今日は2025年4月13日の日曜日、東京は雨である。なので比較的時間に余裕があるため、本日2本目のブログをアップすることにするのだ。
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時は2025年4月12日の土曜日、すなわち昨日の話である。
翌日は雨予報と言うことを素早く察知していた日本でもかなり著名な大酒飲み自転車乗りのこの私は朝からソワソワしていた。息子はなんとインフルエンザに罹患して、元気そうだが寝込んでいる。妻も娘も完全オフで在宅。そうなるとどうなるかと言うと「亭主元気で留守がいい」に決まっているのだ。ええい、だまれっ!小癪な愛しい家族ども!言われなくても分かっているぞ。お父さんは今夜、美味しい大酒を浴びるために行く、いや、行かねばならぬのだ。
それでは参ろう、レッツゴー1匹!未知との遭遇、そしてその先の旨い大酒を夢見て、一人ぼっちで吉幾三!
もうポタリングには最高の季節到来である。
2週間ぶりに乗った愛ロードバイクのニュージョニーくんとやって来たのは戦車道。
見ごろを過ぎたソメイヨシノはほとんどが葉桜となっていた。
どこへ行っても花見の人人人で食傷気味の私は、田舎者のくせして、もっと田舎にある目的の場所を目指すのであった。
初めて行くところなので所々立ち止まって地図を確認する。
おお!やって来たぞ。長野県、じゃなかった、八王子の奥地。
陣馬街道と呼ばれる歴史ある街道をゆったりと走る。
このあたりはやけに釣り堀が多かった。どこにあるのだ?
なんと、釣り堀は自然の川を岩のようなモノで区切って魚を釣るスタイルだった。
さすが、昔からある街道沿いには歴史を感じさせる建物が多く残っている。
良い感じの道だ。
早くも田植えの準備が始まっている。お米の値段が安くなりますように、汗を流しているお兄さま、お姉さまを全力で応援するのだ。
この辺りは標高が高いので桜の花びらもまだ多めである。
ムムッ、来たな、本日の戦の場は左折である。
なんとなくゆるい登り基調が続く。
気になるオブジェが並んでいる空間を通り過ぎる。
なんかの碑が建っていた。
半鐘あとか?火の見やぐらか?
おお!ついにスタートラインに着いたぞ。ここまで来るのにも結構疲れた、フーッ。
ここから自分との大戦争が始まる。
紅茶花伝で英気を養うのだ。
趣のあるお蕎麦屋さん。
恥ずかしそうに佇む真っ赤なポスト。
ここで説明しよう。大酒飲みで万年ダイエッターのこの私が、なぜ今日ここへやって来たかということをだ。この陣馬街道は八王子と神奈川県相模原を繋ぐ裏街道となっており、山で取れた産物を江戸へ運ぶ物流の道だったそうである。甲州街道の小仏関がある峠は越えるのが厳しく、そこを避けてこの陣馬街道を使っていたのだろう。
陣馬街道には途中、和田峠という関東四天王坂と呼ばれるゲキ坂が存在する。数多くのヒルクライマーが年がら年中やってくる変態の巣窟と化しているのだ。私が所属する変態パパ活チームのド変態先輩と変態先輩行きつけのゲキ坂なのだ。私はギリノーマルに所属しているので、変態先輩方から聞かされた和田峠のゲキ坂伝説が耳に入るたびに吐き気を催していた。
しかし、駄菓子菓子(パンツ山根氏から盗用)である。何を思ったかこの日の私は朝起きるなり、一つ山越しゃホンダラッダホイ気分全開音頭をを踊っていた。無意識のうちにである。目を閉じて、踊りは阿波踊りと全く同じだ。音楽は無しで、ただただ目を閉じて踊る笑顔の中高年オジサンの図を想像していただければ幸いである。その通りなのだ。
いつかは変態パパ活チームの先輩方に誘われるだろうと思っていた和田峠である。普段の巡航スピードからして私とは大違いの変態先輩に連れられて行ったら、途中で力尽き足をついて変態どもにひれ伏すみじめな姿が目に浮かぶ。だったらまずは一人で行って自分のペースで、ゴッド姉ちゃんアキ子、じゃなかった、和田峠を越えてやろうではないか。そう思い立った55歳11か月、大酒飲みサラリーマンの春うららなのであった。
ヨシッ!行ったるで!
最初はこのように写真を撮る余裕があった。
飛ばし過ぎると後で死ぬ思いをするので、最初は立ちゴケしてしまいそうなくらいゆっくりのスピードを保つ。前に見えるトレイルランナーよりも遅いのだ。しかしそんな小さなことなど気にしないぞ!
旅の無事を祈る庚申塔に命の無事を祈る。
そのままどんどん進むと、斜度のきつい坂が容赦なしに連続して私を襲った。はぁー、来なきゃよかった。
なんだこのヘアピン広島東洋カーブは!ああ、足が攣る。
ムムッ!またもやヘアピンだ。いい加減にしてくれ。
登っても登っても緩くならないゲキ坂が続く。
ああ、峠はもうそろそろかな?
いやいや、人生そんなに甘くないぜ。私の残りの人生はヘアピンカーブでグニャグニャなのだ。観念しろ、この大酒飲み。
今は全く感動のない良い景色。また後でな。
またまたヘアピンだ!クソーッ!
あ!でもこれが最後のヘアピン広島東洋カーブのようだ。頑張れ、山本浩二!頑張れ衣笠祥雄!鉄人の名を私に授けてくれ!

ブハーッ!
やったぞ!登りきったぞ!
ヒャッホイ!
変態ローディ恒例の陣馬山和田カフェ前でパチリ。
画像にあったここまでの峠の写真は、実は帰り道にゆっくりを坂を降りながら撮影したものである。登りながら撮影するなんて私には100万年ハワイアン。そんなことできるはずなどなく吐き気を催しながらただただゼェゼェ言いながらペダルを漕いだ3.5キロメートルなのであった。最後の200メートル頃になると、本当に左足の太もも裏が攣り始めて、ついに足をついてしまおうかと弱気になったが、何とか耐え凌いだ。ヤルネ、チミ。タダの大酒飲みではなかったのだね。
帰り道の坂の途中、山から染み出るせせらぎにゲキ坂制覇のご褒美をもらった。
こちらも坂の途中にあるオブジェ。写真を撮らずにはいられない名作だ。
ゆっくり帰ろう。
ここは江戸時代の関所跡。明治の初頭まで稼働していたそうである。
帰りは浅川沿いのサイクリングロードをゆっくりポタリングして帰ることに決めていた。
と思ったらいきなり工事中だった。クソーッ!
しかし、ちょっと回り道をしたら大丈夫だった。
と思ったら今度は砂利道に誘導された。初代ジョニーくんより細くなった25Cのタイヤだが、お風呂、じゃなかった、オフロードモヘンジョダロ、じゃなかった、オフロードもへっちゃらだ。
ああ、頑張った今日一日の私の心のように晴れ晴れした空である。
あれ?
いや、待てよ。
あ、あれはもしや、、、
さ、詐欺だーーーーーーーッ!
しかも恋の季節でロマンス詐欺だな?頑張れよ。
でっかい犬の散歩をされていた。ちがう、乗馬していた。
我が家は近い。
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この日、達成感ひとしおの私は土曜日ということもあり、早い時間から大酒を飲んだ。
ウィーップ。
あまりにもキツかった和田峠はもうしばらく行かなくていいかな?
などと、帰り道の時は思っていたが
しかし酒を飲み見始めると、また行ってもいいかなー?
などと、まるで二郎ラーメンのような常習性を持った峠に出会った
次は激サカ四天王をもう一つ制覇か?
などとアブノーマルなことは考えないことにしよう
アラカン世代でも変態チャレンジだ!
なんて無謀なことを言うのは泥酔してからにして
ビールをこよなく愛する皆さま
であるからして
やっぱり今宵も
キンキンに冷えたビール
乾杯ッ!
なのである。
ムフフフフ。