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PERU day by day改めKansai day by day

17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。





今朝、ペペカ(PPKペドロ・パブロ・クチンスキー)候補が敗北宣言をした。

3ポイントの差ではひっくり返せないとみたようだ・・



決選投票はウマーラとケイコの対決になりそう・・



テレビのニュース報道はお通夜のような空気が流れていた。



私の周りは市場のオバチャン連中までペペカだったのに!



ウマーラが当選すると、民間企業の国有化に踏み切るかもしれないし、

ベネズエラとのコネクションが強いことから、アメリカからの投資が撤退するかもしれない。

チリのピネェラ大統領が「ウマーラの当選を望まない」と述べている。



海外からの投資が減少するのは必至。



ケイコもそうだ・・ペルーの田中真紀子・・。



この4姉弟妹たちのアメリカでの教育費用がフジモリ家の収入と

は収支が合わないというのは有名な事実。



ノーベル文学賞作家マリオ・バルガス・リョサの「独裁者の後継」は言いすぎにしても、

父アルベルトの政治は権威主義的で100パーセント民主主義だったとは言いにくい。



対立候補のペペカはもっと婉曲的表現を使っている。



「ケイコは父のよい部分も悪い部分も両方引き継いでいる」



言論統制もあり、マスコミもフジモリ支持者の躍進を喜ぶことはない。

まあ、服役中のアルベルト氏を恩赦してその助けを借りない限り、

娘ケイコはこの国を率いることができないかもしれない・・



しかし、90年代のハイパー・インフレ、テロを抑えた強引な政治手法が

民主主義になれ、繁栄を謳歌するペルーに通用するとは思えない。



おまけに10年間、政治とは関わってこなかったアルベルトになにができるのか・・



日本から援助を引き出そうとしても、20年前とは違うのだ。

今の日本にそのような余裕はない・・。



バカだなペルー人は・・



ペペカか、トレドが当選していれば、安定成長が続いていたのに・・



ペペカとトレド、カスタニェーダの間で票の食い合いがあったのも事実だ。



マリオ・バルガス・リョサがペペカに対し



「立候補を取り下げるように・・」



と特使を通じて頼んだらしい・・



その報道を見て、

「何をバカな!」

と思っていたけど・・



彼の慧眼は・・・



21世紀に入り、大統領選のたびに



「よりましな(menos mal)候補者を・・」



と消極的な大統領選びをしてきたペルー。



今回は、さらに・・究極の選択になりそうだ・・





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10日の日曜日は、日本で統一地方選挙の開票速報が始るころ、
ペルーの国政選挙の投票が始るという感じだった。

ああ、石原また勝ったのね・・
そろそろ代わってもいいころなのに・・
78歳か・・若く見えるね。

そんなことを思いながら、
ペルーは恒例の
有力候補者の朝食中継と投票中継。

トレド前大統領は彼の政権時代の
Techo Propio(自分の家)政策でできた集合住宅で
「オートミール」と「タマル(とうもろこしのちまき)」の
朝食。
ペドロ・パブロ・クチンスキーはサンドイッチと
アメリカナイズされた二人はライトな朝食だった。

日本の統一地方選挙の動向も見ながら、ペルーの動向も見て・・

オジャンタ・ウマーラ候補は貧困層の支持者が多いけど、
実は本人は結構裕福な人が住むスルコ区に居を構え、
投票所も私立の立派な大学。

アラン・ガルシア大統領の投票所のほうがずっとみすぼらしかった。

ウマーラの生活はベネズエラのチャベス大統領の支援を受けているんだとか。

ウマーラの奥さんの投票のときに周囲の有権者からブーイングが起こっていたよ。

ジョギングをしながら市場に向かった。
いつもドライフルーツやナッツ類を買う店では奥さんは
投票所の役員で留守。
見かけによらず彼女はPPKの支持者でその甥っ子もPPKの党で
国会議員候補であった。

魚屋さんに行くと
「ウマーラが勝つとフリアカからコントラバンドが一杯来るっていうから今はPPK」

私の周りはPPK支持者がほとんどだったはず・・
少なくともクスコの街中では・・
観光業界はみんなクチンスキー支持者だったのだ。

帰路、バスで国立大学の前を通ると、たくさんの人が列をなしていた。
屋台もいっぱい出ている。

ペルーには希望が満ちている
そう思い込んで帰宅した。



今朝、NHKワールドプレミアムで
「ペルー大統領選、ケイコ・フジモリの活躍」

などと取り扱われていてた。

アンケートでは、ウマーラ氏がトップで、
前大統領トレド、ケイコ、クチンスキーが横並びの状態なのだそうだ。

ちなみ今週に入ってから世論調査の公表は行われていない・・
というより、投票行動に影響するのを避けるために
世論調査の公表は禁止されているのだ。

父のアルベルトが大統領時代にテロや貧困の撲滅に活躍したことを述べているが、
貧困撲滅は物をばら撒いただけのこと・・。

ベネズエラの影響を受けて、企業の国有化をうかがっているウマーラ候補と
またばらまいてくれるであろうフジモリ候補を貧困層は支持している。

しかしPPK(クチンスキー)は
「税金を下げ、貧困層が納税者登録、営業登録などをしやすくする」
など、具体的な政策を挙げて、貧困層の支持を増やしてきている。

ウマーラ候補に関しては他の候補が
「国有化は時代遅れ。ベネズエラのチャベスの支援を受けている」
と批判。


有力候補者による論戦をうけての世論調査も出ないまま一週間が過ぎ、
明日いよいよ投票日を迎える。



国政選挙を日曜日に控え、選挙キャンペーンが終了し、
選挙前の禁酒令中のペルー。

昨夜はラジオ、テレビで盛んに有力大統領候補者の
選挙運動終了集会の中継が行われていた。



Vamos! Fuerza! Coqueta!


ケイコ・フジモリとルイス・カスタニェーダの演説はラジオ中継を少し聴いて、
ウマーラとトレドは少しだけテレビで・・
そしてすべてのトリをとるかたちになった
ペペカ(PPK)ことペドロ・パブロ・クチンスキー候補の演説を
食い入るように見てしまった。

この人一月に立候補を表明したころは泡沫候補になりかねなかった。

支持しているのは金持ちばかり・・
二人の大統領の政権内で働いた経験があって有能なのはわかっているんだけど、
爺さんだし・・ひどい英語なまりがあって・・
まあガイジンさんがスペイン語を話しているっていう感じ。
カリスマがない・・

この人が大統領の就任演説をする姿が想像できないっていう感じだった。

実務派で、誰か別の大統領の元で働いてくれたらいいなあ・・
と思っていた。

でも、3月になってすべての社会階層の間で急激に支持を伸ばし、
どうやら決戦投票に出るんじゃないか?

っていう勢いになってきた。

そして選挙運動締めくくりの集会・・。

「この人、スペイン語うまくなったねぇー」

ケイコやトレドがアジテーター的な演説をしたのに対し、
ペペカは宣教師のような・・なんか説得させるような口調だった。
一つ一つの言葉が心に響いてきた。

そして・・実務派のいつもNo.2は・・
とんでもないオーラを発し、カリスマジジイになっていた。

ああ、この人がペルーの大統領にならなければならない・・

こういうタイプが日本を率いてくれたらいいのに・・

って・・また、バカなことを・・