ノンストレス妊活の専門家 花多山寛子（かたやまひろこ）です
いつもお読みくださりありがとうございます♪
Aさんは帝王切開術での予定出産でした
ところが
子宮を開けた瞬間、Aさんの子宮から謎の出血が起きました
赤ちゃん取り出したあと、縫っても縫っても止まらない原因不明の出血
次々に手術室に入り処置を始める何人もの医師や看護師たち・・・
「早く赤ちゃんを見せて！！」と訴え、気持ちの悪さに耐えながら
下半身麻酔のAさんは、そのパニック状態の全てを見ていました
Aさんの頭の中は
（とんでもないことをしてしまった！！！）
という自責と後悔と恐怖で張り裂けそうでした・・・
翌日、意識が戻ったAさんは
パートナーへの申し訳なさから涙が止まりませんでした
パートナーは「Aさんの健康が一番大切」だと言ったのに・・・
医師たちは「危険だ」と何度も言ったのに・・・
自分のわがままを通すことでとんでもないことになってしまった・・・
赤ちゃんは無事でしたが
Aさんの体からは１０リットルもの出血があり絶対安静・・・
当然赤ちゃんのお世話はできません
Aさんはこれまで抱えていた不安や恐怖が現実のものとなった瞬間の
自責と後悔の想いをフラッシュバックで何度も繰り返し
眠れない夜を過ごしました・・・
もしも
Aさんの中にもともと
「間違った選択をしたのかもしれない」
という不安がなく
妊娠ができた喜びのまんま
赤ちゃんとご自身の選択に自信を持っていたとしたら
同じ出来事が起きても
「とんでもないことをしてしまった！！」と思わなかったかもしれません
人間の意識のエネルギーは強烈です
とくに、押し込められた不安や恐怖や自責の強いエネルギーは人の体を蝕みます
戦争体験をした兵士に対してPTSD対策でカウンセリングをするのはそのためです
もしも妊娠中に
Aさんが全ての不安や恐怖や責任に押しつぶされそうな想いを
ありのまま外に出せたなら・・・
あの頃の私に「吐き出す」ことの重要性がちゃんと理解できていたら・・・
もっと深い恐怖や不安まで、安心して話してもらえるような声掛けができていたら・・・
脳の仕組み
意識という名のエネルギーと体との関係を理解した今
私自身も後悔することがたくさんあります
Aさんはその後しっかり回復
生まれてきた赤ちゃんへの愛情と
家族や病院スタッフや友人や支えてくれた全ての人への感謝の中で
日々を過ごされています
この一連のAさんとの時間と
「妊娠できたのもヨガのレッスンがあったり
そのたびに話を聞いてくれたはなさんの支えあってこそ！
ホントに感謝してます」
というAさんの言葉が
今思うとターニングポイントで・・・
「ヨガインストラクターの私で少しでもお役に立つなら・・・」
という受け身から
「不妊治療をしている人のストレスをもっともっと減らしたい！
一人で苦しみを抱える人を減らしたい！」
そんな漠然とした目標ができたような気がします
Aさんのお話⑤に続く
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