今日は会社帰りにマッサージに行った。


夕方になると肩こりが酷くなり、ついついデパスに頼りがちなので、たまには東洋医学でなんとかしてみようと思ったのだ。


今日のマッサージ担当は女性だった。

なんとなく緊張。

マッサージ屋で緊張というのもおかしな話だが。


うつ病からくる肩こりが酷い旨を伝え、肩メインのマッサージをお願いした。

ところが、いざ全身をチェックしてみると、下半身、特に左足がはっているとの事。

「ずっと座ってお仕事されてますか?」

と聞かれたので、はい、と答えたところ、

「姿勢が悪いんじゃないでしょうか」

と、ズバリなことを言われてしまった。


そう、僕はイスに座るときの姿勢がすごく悪いのだ。


で、結局肩メインをお願いしたつもりが、いつの間にか足メインのマッサージになってしまった。

おかげで帰りの足取りはすごく軽くなったんだけど、肩こりはあまり改善しなかった。


なんだかすこし微妙なマッサージだった。


デパス











抗不安薬はたくさん種類があるが、多分日本ではデパスが一番たくさん処方されているのではないだろうか。

僕の知り合いでも何人かデパスを服用している人がいるし。


デパスは薬効が非常に高く、そして血中濃度半減期が短い。

僕の個人的な感想では、効き目は抗不安薬最強で、飲んで15分後にはカーッと効いて、3時間もすれば「あれっ? 終わった?」と言う感じ。

(と言っても他にはセルシンとレキソタンとコンスタンしか飲んだことないが)


この薬は抗不安薬なので、「不安時に頓服で」という処方をされている。

でも僕の場合、それはタテマエで、実際は肩こり解消が目的となっている。


デパスは非常に不思議な薬で、抗不安薬として、抑うつ・神経症などによく処方されているが、眠気も強く出るため眠剤として使われることがある。

また、筋弛緩作用もあるので、肩こり等にも効き目があるし、緊張性頭痛にも対応できる。

そのため、心療内科・精神科のほかに、内科やら整形外科でも処方されまくっているらしい。


主治医にこの話を聞いたときは、

「なんじゃそりゃー」

と思ったけど、実際飲んでみると不思議と肩こりも頭痛も治まるんだからすごい。

ついつい毎日服用してしまう。


デパスは依存症に陥りやすいとも言われている。

2ちゃんねるでもデパス断薬スレッドが立っている。

いざ使い始めると、それは非常に理解できる。

だってすごい効くんだもん。

こりゃやめづらいわな。


まあ、僕は1日最高で0.5mgを1錠しか飲んでいないし、医師にもその量なら依存は気にしなくていいと言われているんだけど。

でも世の中には「デパス1シート一気飲み」とか、とても良い子にはマネできない荒業をしないと効き目が出ない人もいるらしい。

そういう人たちも、最初は1日1錠とか、すくない処方だったはず。

多分だんだん薬の耐性がついて、依存に陥ったんだと思う。

ということは僕も決して他人事ではなく、くれぐれも気をつけなければならないわけだ。

ご利用は計画的に。





Jzoloft













僕のメインの治療薬となっている抗うつ剤はジェイゾロフトだ。

処方量は、通常25mg~100mgで、僕はMAXの100mgを服用している。

抗うつ剤の中では、SSRI(=Selective Serotonin Reuptake Inhibitors=選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という種類に分けられている。

このSSRIは、抗うつ剤の中では比較的新しい部類であり、日本では

ルボックス(デプロメール)

パキシル

ジェイゾロフト

の3種類が認可されている。


SSRIは全般的に、副作用が少なく、非常に使いやすい、と言われている。

そのかわり、効き目も弱く、難治性うつ病や遷延性うつ病には向かないらしい。


僕はデプロメールとジェイゾロフトを飲んだことがあるが、デプロメールは全然効かなかった。

それどころか、胸焼けと胃もたれがが酷く、すぐに中止となってしまった。

それでジェイゾロフトを飲み始めたわけだが、これはぴったりと合っていたらしく、副作用はほとんど出なかった。

(先日書いた「悪夢」くらいだった)

副作用以外の欠点としては、効果が発現するまでに時間がかかることか。

飲み始めてから効き始めるまでに2週間~1ヶ月かかり、長期戦を強いられる。

僕も、効果を実感したのは1ヶ月を過ぎてからだった。

それも、シャキーンと効くのではなく、だらだら効いてくるので、効き目をいまいち実感できない。

(それに比べ、三環系という種類に属するアモキサンはヤル気がですぎてカラ回り状態だった)

それでもまあ、根気よく飲み続けて、3ヶ月後には復職できたのだから、やはり効果はあったのだろう。

今ではこの薬と、この薬を処方した医師に非常に感謝している。


でも、感謝はしているけど、この薬にはもうひとつ大きな欠点がある。

値段が高いのだ。


初めてジェイゾロフトの処方箋を持って薬局に行って、領収書を受け取ったときだ。


( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)エーッ


僕は目を疑った。

1週間分で2000円弱。

思わず薬剤師さんに

「ちょっ、ちょっと高くないですか?」

と聞いてしまった。

すると薬剤師さんはとても申し訳なさそうに

「新薬なんで・・・」

と言って頭を下げた。


ジェイゾロフトは、1991年にはアメリカで認可され、今では世界で一番処方数が多い抗うつ剤なのだが、日本で認可されたのは2006年7月で、ジェネリックもまだ出ていないので、非常に高価な薬となってしまっている。

ただでさえ抗うつ剤は長期間服用しないといけないのに、それが毎週毎週2000円となると、非常に負担が大きい。

早いとこ枡添大臣になんとかしてもらいたいものだ。


それと、この薬にはパキシルほどではないにしろ、シャンビリがあるらしい。

(シャンビリというのはインターネットスラングで、薬を中止した際に、頭の中でシャンシャン音がなり、ビリビリ電気が流れる離脱症状のこと。)

パキシルは、このシャンビリのおかげで、うつが良くなってもなかなか薬をやめられない、やめてもしばらく非常につらいということらしい。

僕も、いつかジェイゾロフトをいつかやめる日がくるだろうが、これに関してはある程度覚悟しておかないといけない。

今日は週に1度の通院日だった。


通常、心療内科の通院は2週間に1回が一般的だが、僕の場合、5~8月頃症状がとても重篤で、主治医の前で自殺を口走ったりしていたので、「毎週問診しましょう」ということになったのだ。

あるいは、2週間にすると、そのぶん多く薬を処方しないといけないので、自殺念慮のある患者に対してはそれは危険だと思ったのかもしれない。(OD=オーバードーズ=大量服薬されるかもしれないということ)



僕の主治医はとても若い。

経歴も、博士課程に進まずに研修医となり、その後すぐに開業、というもので、精神保健指定医にもなっていない。

一見するとかなり不安な医師だ。

でも僕は特に気にしていない。

僕は、病気さえ治してくれれば、医師の経歴などどうでもいいし、現に今、回復途上にある。

話もよく聞いてくれるし、復職についてのアドバイスも的確で、僕はとても信頼をしている。

時々よく分からん処方をしようとしたりするのがアレだが。

(ジェイゾロフトを飲んでいるのに、「やる気が出ない」と言ったら、その上にさらに同じ系統(SSRI)のデプロメールの処方を提案してきた。もちろん断った。SSRIはやる気がでる薬ではないのだ。)


以前通っていたクリニックの医師は、それはそれはとても立派な経歴の持ち主だった。

外国の大学の客員教授だったり、いっぱい著作があったり、論文を定期的に発表したり・・・。

でも僕は、ここではちっとも良くならなかった。

むしろ悪化した。

それで今のクリニックに転院した。

このあたりの経緯はまた後日書くが、とにかく精神科医の良し悪しは、経歴や肩書きではないんだなというのが僕の感想だ。

患者との相性とか、コミュニケーション能力とか、そっちのほうがよっぽど重要だと思う。

昨日に続いて睡眠導入剤マイスリーのお話。


マイスリーは『超短時間作用型睡眠導入剤』と呼ばれており、飲んですぐに効いて、その後すぐに効き目が切れる。

血中濃度が最高値に達する(つまり効き始め)までに約30分、血中濃度の半減期(効き目が切れる時間)が約3時間とされており、かの悪名高きハルシオンと同じように、寝つきの悪い人によく処方される。


この薬のいい所は、早くよく効く割に、半減期が短いため、翌朝にまで眠気を引きずらないことだ。

僕は毎晩服用しているが、復職して以降、寝坊したことはない。


ただ、当然のことながら、副作用もある。

『一過性前向性健忘』だ。

これは"服薬後寝るまでの出来事を覚えていない、夜中に起きたときの出来事を覚えていない"(※お薬110番から引用)というもので、これがさらにエスカレートすると、ごく稀にではあるが夢遊病のような状態にまで発展することもある。

アメリカでは寝ている間に食事をしたり、車を運転しようとしたりする症例まで報告されているらしい。


2ちゃんねるではこのことを『小人が出た』と呼び、メンタルヘルス板で結構盛り上がっている。

「寝ている間に部屋が片付いていた」

「メールで片思いの人に告白してた」

などなど、あたかも寝ている間に小人さんが現れて、ひと仕事してくれたような出来事が多数書き込まれている。


2ちゃんねるの住人は、なぜか小人の出現を歓迎する傾向にあるのだけれども、一歩間違えれば大惨事になりかねないので、僕はかなりびびっている。


なので、この薬が処方された当初から、僕は嫁に

「夜中に不審な行動をとったら全力で止めてくれ」

と、お願いをしておいた。

そして、服用後はすぐさま布団に入り、極力小人の出現を抑えようとしていた。


にも関わらず。


出てしまった。小人さんが。

しかも、あろうことか、その引き金を引いたのは嫁。


どうやら僕の小人さんは、何か行動をとったわけではなく、ほんの数十秒しゃべっていただけらしいのだが、僕はまったく記憶がない。

ただ、夜中になにかむにゃむにゃ言っていたので、嫁がうっかり話しかけたところ、突然語り始めたらしい。



小人「あなたは人生の勝ち組です!」


嫁「えっ? なんで私が勝ち組なの?」


小人「それは僕と結婚したからです!」


嫁「えぇっ!? なんでcorenoさんと結婚すると勝ち組なの??」


小人「それは僕が今後、努力してなんとかします」



ここまできて、ようやく嫁が、「これが例の副作用だ」と気付いたらしく、



嫁「よし分かった! もう寝ろ!」



といったところ、



小人「はい! 寝ます!」



といって、素直に寝たらしい。



この話を翌朝嫁から聞かされた僕は、自分自身に呆れてしまった。

いったいどこにそんな強気な考えがあるのかと。

ダンナがうつ病って時点で、うちの嫁は十分に負け組だよね。


僕の小人はすごく傲慢なのだ。

どうせしゃべるなら、もっと崇高なことを言ってくれればいいのに。