。顔真似をして「平清盛じゃ」と口に出して言ってみると日本を平らげた気分になれる。
ごく最近言われたのがこの人。おれとしてはこれが一番インパクトがあった。
おれがその人に似てると言った人は、ずっと前から誰かに似てると思い続けていたそうだ。それが誰だかよくわからなかったのだが、先日見ていたテレビに出たある坐像を見て、あっ、この人だ!!と閃いたそうだ。
わかるだろうか ?
鑑真和上である。
これも似てなくもない。というか、3人の中では一番似てると思う。ちょっと眼鏡をかけさせてみたい衝動に駆られる。鑑真は盲目だったが。
おれは座禅は組めないけど、眼鏡をとって、掌を重ねて、顔真似をして「我是鑑真」とゆっくり言ってみる。ギャグとして使えそうだ。
おれが外見以外で3人と似てるところがあるとしたら、それは服には頓着しないことだけかもしれない。
どの3人に対してもおこがましいというか申し訳ない気がしてきた。おれももうちょっとちゃんと生きて行かないとな。そういう気分になれたことはいいことである。



