最近の私といえば毎日毎日大酒を飲んで、週末は死ぬほど遊びまくっている。相も変わらずだ。在宅勤務から一転して出社中心になったウブでマジメな大酒飲みのこの私、ブログをアップする頻度が激減していることにお気づきだろう。なぜかって?友よ、答えは酒の中さ。

 

毎日、ちょこちょこっと短編記事をアップすればよいのだが、どうせ書くなら直木賞候補に選ばれるような超大作を書こうと構えてしまうのだ。それが原因で筆が遠のき、誰も近況が分からないので、生きているか死んでいるか分からない、ただの大酒飲みと化してしまうのである。

 

なので今日はチャチャッと書く。昼飯の話だ。在宅勤務だった時は朝食も昼食も摂らずに夕飯に命を捧げていた。晩酌という名の暴飲暴食、一極集中型の一食入魂スタイルを貫いていたのだが、出社が中心となるとそうはいかない。朝の通勤で自然と体を動かすため、育ち盛りの大酒飲みである私は昨晩、暴飲暴食で摂取した大量の麦酒エネルギーを一気に使い果たしてしまう。そうなるとどうなるかというと、喧嘩もしていないのにお腹が減ってしまい、カーセンサー、じゃなかった、グーグーと、腹の奥から恥ずかしい音が鳴り響くのである。

 

私のオフィスにはうら若き女性社員がたくさんいる。仕事に集中している社員たちは私のように無駄話など一切せず、パソコンのキーボードをカタカタと鳴らし、モニターとにらめっこしている。そのような非常に静かな職場である。そんな中で、ジョージクルーニーそっくりの顔をしたイケオジのこの私の腹から、バイク王、じゃなかった、グーグーという音が一日中鳴り響いたらとても恥ずかしいのである。

 

なので朝は抜くが、昼は食べることにしているのだ。最近見つけた中華料理屋の前に出ている露店弁当屋がお気に入りである。

 

 

ドーン!名前は忘れたが、ナントカカントカというチャーハン弁当だ。いつもは杏仁豆腐がついてくるのだが、私はお願いして味噌汁にしてもらっている。これで600円は申し分なし。しがないサラリーマンの強い味方なのである。

 

そして先日は外出した先で昼時を迎えた。大型ショッピングモールの近くだったので、そこのフードコートに行ってみた。するとあるではないか。私の大好きな家系ラーメンである。他の店には目もくれず、ここに決定一択のみである。チャーハンセットなるものがあり、190円プラスで大盛りチャーハンになるというので、当たり前のようにお願いした。ラーメンももちろん大盛りである。スタッフにどれくらいの量なのか聞いてみたら1.5玉だという。大した事なさそうなので、チャーハン大盛りは正しい選択なのだ。

 

 

ドーン!

ラーメン大盛り。ほらね、大きくなったらデカ盛りハンターになりたいという夢をもつ、ウブでマジメな中高年の私にとっては朝メシ前の昼飯なのである。グヒヒ。

 

 

そしてこれが大盛りチャーハン。あれ?こっちも大したことないな。

 

 

では、いただきます。

 

 

家系ラーメンの中では細い部類に入るであろう中太麺。家系ラーメン大好き大酒飲みである私はこの絵を前にヨダレが止まらない。スープもいたってシンプルな家系ラーメン特有の濃厚とんこつ醤油味。たまりまへんな―。

 

 

ブハーッ!

もちろん完飲完食。ちょろいもんだぜ。しかし、この日の夕方は胸やけ気味になってしまい、命の次に大切な晩酌に影響が出るのではないかと心配で昼寝ができなかった。そして心配は無駄であった。ウィーップ。

 

そして昨日。

野暮用があったので午前休暇をとっていた。その用事もあっという間に終わってしまったので職場に向かう途中、昼飯は何を食べようかと電車の中で思いを巡らせた。この前、家系ラーメンを食べたばかりだが、また今日も食べたい。いや、毎日食べたい。なので、知っている店に行ってみることにした。

 

時計は11時30分、一般的な企業の昼休みの30分も前なので余裕だろうとタカをくくっていったら、席はすでに満席でありオッサンが一人だけだが並んでいるではないか。私もその後ろに並んでもいいのだが、私としては昼休みの30分も前なのに、並んで食べることに抵抗を感じた。ガラガラの店内で好きな席を選び、余裕のマッチ、じゃなかった、ヨッちゃんで満腹になりたかったのである。なのでこの店はパス。

 

家系ラーメンではないが、少し離れた場所に美味しいラーメン屋があるのを知っていたので迷わずそこへ、言わないでハチ、じゃなかった、イッてQ!

 

 

ドーン!魅惑の紹興酒がズラリ。やって来たのはアスリート中華ダイニング、イーチャン。

 

 

銘酒、鳥飼の横にはつくしが生えていた。これから仕事なので飲むわけにはいかない。クソーッ!

 

 

ドーン!

まかない丼セット。白担々麺と呼ばれるものにネギ豚丼がついてくる。これが絶品なのだ。

 

 

細縮れ玉子麺の食感は、皆さんが知っているあの食感、そしてあの味。もうタマランチ快調。

 

 

めっぽう空かした私の腹に、このネギ豚丼が良い仕事をしてくれる。モグモグ。

 

 

絶妙なゴマダレ醤油?に、気絶寸前だ。危ない危ない。

 

と、ここで事件は起きた。相当気を付けて食べていたつもりだったのだが、それはただのつもりだった。ふと自分の胸元に目をやると、、、

 

よりによって、この日は私の心のように清く正しく美しい、正真正銘真白なTシャツを着てきたのである。麺はすするようなことはせず、パスタを食べるその時のように「アム、アム」とひと口ずつ食べる作戦に出ていた。いつもの晩酌の時のようにマナーを守った上品な食べ方をしていたつもりだったのだが、胸元を見ると直径5ミリほどの坦々ジミが不規則に点在しているではないか。しまった、クソーッ!

 

この日、午後から社員の前で話をしなくてはならない日だった。このままこのイケオジでジョージクルーニーの双子の兄弟のような私が、坦々シミ衛門として登壇しても良いのか?あっち行ってキャー!こっち行ってキャー!と、若手女子社員からいつも黄色い声で追いかけられている、というような気がしている、もしくは夢を見ているだけのこの私である。自意識過剰、ナルシストcornとして、それだけは許せない。さて、どうしようか、、、

 

いったん出社して、ハンカチを濡らし、坦々シミをパタパタと叩いてみたが無駄な抵抗であり、かえってシミが広がってしまったではないか、トホホ。こんなことになるなら昼飯なんか食べなきゃよかった。きっと登壇した私が一生懸命話している姿、その内容などは一切頭に入らず、若手女子社員たちは私の胸元を見て「あ、シミだ、あれ?多い!いったい何個あるの?えーっと、イチ、ニー、サン、、、」などと坦々シミを数え出し、数え終わったらその情報を向こう三軒両隣、複数社員と答え合わせをして、それが合致したことを確認すると、頭の中で「cornの坦々シミ衛門」と呟き、そしてこの日、私が話した内容は「白地に散らばる担々麺のシミ」として記憶に深く残るのであろう。

 

だめだ、そんなことは絶対に許されない。高貴な私は迷うことなく走り出し、新しいTシャツを買って、事なきを得たのであった。

 

メシツブ、メシツブ。